西欧芸術家に関する澁澤の数知れぬエッセイを一堂に集め、生年順に並べて総覧にした文庫オリジナル集成。下巻は、シュルレアリスムの中でも異才を放ったベルメール、そしてダリ、フィニー、バルテュス、スワンベルクなどが続き、現代のワイエスにたどり着く。その他、幻想美術、だまし絵、悪魔、裸婦などのテーマ美術論と、演劇や音楽の芸術論も収録する。
西欧芸術家に関する澁澤の数知れぬエッセイを一堂に集め、生年順に並べて総覧にした文庫オリジナル集成。ルネサンスのボッティチェリからゴヤ、モロー、ルドン、クリムトなどの個性の強い画家たちを経て、著者の本領である二十世紀シュルレアリスムーピカソ、デュシャン、キリコ、エルンスト、デルヴォー、マグリットなどを収録する。
芸術はいかにして“神”となったのか。宗教に代わる新しい支配原理となっていった芸術の思想を、民族、歴史、文化などの問題とからめて論じていく。
“遊び”の創造で育てあい、育ちあう。
公務員として知っておきたい、芸術センス・行動美学・人生の機微・その他。
「伝統」を守った男は、なぜ「ポルノ」映画の監督になったのか。豪放と虚栄、奢侈と零落…芸術の落とし子は自らが時代を体現していた。
ルネサンスを彩った天才から凡才まで、80人の芸術家の数奇な物語。
社会主義リアリズムはアヴァンギャルドの精神から生まれた!ロシア・アヴァンギャルドはスターリン権力によって闇に葬られたという通説を打ち破り、現代ロシア文化の最先端を解読する。
古事記、万葉集、源氏物語、保元物語、日蓮、徒然草、南総里見八犬伝、歌川国芳、河口慧海、幸田露伴、山田美妙、種田山頭火、小津安二郎、西馬音内盆踊り…。日本の歴史に名を刻んだ偉業は、同時にこの「日本」を内奥から突き破るかのごとき破格の挑戦でもあった!「この島国に居ながらにして平然と外部へ飛び出していった者たち」を召喚し、古代の記紀神話から21世紀のIT社会にまで連なる、文学・芸術の知られざる系譜を縦横無尽に語りつくす!
さまざまな国の文化政策と、日本の演劇制度の歴史から、文化環境の最前線を考える、必読書の誕生。
地域的アイデンティティと独創性の相剋。フィジーの若い画家達の葛藤と創作の日々を人類学者が克明に綴る。絵画がうまれる場に立ちあえる本。収録図表約130点。