静岡県内をはじめとして山梨・長野、そして東京周辺の100店の店主が教えてくれるそばの味と魅力。そのほか、そばの歴史、そば打ち道場ガイド、そばミニ辞典、など…。
江戸風俗研究家杉浦日向子さん他メンバーによる、書き下ろし「ソバ屋憩いガイド」。
本書は、東京23区を中心に東京とその近郊の、老舗の名店から味にこだわる穴場の店まで、そばのおいしい店をまとめたものである。
そばの「三たて」とは、「挽きたて」「打ちたて」「ゆでたて」のことで、旨いそばの条件。「打ちたて」は、すぐというわけではなく“1時間以上、2時間以内が美味”との意見もある。しかし「ゆでたて」には誰も異論はない。清廉で潔いそばの醍醐味を、ゆでたてで。
イ…普段は社員にまかせる。雨が降ったら社員が困らないように社長がとんでいく。そうすると「雨降って地固まる」のたとえどおり、社員の結束はさらに強まる。ロ…事務所が豪華でなくても社長室がなくても従業員が快適に仕事をできればいい。ハ…ムダをなくすとは減らすだけではない。こっそり教える富士そば流経営のイロハ。
外食が贅沢だった昭和という時代。晴れの日に家族で行った店、友人と夢を語り合った店。忘れられない思い出があるように、忘れられないお店が誰にでもあるはず。人生が彩られたその場所で、その時、店主たちは何を守り続けていたのか?日本を代表する老舗飲食店の主に話を聞き、食を通して伝え続けた誇りとその歴史を辿る。温かくも懐かしいもうひとつの昭和史。
この店には行っておきたい最新の全国名店ガイド。北海道から九州まで蕎麦も酒も肴も旨い厳選の62軒を紹介。
そばの「更科」、鮨の「二葉鮨」、鰻の「野田岩」、天ぷらの「天一」、フランス料理の「帝国ホテル」、甘味処の「若松」、バーの「門」などなど…。日本の“味の老舗”を、各分野から紹介、系譜や老舗度、地図などを用い「隠し味の秘密」に迫る。「なぜそばに更科が多い?」「店の伝統を味わう一品は?」「ご主人の料理哲学」など、素朴な疑問から、深い楽しみ方のお誘いまで。とにかく、おいしい本。