詩を使って身体を解剖し、機能を開拓するー20世紀最大の詩人ポール・ヴァレリーが夢見た「純粋性」とは何だったのか。『カイエ』等の膨大な断片から、作品論、時間論、身体論を再構成する作業を通じて、その謎に迫る。気鋭の研究者による画期的なヴァレリー論。
1930年代の新興写真に端を発したモダニズム史観では捉えきれない、日本の写真表現の多様性を念頭に置き、日本の写真の歴史的な展開を読み直す。
日本再生のカギは芸術文化立国をめざすところにある!著者は人気劇作家・演出家として日本各地をまわり、また芸術文化行政について活発に発言する論客として知られる。精神の健康、経済再生、教育等の面から、日本人に今、いかに芸術が必要か、文化予算はどう使われるべきかを、体験とデータをもとに緻密に論証する。真に実効性ある芸術文化政策を提言する画期的なヴィジョンの書。これは芸術の観点から考えた構造改革だ。
最果タヒ、待望の初エッセイ集。
ソウルの目玉、ザハの「東大門」からパリのフード・デザインと2000頭の「食材見本市」、ロンドンのもうひとつの「オリンピックレガシー」、街角のビストロでアート、ナントの「リュー・ユニック」。非日常/日常のツーリズムデザインの仕掛けが満載。「ハコモノ」から「ありのまま」まで、世界にちらばるツーリズムの仕掛けを巡る旅。
総合型選抜・学校推薦型選抜の面接の秘訣がこの1冊に!!面接で頻出の質問50を徹底解剖。質問のポイントが一目でわかる「合格する回答」。他に学部系統別の質問、時事的内容も充実。
本書は「数式のない数学の本」です。大半の記事にはただひとつの数式も出てきません。数学とは数式のことではないのか、そんな数学なら見たくもない、という人々を仮想的読者としています。しかし、実際にはどこかで数学に興味を示さずにはいられない。そんなあなたの感性や知的欲求に応えるために、読み物としての数学、を試みました。
集中力を無視したら集中できる。演劇的アプローチによる集中力の“作り方”と“使い方”を物語形式で紹介。創造性を高める集中力のひみつは“感受性の集中”と“論理性の集中”にある!
「青春は無限に明るく、また無限に暗い。」-岡本太郎にとって、青春とは何だったのか。パリでの旺盛な芸術活動、交遊、そしてロマンス…。母かの子・父一平との特異ではあるが、敬愛に満ちた生活。これらの体験が育んだ女性観。孤絶をおそれることなく、情熱を武器に疾走する、爆発前夜の岡本太郎の姿がここにある。
半世紀を経て、ついに日本語版が誕生。オリヴァー・スタットラーが出会った29人の版画家たち。
全16学部をキャラクター化して紹介!どんなことを学ぶの?どんな人がいるの?大学生400名に聞いた「あるある〜!」な真のキャンパスライフ。気になるデータも収録!!カリキュラム学費・進路・資格・検定…etc.大学生協とのコラボ!!
年に1回、上野の美術館で開催されていた読売アンデパンダン展。それは、出品料さえ払えば誰でも出品できる無審査の展覧会で、1960年代には絵の具とガラクタと青年たちの肉体と頭脳とが灼熱した坩堝だった。当時、出品作家でもあった著者が、目撃者として、作品や読売アンデパンダンで培養されつつあった不確定性の芸術〈ハプニング〉について描く。
「用の美」と鉢そのものの美しさ。時代や素材の質感が醸し出す深遠な世界観や、釉薬と窯変で表現される陶匠の美など、土と炎が織りなす神秘によって気鋭の盆栽家・小林國雄を虜にした盆器の数々-。
あなたも、絵と言葉に命の輝きを感じてください。
美術制作の基礎的な技法やしくみがわかる。日本美術の魅力が満載。話題の芸術家の作品と生き方に触れる。美術史上の主要な出来事が学べる。デザイン、工芸、建築の豊富な図版。イラストやジオラマを使ったわかりやすい資料。