岡本太郎もイジメられっ子だった。高圧的な先生に反抗して登校拒否、一年生で四つも学校を変えるがどこにもなじめない。入った寄宿舎では子供たちから酷いイジメを受け、パリ留学の後、三十歳で入隊した軍隊では下士官に毎晩のように殴られる…。しかし、岡本太郎はくじけない。己を貫き、闘いつづける。「誤解される人の姿は美しい」と。鮮烈な印象を与えつづける岡本太郎の言葉と、秘書・養女として約五十年にわたり一挙一動を見守ってきた岡本敏子の解説の組み合わせによる、岡本太郎伝の決定版。
「複製技術時代の芸術作品」はベンヤミンの著作のなかでもっともよく知られ、ポストモダン論の嚆矢とも言われてきた。礼拝される対象から展示されるものとなり、複製技術によって大衆にさらされるようになった芸術。アウラなき世界で芸術は可能なのか。近代に訪れた決定的な知覚の変容から歴史認識の方法を探る挑戦的読解。
何やら重々しい響きと敷居の高さを感じさせる「芸術」という言葉。けれど、真の芸術とは雲上の特別な世界ではなく、人生を豊かにする最高の遊びであり、万人の「生きる力」なのである。とはいえ、鑑賞しても作品の良さがわからない、表現したくても最初の一歩が踏み出せない、そんな憧れと諦めに戸惑っている人は多いはず。絵画、音楽、写真、文筆と芸術全般を楽しむ著者が、上達への具体的ノウハウを示しながら、誰もが内に秘める「芸術欲」を満たす基本的心得を説く。日常が変わる芸術的生活への招待状。
水割り?ロック?やっぱりストレート?スコッチ?アイリッシュ?それともバーボン?「生命の水」を楽しむ。
2007年8月のシングル「永遠」から、2010年6月リリースのアルバム『STARS』までの作品から選曲したベスト・アルバム。シングルやアルバム代表曲はもちろんのこと、初回限定盤にのみ収録されていた楽曲も収めている。
ダイアモンド博士の第一作『人間はどこまでチンパンジーか?』が、最新の情報を取り入れてより読みやすくコンパクトに!『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』のテーマがこの1冊に凝縮!「人間とは何か」を問う知的冒険の一冊!
難関級合格のための、厳選された大問1形式500問。過去問に加え、オリジナル模擬テスト4回分収録。
壮大な歴史絵巻ももとは電子の席取り合戦から!?化学と元素周期表に萌えるひと必読!全米ベストセラーにもなった出色のポピュラー・サイエンス。
新世代ショートショート作家の旗手、単行本2弾!奇想天外な20編。
生涯賃金も加えた第2弾!!日本の職業375種!サラリーマン系職種も登場し、さらにレベルUPした新世代職業ガイド。
正解のない時代を生き抜くために必須のチカラ。「比べる」「作る」「意味を知っている」一生役立つ3つの武器が身につく!!
とても美しくて、あまりにも深遠で、ものすごく役に立つ。ハマると深い、あなたの知らない数学の世界。娯楽数学入門究極読物!
日本再生のカギは芸術文化立国をめざすところにある!著者は人気劇作家・演出家として日本各地をまわり、また芸術文化行政について活発に発言する論客として知られる。精神の健康、経済再生、教育等の面から、日本人に今、いかに芸術が必要か、文化予算はどう使われるべきかを、体験とデータをもとに緻密に論証する。真に実効性ある芸術文化政策を提言する画期的なヴィジョンの書。これは芸術の観点から考えた構造改革だ。
日本人にいちばん愛されるブルゴーニュの、「素直に美味しい」「お買い得」「旬で穴場」な生産者30人を厳選。ワイン愛好家待望のガイド。
妻の失踪を皮切りに、緒方隆雄の人生は悪いほうへ悪いほうへと雪崩れる。失職、病、路上生活、強盗致死…。二〇〇八年六月八日午前九時。五年の刑期を終えて、緒方は滋賀刑務所を出所する。愛も希望も潰えた。残されたのは、凡てからの自由。たった一人、この世の果てへと歩き出す。衝撃のラストが待ち受けるー。魂を震わす、慟哭の物語。
前衛芸術家として世界の美術界の頂点に君臨する草間彌生。一九五七年に単身渡米し、七三年に帰国してから現在にいたるまで、国内はもちろん世界各国の美術館で大規模な個展が開催されており、多くのファンを魅了し続けている。「私は人の影響を受けたことがありません。自分自身の芸術を信じているからです」「私はこの水玉一つで立ち向かってやる。これに一切を賭けて、歴史に反旗をひるがえすつもりでいた」など、草間彌生がこれまでに発してきた数々の言葉から、自らの闘いの軌道と哲学を語った初の新書。
海外で高く評価され、作品が高額で取引される村上隆。彼が他の日本人アーティストと大きく違ったのは、作品性の高さのみならず、欧米の芸術構造を徹底的に分析し、世界基準の戦略を立てたこと。作品をブランド化する方法、プレゼンテーションの秘訣、才能を限界まで引き出す方法…。稀代の芸術家が熱い情熱と冷静な分析をもって語る必読の芸術論。
子どもが生まれてから大学受験するまでの18年間、徹底的に寄り添い、絵本の購入、習い事、塾の費用、学校の授業料、参考書の購入など、できる限りの「お金」と「時間」を使ってきた結果、4人の子どもは東大合格。子どもの未来を決めるのは、親の「お金」と「時間」の使い方と断言する著者が、その秘密を全公開!
「『動的平衡』の生命論と『理想の組織』の共通点とは」「フェルメールの絵画とストラディヴァリのヴァイオリン、この2つが持っているものとは何か」「親世代の記憶は子ども世代に遺伝するか」など、さまざまなトピックから、生命の不思議に誘うベストセラー第三弾を新書化。さらに、新型コロナウイルスについての新章を追加。組織論や芸術論にまで縦横無尽に話が展開する「福岡ハカセの生命理論」をぜひご堪能ください。
人間らしさとはなにか?どこがユニークなのか?先端科学の解答がここにある。意識、言語、社会、倫理、芸術、コミュニケーション、心と体、サイボーグ化ー“人間”に秘められた大いなる謎を明かすべく、脳神経科学の第一人者が、満を持して放つ渾身の書。人間探究のサイエンスとしての脳科学の到達点。