戦前は門外不出とされた合気道の技と精神を、植芝盛平開祖自身が監修し、現道主・植芝吉祥丸道場長(当時)が執筆した合気道最初の記念碑的出版が本書である。歴史的事実に変化はあっても、本書が説く合気道の妙術と神髄は今も新しく、男女壮幼・世界の愛好者150万といわれる現代の武道・合気道の原点を示している。絶版後40年、多数の熱望に応える完全復刻版。
ブラームス没後100年を記念して永く名著として評価の高いガイリンガー著の伝記!!生い立ちからの考証、作品評価、その人間性を詳細に述べたブラームス愛好家の必読書。
本書は『線描芸術(アルス・リネアンディ)』の基本フォルム、即ち、波や組紐文や結び等と取り組みます。その大部分はランゴバルドの石工芸術や、ケルトの写本芸術の精神的なフォルムの規範を拠りどころとしていますが、さらに新しい形象を目指すものです。
人間はなぜ文化をもったのか。人類は600万年前に進化の系統樹から猿と分かれ「心」を進化させた。文字や石器の登場以前の先史時代に、人類はその心で何を見て、何を考えていたのか?心のシステムを解明する進化心理学と、認知考古学の最新データを駆使して、心の世界へ新たな扉を開ける。芸術・宗教・科学の起源。
かわいい子どもたちとの遊びを通して、リハビリテーションをしてみましょう。本書は、楽しみながら全部の指を使い、頭をフル回転させるおもちゃ作りとゲームを集大成した、老化防止にもってこいの一冊です。
特定の立場に片寄らずに、談話分析の全貌を多角的に概説。キーワード、課題、参考文献の紹介、豊富な例文や、図表・写真・漫画などで学習の理解と発展を促す。談話分析の入門書として最適。
20世紀は映像の世紀である。映画や写真などの複製芸術はどんな可能性をはらんでいるのか。巨大な思想家ベンヤミンの刺激あふれる先駆的映像芸術論。
芸術と生活の境界に位置する広大な領域、専門的芸術家によるのでなく、非専門的芸術家によって作られ大衆によって享受される芸術、それが「限界芸術」である。五千年前のアルタミラの壁画以来、落書き、民謡、盆栽、花火、都々逸にいたるまで、暮らしを舞台に人々の心にわき上がり、ほとばしり、形を変えてきた限界芸術とは何か。その先達である柳宗悦、宮沢賢治、柳田国男らの仕事をたどり、実践例として黒岩涙香の生涯や三遊亭円朝の身振りなどを論じた、戦後日本を代表する文化論。表題作『限界芸術』に加え、芸術の領域での著者の業績がこの一冊に。
「個」の精神世界の語り得ぬ深奥ー人間の内なる「野性」の発見。十余年にわたるフィールドワークをとおして得た貴重な“体験”をシャーマニズム的世界とアートに共通する“官能”的世界を言語化!異質なコミュニケーションに「愛の論理」を探る“公案”的パロール。