75歳、両親が遺した鎌倉の家に一人暮らしの晴恵。一人息子の達彦は、大学進学をめぐる意見の食い違いから「死ね、クソババア!」と捨て台詞を残して家を出て以来、ほとんど音信不通。終活を意識し始めた晴恵の元に、55歳になった達彦が突然非の打ちどころのない嫁を捨てて帰ってきた!母と息子のドタバタ、高齢者あるある、そして最後はほろりと泣ける、すべての親子に贈る物語。
粋なそばも田舎そばも!!そばっ食いがするっと食べる、38篇。
『桐島、湯切りやめるってよ』『失楽麺』『ゆげくらべ』『博士の愛したソース式』『湯邦人』etc.120人!文体模写が奏でるC級グルメ文学の金字塔。
2007年9月末から3ヵ月間、計32公演、10万人を動員したコンサートのライヴ盤。物語を語り聴かせるようなシアトリカルで気迫のこもった彼女の歌声はライヴでこそ持ち味が際立つ。同時発売のDVDには未収録の3曲と名曲「地上の星」のライヴ・カラオケ・ヴァージョンも収録。
おじいさんのふるいふるいパンやさん。きょううれたのは…しょくパン1こ、クリームパン3こ、メロンパン2こ、ジャムパン1こ、アンパン1こ、カレーパン1こ。そしてやきそばパンはひとつもうれませんでした。うれないやきそばパンピョンタがふるくてつぶれそうなおじいさんのパンやにきせきをおこす…。
もし世界中の人々が半径5メートルの“すぐそば”を幸せにすることができたなら、この世界は一瞬で幸せに溢れた世界になる。すぐそばを幸せにする人間関係トレーナーによる、これからの時代を生きる家族の新しいバイブル。
書店の中でも一番冴えないのは遅番だ。彼らは出版社営業と話すことも棚をいじることもない。もくもくとレジ打ちしカバーをかけ、返品作業をこなし、掃除をする。華のある朝番の注意にびくつきながら過ごす遅番くん。そんな彼らでも、様々な事情を抱えていてー。遅番に明るい未来はあるのか!?
秋原健一、四十三歳、ふつうの会社員。波多野妙子、OLを辞めた三十歳。それぞれに過去の小さくも苦い思いを抱えた男と女は、通勤の京浜急行で出会い、途中下車した駅の蕎麦屋でせいろをすすり、ただテレビを観る。淡く、不思議な甘さに包まれながらー。爽やかな感性の触れあいを描いた表題作他二編収録。日常に潜むふとした喜びやせつなさを掬い取った可憐な短編集。
日本橋塩梅屋に、元噺家で、今は廻船問屋の主・長崎屋五平が頼み事を携えてやって来た。これから毎月行う噺の会で、噺に出てくる食べ物で料理を作ってほしいという。季蔵は、快く引き受けた。その数日後、日本橋橘町の呉服屋の綺麗なお嬢さんが季蔵を尋ねてやって来た。近々祝言を挙げる予定の和泉屋さんに、不吉な予兆があるという…(第一話「目黒のさんま」)。他に、「まんじゅう怖い」「蛸芝居」「時そば」の全四話を収録。美味しい料理と噺に、義理と人情が息づく人気捕物帖シリーズ、第六弾。ますます快調。
27歳の朔美は、会社を辞めた日に事故で10年分の記憶を失った。高校時代の部活仲間を頼りに思い出を辿っていくが、浮き彫りになるのはどこまでも孤独な自分。会いたい人がいるはずもない彼女に贈られた、差出人不明のバースデーカードは、思いもよらない事故の真実を明らかにする…。人を愛しぬく苦しみと切なさを描いた感涙の恋愛ミステリー。
としょかんでであった犬がおしえてくれたー「まちがえたって、ゆっくりだって、だいじょうぶなんだよ」って。米国やヨーロッパのとしょかんにじっさいにいる犬たちの物語。
「年金が危ない」と煽り立てて得をしている人々がいる!財務省、厚労省、金融機関がひた隠す年金の「真実」
よろこびとせつなさ。希望と不安…。「あなたのそばに」「見あげた空」「恋にむかって」「おはよう」「いま、ここにある思い」カラーをまじえた写真を添えて、恋するすべての人に贈る、あなたへの、わたしへの思い。恋する気持ち。気持ちのむこうに見えるもの。よろこび、不安、つづけていく力、愛する人へのやさしい思い。そんな思いのかずかずを、ここちよい写真とともにあなたへ。