19世紀前半、ロマン主義全盛の時代を生きた作曲家メンデルスゾーンと作家アンデルセン。生まれも容貌もまるで正反対の二人を結びつけたのは、奇跡の声を持つ歌姫だった。三者三様の想いを胸に秘め、創作活動に没頭する彼らを持ち受ける過酷な運命とは…。『結婚行進曲』や『醜いあひるの子』など、不朽の名作を生み出した芸術家たちの知られざる一面に、『怖い絵』シリーズの著者が迫る。
レンブラントやゴッホと並び、いまやオランダを代表する画家になったフェルメール。彼には“静謐の画家”という異名が冠せられている。しかし、「なぜフェルメールの絵が静かなのか」という問題が真正面から語られたことはなく、専門書にもその理由は記されていない。本書は、フェルメールの絵における色彩や構図、モチーフ、光などへの考察をはじめ、一七世紀オランダの時代背景や精神文化に至るまでを分析し、フェルメールの静けさの謎に迫る。
すべての地域に文化の自己決定能力を。社会に重層性と活力を生み出すための拠点を構想する実践的文化論。
最近、「さえずり」と暮らしはじめました。…小鳥を巡る5つのStory。
運用資産を777倍に育てた伝説のNo.1ファンド・マネジャーが教える勝つための戦略。13年間にわたり銘柄選択のたびに書き留めていた膨大なメモから明らかになった「リンチ・メソッド」を公開。ベストセラー『ピーター・リンチの株式投資の法則』新訳版。
経済学の巨星、激突す!!「デフレ突入」「バブル崩壊」…生き残るのは米国か、日本か、EUか、中国か!?
人生をより豊かにする上質なオフ生活情報誌□■□■□日経おとなのOFF1月号□■□■□
豪華3大付録
・若冲クリアファイル
・2017年名画カレンダー
・2017年必見の美術展ハンドブック
■【Special1】2017年絶対に見逃せない美術展
ブリューゲルの傑作「バベルの塔」がやって来る
◆驚異の細部にズームイン!
ギリシャ神話を知れば名画がもっと楽しくなる
◆ミュシャ「スラヴ叙事詩」って何だ?
◆世界ビックリ画家選手権
・NO1. ヒエロニムス・ボス
・NO2. 河鍋暁斎
・NO3. ジュゼッペ・アルチンボルド
・NO4. 雪村
・NO5. アドルフ・ヴェルフリ
◆江戸時代の人気絵師対決!
京VS江戸
京都 若冲、応挙、芦雪、蕭白
江戸 北斎、春信、国芳、広重
◆西洋に浸透した北斎の底力
◆コレクターたちの草間彌生論
◆ライバルズ! すごいのはどっち?
レオナルド×ミケランジェロ
ピカソ×シャガール
マティス×ルオー
◆日本美術鑑賞のツボ
●茶碗鑑賞のツボ
名碗オールスターで知る日本人の目の付けどころ
●仏像鑑賞のツボ
仏像界の両雄そろい踏み! 運慶vs.快慶
●日本刀鑑賞のツボ
フォルムと輝き微差に目を疑らせ!
●古文書鑑賞のツボ
すぐに使える古文書解読術
◆科博は「芸術」を超えたアート館だ
大英自然史博物館vs.国立科学博物館
知られざる美術展の舞台裏 高橋明也(三菱一号館美術館館長)が教えてます。 【Special2】おとなのクラッシク入門
2017年、オペラへの招待
◆Regular
櫻井 寛が行く
・世界最長の鉄道トンネル
「ゴッタルド・ベース・トンネル」でアルプスを縦断する!
