ヨーロッパ文明の基層、ラテン語の世界を案内する、知的雑談満載のイツミ教授のラテン語講義。よく引用されるラテン語名句の話から文法の初歩へと導く読み物風入門。
紀元後449年にゲルマン民族のアングロ・サクソン部族がヨーロッパ大陸からブリテン島へ渡来して英語の歴史が始まった。以来現在までのおよそ1500年間に、英語は実に大規模かつ多様な変化をなしとげた。さながら英語は言語変化の生きた博物館である。本書はこれらの変化の動態を、新しい研究成果も随所に採り入れながら、借用語、文字と音声、屈折語尾、統語法の各部門にわたって著者みずからの言葉で力強く語った英語発達史である。
二人の若い紳士が、ぴかぴかする鉄砲をかついで、山奥を歩いているうちに、道に迷ってしまいました。しかも風がどうと吹いてきて、ざわざわとすすきが鳴っています。ふと後ろを見ますと、立派な一軒の家がありました。玄関には、RESTAURANT西洋料理店WILDCATHOUSE山猫軒という札がでています。…本書には、ご存じ「注文の多い料理店」のほか、なめとこ山の熊、ほら熊学校をそつぎょうした三人、ツェねずみ、よだかの星、とっこべとら子、山男の四月、毒もみのすきな署長さん、を収録しています。
その学者先生のおやしきは、たいそう大きくて、長い廊下やドアが続いていて、がらんとした部屋がたくさんありました。「家の中を探検しようよ」、そうピーターがいうと、ほかの三人の兄弟も、さんせいしました。次から次へと部屋をまわり、ある部屋にルーシィだけが残りました。大きな衣装ダンスしかないので、みんな出ていってしまったのです。ドアをあけると、タンスの中に、毛皮の外套が何枚も吊るさがっています。ルーシィはタンスの中に入りました。まっくらな中に、二列めの外套がぶるさがっています。それをかきわけ、二足三足、ふみこんでいきました。すると…。ルーシィは、知らぬ間にナルニアの森に入り込んでいたのです。偉大なライオンのアスランがおさめるナルニア国で、ピーターやルーシィたちが白い魔女と戦う傑作ファンタジー。
英単語は、漢字の偏と旁のごとく、「接頭辞+語根+接尾辞」から成り立つ。そのうちの語根に着目することが語彙力増強のカナメであるという。造語力の高い560余りの語根を見出し語に立て、共通語根の英単語を配してそれぞれの語の構成が一目でわかる工夫をほどこした、画期的な単語辞典。
童謡、クリスマスソングからフォークソング、ポップスまで、やさしい英語のうた25曲を紹介した絵本。うたを通じて、英語の音の流れが自然に身につく。あそびうたには振りつけのイラスト付き。小学校全般向き。
1990年代以降の新語・新語義を1万以上採録。特に最新のコンピュータ・インターネット用語を多数採録し、基本的な語には用例をつけた。収録語句25万5000余。
この絵本のお話は、中国で生まれた伝説です。七夕は、日本の「棚機女」という行事に、織女星と牽牛星の伝説、そして中国から伝わった「乞巧奠」という行事があわさったものといわれています。
本書は、音読トレーニングによって、英語の上級回路作りをするためのものです。トレーニングの題材は、「英語1」の検定済高校教科書から厳選したものです。
本書では、従来の「伝承折り紙」ばかりではなく、著者の海外交流経験をもとに、人気があって、なおかつ気軽に折れる作品を集めました。
渡部昇一45年の軌跡。「文献学とは人間の精神によって生み出されたもの、すなわち認識されたものの認識である」をモットーに、英語史・英文法史・語源学から英語教育・英文学、さらには漢詩から進化論まで、縦横無尽の筆を揮った渡部教授の珠玉の論考(単行本未収録)を上下2巻に収める。
本書は、詳しい解説と780問という他に類を見ない多量の問題で、問題を解きながら正しいステップで文法を考えられるようになることを目標にしている。また、TOEICの類書の中では珍しく、文法項目を網羅した問題集になっている。
日本語には、この国の風土を考える「鍵」があるー。漢字の驚くべき力、「感じる」言葉と「見る」言葉、カタカナ語の不思議、そして島国独特の高度な適応力と外国観…。国語教育の問題から英語第二公用語論、さらには対米戦略まで、日本語を愛してやまぬ碩学三人が、日本の将来像を深く真剣に語り合った白熱の二十時間。
なぜハムレットは復讐を逡巡するのか。書かれた時代の文脈に即して作品を読み解くことから、これまでの常識を覆すハムレット像が描き出される。第一人者と気鋭の研究者のコンビが、最新の研究成果を駆使して謎解きに挑んだ待望の注釈と解説。