眠れない夜を過ごしているあなたへ、森からのおたよりをお届けします。明日がちょっとたのしみになる深夜ラジオのようなエッセイ集。
既存の価値観に対する攻撃とともに、ロシアでは20世紀初頭に産み落とされた前衛芸術。1917年の社会主義革命に先行したその活動は、芸術革命に呼応するものとして政治革命に同調し、昂揚する民衆のエネルギーに支えられて、芸術運動を展開してゆく。これがロシア・アヴァンギャルドと呼ばれる運動である。しかしそれはやがて、スターリン体制から「形式主義」として批判され、芸術の論理によらず粛清され抹殺されてゆく。マヤコフスキー、マレーヴィチ、メイエルホリドなど、激しい時代を生きた芸術家たちの活動に光をあて、その再評価の嚆矢となった20世紀美術史の名著。
●特集1
はじまりの交響曲ーー「第1番」の魅力
●特集2
レコ芸で出会ったこの一枚
●今月のアーティスト
イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ)
トン・コープマン(オルガン、チェンバロ、指揮)
●注目連載
舩木篤也「コントラプンクテ」
●連載
青春18ディスク「大萩康司」
レコード誕生物語「ストコフスキー指揮ロンドン響/リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》」
Viewpoints「ブラビンズ指揮/ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第7番《南極交響曲》&第9番」
※記事や付録のタイトル、内容は変わることがあります。ご了承ください。
三百八十余年前、尼子の落武者たちを財宝目当ての村人達が惨殺。二十数年前、村人三十二人を田治見家の当主・要蔵が無差別殺戮。そして今また、この呪われた村で新たな連続殺人が勃発した。平凡なサラリーマン生活を送っていた田治見家の血縁者・寺田辰弥が突如巻き込まれた血みどろな事件の真相を、はたして金田一耕助は見破れるのか?!鍾乳洞への冒険と落武者の残した財宝捜し、凄惨な殺人事件と緻密な論理性…本格探偵小説と伝奇ロマンが見事に融合、横溝文学のあらゆる魅力が縦・横・無・尽に駆け巡る迫力長編。
日本芸術界の欺瞞の歴史と、その安楽な生き方と、闘う。
「インターネット」「ワールドカップ」「茶髪」…話題の言葉を大量追加!英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ラテン語、ギリシャ語、ロシア語ですぐわかる。応用テクニックを収めたネーミングマニュアルでバリエーション無限大。知ってトクする雑学&語学事典としても使える、8か国語対照辞典。
19世紀前半、ロマン主義全盛の時代を生きた作曲家メンデルスゾーンと作家アンデルセン。生まれも容貌もまるで正反対の二人を結びつけたのは、奇跡の声を持つ歌姫だった。三者三様の想いを胸に秘め、創作活動に没頭する彼らを持ち受ける過酷な運命とは…。『結婚行進曲』や『醜いあひるの子』など、不朽の名作を生み出した芸術家たちの知られざる一面に、『怖い絵』シリーズの著者が迫る。
本書は単なる教則本、お手本集ではありません。著者の書に対する深い理解と長年にわたる指導経験を踏まえて生まれた、初心者が楽しみながら書を学ぶことのできるまったく新しいタイプの入門書です。さらに常用漢字全1945字に対応した画期的な学習システム「ブロック学習36」を併載、「石川メソッド」による学習法の集大成となっています。
あなたに起こる小さな革命、待望の続編。社会企業家という新らしい生き方を選んだ20人を紹介。
自然をしっかり見ること、それを自分の中の印画紙にしつかりと焼きつけること、デッサンをくり返すこと。そうしてできた作品はきっと胸に迫るものだ。世界的な彫刻家と画家による、気の置けない、しかし確かなものに裏付けられた「普通」の対談。カラー図版多数収載。
自動車修理工から身を起こし、「世界のホンダ」を一代で築いた日本のビジネスヒーロー、本田宗一郎。彼が自らの前半生を回顧した「私の履歴書」を中心に、人間的魅力に満ちたその生涯をたどる。後半部には、彼が社内報等に寄せた文章をもとにまとめた「本田宗一郎語録」も収録。
猫を眺めて、遊んで、珈琲を楽しむ夢のような空間「猫カフェ」。そんなカフェの個性あふれる猫たちの魅力を一冊に凝縮。日本&台湾の猫カフェ22店舗、約200匹の猫のデータ&肉球ショットも特別収録。
資産倍増とマネー・マネジメントのための卓越した手法を初めて公開。
芸術とは、たとえばオフィスに一輪の花が飾られ、それを見て誰かが美しいと感じるときに生じるコミュニケーションなのです。「人生最大のピンチは?」「子どもの感性を伸ばす方法は?」さらには、「モナリザのどこが偉大なの?」時代の最先端をゆく芸術家の問答集から浮かび上がる芸術の本質とは。
失われた建築二笑亭、半世紀を経てその謎を解明。模型写真、新資料、証言、小説を含んだ決定版。
20世紀に発表された建築・都市に関する主要な書物・論文から100件を選び、各テクストの内容を紹介しつつ批評的にレヴューを行なう。これらは「西洋近代建築」、「西洋現代建築」、「日本近代建築」、「日本現代建築」、「建築史」、「批評」、「都市」、「芸術」、「文学」、「思想」という10のカテゴリーによって整理されている。
古今の器を知り尽くした四人の骨董商が、毎日の食卓でつかいたい現代陶芸家の皿や鉢を紹介。