日本の誇りをつなぐ
秋田の手仕事
【Check The News! 】
■Book 人間対AIの真剣勝負
■Music バッハの第一人者が挑むベートーヴェン
“私はあなたが嫌いです。”陰湿な手紙が届き、落ち込むあゆみ。心配した太一郎がレストランへ連れ出す。太一郎が席を外した隙に知らないおじいさんが近づいてきて…表題作ほか、書き下ろし「田崎麻子の特技」、新あとがきを併録。
芸術と生活の境界に位置する広大な領域、専門的芸術家によるのでなく、非専門的芸術家によって作られ大衆によって享受される芸術、それが「限界芸術」である。五千年前のアルタミラの壁画以来、落書き、民謡、盆栽、花火、都々逸にいたるまで、暮らしを舞台に人々の心にわき上がり、ほとばしり、形を変えてきた限界芸術とは何か。その先達である柳宗悦、宮沢賢治、柳田国男らの仕事をたどり、実践例として黒岩涙香の生涯や三遊亭円朝の身振りなどを論じた、戦後日本を代表する文化論。表題作『限界芸術』に加え、芸術の領域での著者の業績がこの一冊に。
東京のボストン・コンサルティング・グループを皮切りに、若き著者は、経営コンサルタントとしての道を歩み始める。時あたかもリエンジニアリングの嵐が吹き荒れるさなか、著者は日本の大手生命保険会社をはじめ、企業の経営立て直しに奔走する。しかし、クライアントを助けるはずのコンサルタントたちは、逆にその弱点につけ込み、利用し、騙し、再建に死にもの狂いの企業からとんでもない利益をあげていた-。本書はコンサルティング業界の驚くべき内情を暴露した衝撃の手記である。
2002年から3年間に渡って発行した「子どもたちの幸せな未来」シリーズ18冊の中から、シュタイナー教育・幼児教育に関する取材、インタビュー記事の重要なポイントを一部抜粋し、テーマ別にアレンジして一冊にまとめた総集編。40のテーマに28名が登場の保存版。
三協精機製作所の50弁シリンダー・オルゴール“オルフェウス”の生演奏を録音。シンセサイザーが作るオルゴール音とは違い、懐かしくも潤いのあるサウンドで、現代人の心を癒してくれる。
人類に発生した「心」の起源に迫る野生のサイエンス。人文諸学の再構築を目的とした芸術と人類学の創造的な融合。前人未到の表現空間が今、ここに拓かれる。
宮沢賢治はその作品に鉱物を多用し、すぐれた効果をおさめた。なぜ彼は、それほどまでに石が好きになったのか?みちのくの大河、北上川の白い浅瀬には、大量の「北上川ダイヤモンド」が集積している。その結晶は、朝日や夕日をあびると、きらきらと美しく輝く。感受性に富む少年時代、彼がこの幻想的な光景に魅了されなかったはずはない…。
天使?悪魔?「ユーチューブ」とは一体何者なのか?起業にいたるプロセスを克明に描写。そのビジネスモデルと強みの源泉を大公開。なぜ世界中のハートをわしづかみにしてやまないのか、その魅力の核心に迫る。エンターテインメント業界、放送業界、広告業界との関係とその未来像が理解できる。ユーチューブの経営原理を通じて、日本経済から世界経済の流れまで、いもづる式に腑に落ちる。ウェブ2.0時代の技術特性とビジネスとの関係が明らかになる。
クラシック音楽、演劇、オペラといった芸術ビジネスの市場は縮小する一方だと言う人がいる。余暇の過ごし方の多様化や競争の激化、若者の芸術離れを嘆く人もいる。だが、本当にそうだろうか?今日、多くの芸術団体が苦境にさらされている元凶は、作品の問題ではなく、マーケティングの不足ではないだろうか。世界には、効果的なマーケティング戦略によって観客数の劇的増加を実現した団体がいくつもあるのだ。芸術界の人々は芸術の意義を強調したがるが、観客が劇場を訪れるのは、楽しみたいから、わくわくしたいからだ。芸術の楽しさを取り戻すこと。そのためには、顧客を深く理解し、適切なアプローチで鑑賞を促す必要がある。本書は、基本的・現代的なマーケティング戦略を活用し、芸術ビジネスを成功に導く効果的な方法を提示する。
美術鑑賞に王道はありません。「おもしろければ、間違っていてもよい」「美術の歴史とは、数珠つなぎになった真似の贈り物である」「美術鑑賞とは、ものごとのつながり方を考えることである」など、常識を覆す芸術鑑賞の9つの極意を伝授。さらに、ホリエモンの「お金で買えないものはない」発言に対して、画家の心はお金で買えるか、ゴヤの名作『カルロス4世の家族』を俎上に載せて論じた「お金をめぐる芸術の話」を併録した文庫オリジナル。見方を変えると名画が他人事ではなくなる、そんな美術体験に誘う素敵な入門書。