日本橋塩梅屋に、元噺家で、今は廻船問屋の主・長崎屋五平が頼み事を携えてやって来た。これから毎月行う噺の会で、噺に出てくる食べ物で料理を作ってほしいという。季蔵は、快く引き受けた。その数日後、日本橋橘町の呉服屋の綺麗なお嬢さんが季蔵を尋ねてやって来た。近々祝言を挙げる予定の和泉屋さんに、不吉な予兆があるという…(第一話「目黒のさんま」)。他に、「まんじゅう怖い」「蛸芝居」「時そば」の全四話を収録。美味しい料理と噺に、義理と人情が息づく人気捕物帖シリーズ、第六弾。ますます快調。
故・司馬遼太郎が「よき江戸時代人の末裔」と称賛した市井の研究者によって体系化された、「蕎麦」に関する膨大な知見。江戸時代の文芸や大衆文化に登場する蕎麦、全国各地に根付いたさまざまな食し方、植物としてのソバと製粉の過程、蕎麦打ちの用語、そば店の隠語、蕎麦をめぐる史跡・習俗・諺など、あらゆる資料を博捜し、探究した一一五五項目。
そばは江戸食を代表する粋な食べ物であり、その伝統は江戸前と呼ばれるうなぎや握りずし、天ぷらよりもはるかに長い。幕末頃、江戸のそば屋の数は四〇〇〇軒近くまで膨れあがったといわれる。本書では、江戸・明治・大正から連綿と受け継がれる老舗そば屋の系譜を辿り、江戸以来のそば屋の伝統を顧みる。
高杉晋作は「目黒のさんま」で暗殺された?井伊直弼の大老就任は「長屋の花見」で決まった?公武合体は「道具屋」が実現させた?大政奉還は拒否するはずが「時そば」のおかげで?幕末の一大事変、知らずに関わっていたのは何と、落語でおなじみの熊や八に与太郎、粗忽長屋の面々だったー鯨マジック爆笑必至!時代大逆転ミステリー。
まずは板わさ、焼き味噌、たたき海苔など、簡単な酒肴でお酒を一本。さらに、出汁巻き玉子、天ヌキ、鴨焼きに合わせてもう一本。最後に蕎麦切りをたぐる。日本人に生まれてよかったぁー。蕎麦と酒に関する豊富な知識と愛を基に、究極の大人の愉しみである「蕎麦屋酒」の極意を伝授。老舗から新店まで、五感で選んだ蕎麦屋ガイド付き。
中島みゆき公式インストゥルメンタル・カヴァーシリーズ全5作品をBOXセットにして発売!
中島みゆきの作品を手掛ける瀬尾一三のプロデュース、夜会やコンサート等で活躍する友納真緒、坂本昌之等による演奏。
今までリリースしたチェロとピアノで聞く中島みゆき2作、
インストゥルメンタルで聞く中島みゆき3作を網羅した全5作品55曲をよりお求め安いBOXセット販売価格にして発売。
喫茶店、ドライブ、休日の朝等かける場所や時間を選ばない優しい一日をさりげなくサポートする中島みゆきのヒット曲をインストゥルメンタルでカバーする企画アルバムの集大成5枚組BOXセット。
中島みゆきの作品を手掛ける瀬尾一三によるプロデュース、中島みゆきの「コンサートツアー」や「夜会」のミュージシャンとして活躍する友納真緒、「夜会」で演奏している坂本昌之などによる演奏など公式ならではの作品です。
中島みゆきファンだけでなく幅広くお薦めできる作品です。
おじいさんのふるいふるいパンやさん。きょううれたのは…しょくパン1こ、クリームパン3こ、メロンパン2こ、ジャムパン1こ、アンパン1こ、カレーパン1こ。そしてやきそばパンはひとつもうれませんでした。うれないやきそばパンピョンタがふるくてつぶれそうなおじいさんのパンやにきせきをおこす…。
情報化の時代、人は「おいしさ」だけを味わいに飲食店へ行くわけではない。小さなバルの空間が、北欧など世界の辺境が、美食を追求する料理人の技術が、社会性を意識した店が、「おいしさ」を絶えず更新する。激しく変化する「食」を深く楽しむために必要な知恵とは何か?作り手の視点で食のトレンドを発信し続ける『料理通信』名物編集長が、食欲の最前線に立って新しい「味わう技術」を伝える。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第5弾。
元南町奉行所の同心で、今は屋台の蕎麦売りの菊薗平次郎は、同心時代に捕らえ死罪になった男の遺児・長太郎の逆恨みに遭い、妻と娘を殺害された。しかし二人を殺害した後、江戸を出奔したはずの長太郎がどうやら江戸に姿を現したらしい。最愛の二人を殺した男に対し、真っ当な人生を歩んでいるのならば、もう咎める事はしないと考えた平次郎。だが、長太郎の周囲では非道な盗賊の姿がみえはじめ、平次郎は探索を始める事にー。今際の際に遺された妻からの言葉を胸に、平次郎は恨みの連鎖を裁ち切る事ができるのか!?大好評シリーズ、堂々の完結。
江戸の街並みから読み取る老舗の歴史、味と技。変わらぬ伝統、進化した伝統、歴史に裏打ちされた味・技とは?一〇〇年以上営み続ける東京の老舗を、創業当時に想いを馳せながら訪ね歩く。