二一歳の青年を一冊の雑誌記事がそばの世界へ惹き付けた。三〇年の時を経て青年は蕎麦打ち名人となり、人生と経験を本音で語り始める。「そばの楽しみは麺のみにあらず」-伝統に学び革新を目指す、そば職人の第一人者が、ソバの実を使い、そばの粉を駆使して、従来の蕎麦のイメージにとらわれないそば料理の数々と秘密のレシピ、そして極めた蕎麦の打ち方を、「そばの力」に押され、惜しげもなく紹介する。その明るい語り口が、きっとあなたをそば好きの楽しい人生に導いてくれる。
長い年月をかけて磨かれた職人の技、暖簾ごとに異なる流儀。喉ごしがよく、歯切れのよい江戸蕎麦は日本が誇る文化だ。元「有楽町・更科」の4代目店主が、普段は覗くことができない暖簾の内側から、江戸蕎麦の奥深い世界へと誘う。好評の『蕎麦屋のしきたり』に続く第2弾。蕎麦通ならば知っておきたい蘊蓄をたっぷりどうぞ。
一皿50円から作れる究極のB級グルメ!『もやしだけ』『富士宮焼きそば』『海の家風』『高級中華料理店風』etc.無限に広がる“焼きそば”のバリエーション。
高校3年生の理英は、父親の再婚でクラスメイトの順之と義理の兄弟になる。文武両道で人当たりも良い順之と友達になりたかった理英はこれで順之と仲良くなれると喜ぶ。しかし、何故か順之は理英にだけ冷たくて…。そんなある日、両親が新婚旅行に行くため、二人っきりで一週間を過ごすことになるが!?加筆修正・書き下ろしをプラスしたシリーズ第1弾!!ピュアLOVEストーリー。
看取りの形はそれぞれ違っても、家族を大切に思う気持ちは必ず伝わるー。そんな看取りを実践している柴田久美子と「なごみの里」。彼女たち「看取り師」への丹念な取材から、看取りの知恵と、看取ることの意味を探る。旅立つ人のためだけでなく、私たち自身のための「看取り」。
お笑い芸人が「営業」「前説」「客いじり」で鍛えた鉄板フレーズを大公開!学校・会社・飲み会で口に出せば、今より100倍ウケる。
関西の旨い蕎麦屋第二弾。101軒すべてが初登場。
スタイリスト・長谷崎大地は、人気小説家「佐藤義隆」の作品のビジュアル化企画に携わることになった。義隆の、極上の容姿と小説と料理以外は無頓着な性格、年上とは思えない癒し系の雰囲気に大地はすっかり惚れてしまう。そこで義隆のイメージを掴みたいからと同居に持ち込み、隙あらば淫らな悪戯を仕掛ける。だが義隆は、行為は受け入れるくせに付き合う事は嫌がり…。
蕎麦、その魅力のすべて。歴史、栽培、全国の蕎麦産地の風土、料理法など蕎麦にまつわる情報と全国の名店115軒を地域別に詳細にガイド。
「政治家は与野党を問わず嘘っぱちの公約のラッパを吹き、国民はあんな嘘っぱちをいってやがらあ、とニヤニヤしながらこれを聞き、吹くほうはそれをまた承知の上で吹きたてー」、時は移れど、人間の本質は変わらない。世相から(わかっちゃいるけどやめられない)マージャン・酒・煙草、風山房での日記まで、単行本未収録エッセイ。
てんぐは生きている。むかし、かむろというやまんなかに、じいさまとばあさまがすんでおった。あるはるのひのこと。ふたりがわらびをつんでいると、うらのはやしでえだのおれるおとがして…。山形県新庄市が主催した「新・昔話」で受賞したお話を絵本化。
忠臣蔵の四十七士が討ち入り前に集合したのはうどん屋だったのか、蕎麦屋だったのか?日本における蕎麦の歴史は古く、縄文時代にさかのぼるが、現在の私たちが知る蕎麦(蕎麦切り)が広く食されるようになったのは江戸時代初期。うどんに替わって江戸の町に定着したのは十八世紀中頃、明和・安永以後である。蕎麦が江戸の人々にとって欠かすことのできない食べ物になっていく様子を、川柳、歌舞伎、落語などから愉しくさぐる。
私は豪州を拠点にする「常打ち賭人」。知り合いの美人ディーラーが博奕場で凌辱された。一歩引けば、そこは奈落の世界。ふたりが仕掛けた乾坤一擲の大勝負の行方は?「人は負ける。いつかどこかで必ず負ける。大切なのは、その負けをいかに打たれ越すかだ」。カジノという非日常空間で蠧く魑魅魍魎たちを圧倒的なリアリティで活写した、阿佐田哲也を超える賭博文学の最高峰がついに誕生。
胸のなかで励ましてくれる、あたたかい存在に気づいていますか?悲しくてせつない…、でも元気をくれる本。
そばは江戸食を代表する粋な食べ物であり、その伝統は江戸前と呼ばれるうなぎや握りずし、天ぷらよりもはるかに長い。幕末頃、江戸のそば屋の数は四〇〇〇軒近くまで膨れあがったといわれる。本書では、江戸・明治・大正から連綿と受け継がれる老舗そば屋の系譜を辿り、江戸以来のそば屋の伝統を顧みる。
「ソバ屋好き」にも二種類ある。ひたすらソバの神髄へと突き進む求道型と、ソバ屋でのリラクゼーションを乞い願う悦楽派と。江戸風俗研究家・杉浦日向子と「ソ連(ソバ好き連)」のメンメンは、紛う方なき後者の代表。自分の足と財布と舌で各地に発見したオアシス、101軒!一杯の酒と一枚のソバに心ときめかせるあなたも、そう、「ソ連」ですよね。(全店地図・データ・索引付き)。