とても美しくて、あまりにも深遠で、ものすごく役に立つ。ハマると深い、あなたの知らない数学の世界。娯楽数学入門究極読物!
味噌、醤油、ヨーグルト、日本酒、ワインなど、世界中にある発酵食品。著者はあるきっかけで“発酵”に魅せられ、日本だけでなく世界各地に伝承された美味なる食品を求めて旅をした。発酵の仕組みや人間と微生物との関わりを学ぶ中で発見したのは、発酵には未来と過去があり、“微生物と人間の共存”は社会を見直すキーワードそのものだったということ。生物学、哲学、芸術、文化人類学などの専門用語を平易に解説。
これは神の筆遣い!写実絵画の殿堂「ホキ美術館」の館蔵品から紹介する、精緻で、超リアルな『風景画集』。
江戸時代に生まれた怪談集の原点は、ここにあったー。織田信長、明智光秀ら有名武将にまつわるものから、京の都に出没する化け物、城に起こる怪奇現象に、町衆が恐れた祟りの噂まで、乱世を生きた人々が遺す、奇妙な物語。
アナトリー・ヴェデルニコフの芸術(17CD)
ソ連ものに強いイギリスのスクリベンダム・レーベルから、アナトリー・ヴェデルニコフの17枚組セットが登場。諸事情あってオモテ舞台にはあまり出なかったヴェデルニコフですが、その演奏の独特な魅力によって、マニアの間ではカルト的なピアニストとして有名な存在。
ヴェデルニコフはハルビンの生まれで、満洲や中国、日本で初期のキャリアを築き、東京に8か月間滞在してレオ・シロタのもとで腕をあげるなど、日本とも縁の深い人物。
その演奏は、揺るぎのない高度な技巧により、感情におもねることなく作品の姿を明確に示すのが特徴で、背景にはヴェデルニコフが非常に研究熱心で、たとえばバッハのパルティータを録音するために、カンタータ全曲を勉強するなど、その方法は時間と手間をかけた徹底的なものだったと言います。
実際、ヴェデルニコフのバッハ録音は峻厳な素晴らしい演奏ですし、自身のヴァージョンによる尖鋭な『ペトルーシュカ』(ペトルーシュカの死と亡霊も含む)や、独特の抒情が際立つ『月光ソナタ』、凄まじい迫力のプロコフィエフ『悪魔的暗示』など、作品に応じて突き詰められたスタイルは、バロックから現代にいたる幅広い作品を見事な説得力で聴かせます。特に20世紀音楽については、政府受けが悪い作品でも熱心にとりあげ、それが原因で長きに渡って文化省の不興を買い、活動範囲が限定される要因にもなっていましたが、ヴェデルニコフは方針を改めたりはしませんでした。
そうした政府による制限もあって、自分の不運をぼやきがちだったヴェデルニコフですが、同じく父親を処刑されていた妻のオリガとは、半世紀に渡って結婚生活を維持し、息子ユーリも立派な画家に育つなど、私生活にはとても恵まれていたようです。
ヴェデルニコフが半世紀に渡って住み続けた別荘(ダーチャ、下の画像)は、オリガの父、哲学者のゲッケルがモスクワ近郊のクリャーズマに建てた古い物件で、冬はとても寒かったものの、ヴェデルニコフはそこで音楽の研究に加えて、哲学や文学に親しみ、英語やフランス語も習得、アメリカやイギリスのラジオを聞き、健康維持も兼ねてヨガに興じてもいました(このページ最後の画像)。
略年表1920
■ハルビンで誕生。両親はモスクワから来たロシア人。当時のハルビンはロシア人が半数を占める街。1926
■ハルビンでピアノのレッスンを開始。教師はヴェラ・ディロン。1933
■ハルビン高等音楽院を13歳で首席で卒業。満洲、中国などで演奏活動を開始。天才少年ピアニストとして人気。1935
■東京でレオ・シロタに師事。演奏会、放送にも多数出演。1936
■モスクワに転居。すぐには住居が見つからず、夏だったこともあり、家族はしばらく馬車で生活。
■モスクワ音楽院でネイガウスに師事。1937
■初のレコーディング。
■新入生で5歳年長のリヒテルと親交。4手ピアノ・コンサートも開催。
■両親が逮捕、父親は銃殺、母親は強制収容所行き。1938
■オリガの父親が逮捕、銃殺。1941
■親友リヒテルの父親逮捕、銃殺。
■オリガの母親と姉妹3人が逮捕され強制収容所行き。
■ネイガウス逮捕。1942
■音楽マネジメント組織「モスコンツェルト」にピアニストとして登録。
■オリガと結婚。1943
■長男ユーリ誕生。1944
■ネイガウス、モスクワに復帰。1945
■全ソ連音楽家コンクールで予選落ち。ネイガウスによる低評価が原因。優勝はメルジャーノフとリヒテル。1959
■グネーシン研究所に配属。グートマンの尽力。1963
■グネーシン研究所で准教授に昇進。
■ソ連生活27年目で初の海外ツアー(東側)実施。1980
■モスクワ音楽院に配属。メルジャーノフの尽力。
■初の西側ツアー実施。1983
■ソ連政府より「ロシア共和国功労芸術家」の称号を叙勲。1990
■文化省の公式代表団
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