「関所」「装物所」「高野山」「渡辺綱」これどんな場所?「分けるとひとり」は漢字でどう書く?「焦慮い」は何と読む?日本語の幅の広さと楽しさ、道具としての素晴らしさに注目して「言葉の達人」がつくった国語問題集。どの問題も必ず、言葉の知識や面白さにつながっていて、言葉で遊び、笑ううちにいつしか日本語に強くなる本。
金が敵の世の中ならば、強請りたかりも渡世の智恵。美人局はお手のもの、女が放ってはおけない色男・片岡直次郎。何の因果か貧乏御家人の入り婿に。妻のあやのはめっぽう美人の世間知らず。北原亜以子版・六花撰の面々がおりなす江戸悪党譚。
さいしょのかいぬしと別れ、えりさんの家族となったディロン。思いやり、信頼しあうことで、二人の世界はどんどん変わっていきました…。日本では、まだ数少ないセラピー犬となったディロンと、そのパートナーえりさんとの、本当にあった物語。
生きている者と死んだ者とのあいだに本当のつながりやコミュニケーションが存在した!死んだあの人はどうなった?天国はあるの?全米ヒットテレビシリーズ『ミディアム』のもとになったアリソン・デュボアからのとっておきのメッセージ。
お正月にはお屠蘇を飲み、おみくじを引いては木の枝に結びつけ、厄年には厄払いをする。結婚式は大安を選び、友引の葬式は避け、大晦日には蕎麦を食べる…。われわれ日本人は、ジンクスで不運を避けつつ、縁起を担ぐのが好きだ。どうせ気になるのなら、その由来やルーツを知って上手に縁起を担ごう、というのが本書のねらいである。歴史の試練に耐えた生活の智恵が満載の本。
池波正太郎が食べ歩いた店。ぐるっと東京36。
そばは江戸食を代表する粋な食べ物であり、その伝統は江戸前と呼ばれるうなぎや握りずし、天ぷらよりもはるかに長い。幕末頃、江戸のそば屋の数は四〇〇〇軒近くまで膨れあがったといわれる。本書では、江戸・明治・大正から連綿と受け継がれる老舗そば屋の系譜を辿り、江戸以来のそば屋の伝統を顧みる。
世継ぎなきはお家断絶。苛烈な幕法に苦しむ大名旗本は、秘かに妾屋を訪れた。そんな稼業を営む山城屋昼兵衛の元に、ある日、仙台藩主の側室の求めが。だが、それを機に将軍継嗣にも絡む大規模なお家騒動が勃発。巻き込まれた昼兵衛は、側室を守る大月新左衛門と共に、大藩との熾烈な暗闘を繰り広げるー。人気沸騰の著者が放つ新シリーズ第一弾。
ノスタルジックな銭湯×酒エッセイが全10話。『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』の久住昌之が描く、楽酔エッセイ。
妾屋昼兵衛の口利きで老舗両替商の用心棒になった大月新左衛門は、働きを認められ妾の護衛を任される。だがそれは、苦難の闘いの始まりだった。江戸では、表沙汰にできぬ盗難事件が多発。裏には、将軍家斉の鬱屈に絡んだ陰謀が。嗤う妾と、仕掛ける黒幕。否応なくのみ込まれていく昼兵衛と新左衛門は、危難を振り払えるか?疾風怒涛の第二弾。
元南町奉行所の同心で、今は屋台の蕎麦売りの菊薗平次郎は、同心時代に捕らえ死罪になった男の遺児・長太郎の逆恨みに遭い、妻と娘を殺害された。しかし二人を殺害した後、江戸を出奔したはずの長太郎がどうやら江戸に姿を現したらしい。最愛の二人を殺した男に対し、真っ当な人生を歩んでいるのならば、もう咎める事はしないと考えた平次郎。だが、長太郎の周囲では非道な盗賊の姿がみえはじめ、平次郎は探索を始める事にー。今際の際に遺された妻からの言葉を胸に、平次郎は恨みの連鎖を裁ち切る事ができるのか!?大好評シリーズ、堂々の完結。
秘書のモーリーンの働く会社がプロジェクトに失敗した。状況からして、ライバル会社による買収を望む内部の者が妨害工作をたくらんだ疑いが強い。そんなとき、モーリーンの自宅のとなりに男性が越してきた。同じ会社の新顔、ジェイク・エドワーズだ。オフィスでばったり会ったときから惹かれるものを感じていたが、ジェイクの行動にはどこか謎めいたところがあった。もしかすると、例の妨害工作にからんでいるのかもしれない…。恋心と疑念のあいだをさまよいながら、モーリーンは彼のようすを探ってみることにした。
原子力界の重鎮が事故の全貌に迫る。TMI、チェルノブイリから読み解く真実。