会津の奥深く、水につけて食べる美味なそばがあるという…。-蕎麦好き必読蕎麦ロマン。
水浦蒼生子、16歳。ふつう(だと自分では思っている)の女子高生。ある日起きてみると飛鳥時代へタイムスリップしていた。織田信長の家来、信澄くんと出会い、かれと一緒に大きなお屋敷に居候することに。ついでに、そこに住む由伎ちゃんの恋のお手伝いを買って出る。実は、大きな事件の手引きをしていることには全く気づかずに…。大人気、笑いと感動の歴史ファンタジー。
「先輩、名前なんてんですか?…先輩のシュート、むっちゃくちゃ綺麗ですね。俺、あんなの初めて…」古谷智宏が、彼より頭半分背が高くて一つ年上の先輩、杉江忍にそう声を掛けた日から、もう二人の恋は始まっていた。でも、好きになればなるほど、相手に気持ちを伝えるのが難しくなってくるもので…。不器用だけど真剣に“恋愛”する彼らの、SODA・POPラブ・シリーズ3編に書き下ろし番外編を加え、魔鬼砂夜花初のNOVELS、待望の堂々刊行。
衝撃!!倒錯した世界。金、レズ、裏切り、嘆き…知られざる闇の深淵。
「僕はまだおまえの兄で、草薙流を継ぐ第一後継者だ!」シティ・ヤマトに都市革命以前から伝わる古典邦舞を継承する草薙流。綾刀と俊之はそれを継ぐ者として産み出された。天賦の才も実力もあわせもったふたりのうち、いったいどちらが家元に…?その問題は両性体である綾刀が女性の性を選び、俊之と夫婦になることでうまく収まるはずだった。綾刀自身も、その未来を疑うことはなかった。なのになぜ、こんなに胸が苦しいのか…。表題作ほか三篇を収録した高館薫の初ノヴェルス。
本書は、旨いそばに出会うためにはどうしたらよいか、また家庭で旨いそばを作るにはどうしたらよいか、そんな要望に少しでもお役に立てればと、そばにまつわる話を中心に、そば屋さんガイドを含めて編集したものです。
黄昏どきの渋谷ハチ公前で、おれは同じクラスの里見啓文を見かけた。常にライバル同士と見られているおれたち。ついフラフラと、おれはあいつのあとをつけて、怪しげな店に入ってしまった。それが、こんなことになろうとはー。誰かが欲しくてたまらない夜、きっと二人とも、そんな思いに身体が支配されていたんだろう。17歳の晩夏、少年時代に別れを告げた…学園ハードロマン小説。
本書は、江戸料理に詳しい著者が、江戸の味わいをもり込んだ新しいそばの食べ方を提案する。素にして味わい深く、簡単で気のきいた、少し手間をかけて洗練させた種物を中心に、そば料理やそば菓子も含めた新たな味わいの数々を紹介した一冊。
そば仙人ならぬそば打ちの哲学者が、苔むした石臼を「賢者の石」として甦らせ、究極の逸品を味わう愉楽を説く。
このうえなく質素で優雅な生活。バーモント州の山の中で、自然と動物に囲まれて暮らす絵本画家ターシャ・テューダー(82歳)は、生活のほとんどのものを手ずから作り出している。植物を育て、かごを編む。麻糸を紡ぎ、染め、布を織る。山羊の乳を搾り、チーズ・バターを作る。ぬいぐるみや木工細工もし、もちろん絵も描く…。素朴で確かな美意識のターシャの仕事。アメリカ人の誇りを呼び覚ましたハンドメイドのバイブル。
ホテルのコーヒーが高いのは土地代が高いからだとあきらめたり、渋滞がひどいのに高速料金は高すぎると怒ったり、私たちが当たり前と考えている経済常識は、実はマッカな嘘!?経済学者や日経新聞までもが信じ込んでいる間違っている知識を、ユーモアたっぷりに引っくり返してくれる“目からウロコ”のやさしく正しい経済学。
妻にならなかった女たちの生き方。本書は「妾」という女の生き方を、主として日本文学のさまざまな作品を通して考えるものである。
「恋をするのも楽じゃない。楽しくてドキドキもするけれど、気がつくと悩みの体積のほうがずっと大きくなっていたりして」“世紀の恋”がしたいわけではないけれど、いい恋がしたいあなたのためのショートストーリー&エッセイ集。
本書は、21年間にわたり天皇や皇后さまをお側で拝見してきた著者が、1年365日の歳時記を通してみた日々の心づかい、生のお声、感動を描きだした。ご結婚やご出産、外国訪問中の晩餐会といった「ハレのお姿」の報道が目立つなか、あまり一般には知られていない「日常の本当のお姿」にスポットを当てたものである。