大岡越前が開墾した武蔵野新田で穫れた新蕎麦を賞味する将軍吉宗、夜蕎麦売を父に持つ芸者を贔屓にした茶人・松平不昧公、伊吹蕎麦に舌鼓を打った大老・井伊直弼など。蕎麦を愛したお大名のエピソードからなぜ赤穂浪士は蕎麦屋に集合したのかという謎解きまで、蕎麦を愛しつづけた日本人の「風流」を愉快に綴る。
全国各地のそばの名店を徹底取材!江戸から続く老舗店から新感覚の名店まで選りすぐりの79軒を掲載。
粉と水だけで作るシンプルな料理なのに、味に大きな差が生じるのは何故か。その違いがわかる人を一人でも増やしたいー。蕎麦の本質・精髄に迫る。
武蔵野市、三鷹市、小金井市、国分寺市、国立市、立川市、日野市、八王子市、調布市、府中市、狛江市、多摩市、町田市、小平市、東大和市、東村山市、東久留米市、西東京市、清瀬市、武蔵村山市、昭島市、福生市、羽村市、青梅市、奥多摩町、あきる野市、日の出町。厳選83店。
旅行代理店『WTA』の美代川麗子は、南栃木一帯の蕎麦の里と名所をめぐる『思川蕎麦の里めぐり 2泊3日の旅』を添乗し、栃木市に向かった。ツアー参加者は全部で13人。初日は順調にツアー行程を消化していったが、2日目、参加者のひとりが、ホテルのバスタブのなかで死んでいるのが発見された。殺されたのはファミリーレストランの店長・片桐だった。死因は絞殺。なぜ殺してからバスタブに沈めたのか?不審に思った美代川が調べ始めるが、なぜか会社の人間はだれも片桐の過去を知らないと言う-。
日比両国を往還する商社駐在員や娘たちの明暗の行く手に、バギオでのソバ栽培と輸出に賭ける人びとを描く国際小説。
江戸の食生活のなかで、ぬきんでて親しまれていた蕎麦。そのルーツは?また、夜の外食産業のチャンピオン夜蕎麦売りの経営作戦とは?蕎麦文化の基を作った寺院をはじめ、大名から庶民まで、その生活と蕎麦との関わりを、川柳・俳諧・歌舞伎・落語・絵などの資料を博捜して生き生きと描き、江戸時代の習俗や人びとの心を探る文化史としての蕎麦。
伝統と技術に培われた「変わりそば」をつくり「そば処静岡」を支え続ける名匠のそば街道。
集めて楽しく、使って便利な蕎麦猪口文様図鑑。古伊万里ビギナーからコレクターまで必携の書。収録の蕎麦猪口・のぞき猪口・半筒など958点、酒器など42点。素朴なこんにゃく判、自由奔放な染付、上手の色絵猪口、明治期の印判などマニア垂涎の名品1000点。