「あのー…かけそば…一人前なのですが…よろしいでしょうか」ある大晦日の札幌の町。そば屋「北海亭」では忙しい一日が終わり、そろそろ店じまいを始めようとしたその時、おずおずと三人連れの母子が戸口に現れた…。日本中の熱い涙を誘った感動の名作「一杯のかけそば」を初めとする、優しくて切ない、紙芝居の様な童話8篇。
蕎麦の美味しさは三たてにあるといわれます。碾きたて、打ちたて、茹でたて、の三たてでございます。…私がお客様のお宅にお伺いし、その場で打たせていただき、茹で上げるわけですので、これ以上の「たて」はございません。…。気鋭の工業デザイナーから一転、自然農法による百姓生活を経て、蕎麦打ちになるまでの心の気跡。
本書は、21年間にわたり天皇や皇后さまをお側で拝見してきた著者が、1年365日の歳時記を通してみた日々の心づかい、生のお声、感動を描きだした。ご結婚やご出産、外国訪問中の晩餐会といった「ハレのお姿」の報道が目立つなか、あまり一般には知られていない「日常の本当のお姿」にスポットを当てたものである。
『サライ』の2大特集「蕎麦屋の玉子焼」、「蕎麦屋で一杯」が待望、一冊の単行本に!玉子焼、板わさ、鴨焼きから蕎麦味噌まで…蕎麦屋で粋に飲む手引書です。
あるひうちにかえると、ぼくのかっているとりのワゾーがいなくなっていた。そしてテーブルのうえには、こんなてがみがのこされていたんだ。きっとみずのそば。
高校生の暁と10歳年上の疾哉は恋人同士。刑事である疾哉の激務ゆえ会うこともままならない二人だが、久しぶりのデートの最中に死体を発見してしまう。疾哉は自ら事件の捜査にあたるが、若いエリート刑事・桐島は何故か執拗に疾哉を疑う。一方、翠の家には毎日のように「愛している…」と囁くストーカーらしき男からの不審な電話が…事件を超えるたび、なお深く強くなる、暁と疾哉のピュアなラブ・ストーリー。
秋原健一、製薬会社課長、四十三歳。波多野妙子、調理師専門学校講師、三十歳。二人は京浜急行の中で出会い、蕎麦屋でせいろを食べ、ホテルでただTVを見るー。(「蕎麦屋の恋」)姫野カオルコが描く、六つの「非・恋愛小説」。
「ぶぶチャチャ」は、今のこの時代に子どもにとって何が大切か、次の時代に大人として何を伝えるべきか、を考えて企画されました。大人になると忘れてしまった気持ちをチャチャは思い出させてくれます。少し想像してみてください。チャチャみたいな存在がいたら、もう一度子どもに戻りたくありませんか?NHK-BS2で大人気放映中!ディズニーチャンネルアジアでも放映決定の完全オリジナルストーリー。
活字ギャンブルの頂点!博奕には、「不思議」が確かに存在する。
恐怖は、すぐそばの日常に潜むー。自分を捨てた男を見返すため涙ぐましい努力をし、理想的容姿を手に入れた佐山ゆかり。職場も住居も替えて新生活をはじめた彼女に、悪質なストーカーがつきまとう!そいつの正体は?そして、ゆかりを守るため隣人の女性がとった意外な行動とは!?(表題作)。女性作家が同性の心理を濃やかに描きだすオリジナル作品集。
米づくりとそばづくりの方法を紹介。古代米をバケツでつくる方法もわかる。
本書は、科学的根拠に基づいて蕎麦を見直すものである。欧米では日常的な食品であるパンについて、それぞれの分野において細部に至るまで研究されてきた。同様に日本人の日常食である蕎麦も、いつの間にか多くの方々によるそれぞれの洞察を得て、小麦の科学水準に匹敵し得る域にまで来ている。日本蕎麦は大勢の方にもっと解釈される時がやってきた。日本の伝統食品「蕎麦」を扱う者の道として、追求を重ね上げることが科学だと信じ、それが専門職と蕎麦好きの人びとに平等に射し込む光となることを希望している。
「キミを迎える世界はこんなステキなところだよ。キミを迎えるボクたちは、全力でキミを守るよ。ようこそ、この世の中へ!」、そんな祝福に満ちた絵本。
「朝の読書」で人気の作家が読書の面白さを語る33篇。君を待つ一冊がきっとある。