’91世界陸上マラソン金メダルの谷口浩美選手が、バルセロナ五輪では「こけちゃいましたよ」の一言で全国民を感動の渦に巻き込んだ。飾らず、おごらず、常に自然体。不器用だが、真正面に精一杯頑張り抜いたマラソン人生を自らつづる。
馘首なし、定年制なし、労働組合なし…。人の「和」による人間尊重主義の経営。業界の暴れん坊が一生をささげた理想の経営のあり方に、今あらためて光を当てる。
音楽の歴史的潮流とその周辺を探る。宗教・思想、さらに文学・絵画・彫刻・建築などと深く結びついた音楽の流れを歴史的に辿り、西洋史のなかに躍動する音楽の姿を描写した。
今から200万年前、我々の祖先はすでに直立して歩き、自由な手で道具を使い、いくつかの家族で集団生活を営んでいた。彼らの外見・暮し方・生活環境は、たとえばアフリカで発見された最古の女性“ルーシー”の骨から、また石器や食べ残しの化石から、非常に具体的に再現することができる。〈サルからヒトへ〉の感動的な進化の過程を、豊富な写真と実例で解説した人類学の入門書。
生涯現役を貫き、九十三歳の天寿をまっとうした指揮者・朝比奈隆。八十歳を過ぎて人生の華を咲かせた巨匠は、稀代の“生き方上手”だった!プライヴェートの撮影を許されたカメラマンが、秘蔵写真とエッセイで明かす朝比奈流“人生の指揮法”。
一九五二年、米国が人類初の水爆実験を行った。この事実が発表される前に、核実験の危険性を警告する金星人とアダムスキーがコンタクトしたことが周知となり、世界中にUFOブームが巻き起こることになった。しかし、実は彼はその何十年も前から宇宙人と接触を続けており、真相を公表しようと試みたが世の中の理解は得られなかった。そこで一九四九年に、フィクションの形を借りて本書が発表されることとなったー。幻とも言われる彼の処女作である。
イタリア・ルネサンスの美術を知るうえで最も重要、かつ読み物としての面白さを兼ね備えたヴァザーリの『芸術家列伝』は、ダンテの『神曲』とならぶ古典として知られている。その中よりルネサンスの二大巨匠の伝記を収録。
17科目575問のオリジナル問題。科目別の出題傾向と対策。各自治体の教養択一式試験に対応。
理論と実践が見事に融合した石川メソッドによる書道入門シリーズ第3冊目。本書は、古典(手本)による真の臨書とはいかなるものか、原点に立ち返って、その疑問に答えるとともに、書体別に厳選した手本34点を通して臨書の実際を学んでいきます。
美術館やギャラリーに収まっていた芸術は、閉ざされた領域を飛び出して都市空間や地域社会へと広がっている。地域住民とアーティストの共同制作、美術教育、医療や福祉の領域での芸術活動ー近年では芸術の社会化がますます推し進められ、私たちの日常にある創造性や表現の可能性を再考する契機になっている。また、NPOとの協働など、文化政策が多様なかたちでおこなわれ、芸術文化の公共的な位置づけが見直されてきている。2000年以降の大阪の文化政策を契機に生み出された“芸術運動”の調査をもとに、文化政策の現状、創造の現場が直面した困難と可能性、制度とオルタナティヴの相互作用、労働やアクティヴィズムとの関連性などを論じて、社会を変えていく契機となる芸術活動のあり方を描き出す。
過疎・高齢化などに苦しむ地域もマーケティングの考え方を踏まえて“経営”すれば活力を取り戻せる!優れた事例の分析から見えてきた、その秘訣とは?人任せでなく、地域を何とかしたいと願う人へヒントとエールを贈ります。
推理小説研究会『モザイクの会』の男女4人が、すき好んで事件に巻き込まれるユニークな長篇ミステリー「陽の翳る街」をはじめ、盲目の教師がレインコートを取り違えられたことから始まった事件「明るい闇」や老婆が主人公のブラックミステリ「山のふところに」娘が拾ってきたダイヤの指輪から起こる奇妙な殺人事件「偽りの石」の三短篇を加えた、雨にまつわる全四篇。貴重な著者による作品ノートも収録。