ソフトウェア業界の草創期から45年間、プログラマ・研究者として、世界を舞台に新しい技術に挑み続ける筆者が語る「変革の軌跡」。
本書は初めて直接あるいは間接にしか伝わらなかったガリレイの月の素描を集成し新たに配列しなおしたものである。太陽の黒点をどう理解したものか、1611年から1613年に至るまで継続された分析もまた、優に200を超える素描や銅版画として年代順に配列してある。これによってドイツのイエズス会修道士クリストフ・シャイナーとガリレイによるアルプスをはさんだ論争が、日1日と映画のように追うことができる。ガリレイはこのとき画家仲間のロドヴィコ・チゴリの手助けを得ていた。本書によって著者はトーマス・ホッブスの『リヴァイアサン』に始まり(1999)、ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツの『モナドの窓』(2003)に続いて、図像の力を解する基本人物たちによる初期近世3部作を完結した。芸術史、科学史、哲学史にわたる類例のない、かくもマテリアル満載で、なおかつ議論の鋭角な仕事は、ここに大きな団円を迎えることとなった。
鮮烈な色彩とダイナミックな世界観で観る者を魅了する画家・狩野英子と、いまだ世界中のオマージュを集める“早熟の天才”詩人・ランボオによる、壮大なスケール感をメタファとしたコラボレーション。孤独な魂をうたう詩人・中原中也の美しい翻訳による「ランボオ詩集」に、狩野芸術の粋「別府湾の朝」を代表とする作品たちが、夢の舞台を作り上げる。
「私」という生きもののこと、ともに生きるこの世界のことを理解したい…リハビリテーションの現場に最も接する脳科学のエッセンスを、この切実な問いかけへの答えとして提供する。
精神病理学とフランス精神分析の交点から身体と芸術、そして人間のパトスと希望が浮かび上がる。治療者と患者の創造的行為としての心理療法。
フランス・オペラの美と感動の世界を探る。オペラ初心者から愛好家まで、フランス・オペラを体系的に学びたい人に最適な書。
ぼくじょうでえをかきはじめたぼくじょうぬし。ところが、めをはなしたすきに、ショーンたちがいたずらをはじめたから、さあたいへん!
2人の少年を通して殉教者の姿を描き尽くした表題作、長篇「炎のように鳥のように」ほか短篇4本を収録。
ヨーロッパ、アメリカ、日本で開発された草創期、産業用、船舶用、航空用、自動車用、戦車用、機関車用の各エンジンの中から、時代を築いた名作エンジンと迷作とも呼べる個性的なエンジンを選び、詳細なイラストとともに解説する、世界のエンジンのフィールドノート。
第1巻は、誰でも知っている近代の文豪による名作の冒頭部分をピックアップ。日本語の伝統的な縦書きの美しさを学びましょう。
第2巻は、日本の三大随筆より心に残る章段をピックアップ。日本語の伝統的な縦書きの美しさを学びましょう。