本書はインドの古典医学書『チャラカ・サンヒター』の第1巻「スートラスターナ」全30章の翻訳である。この書の主題であるアーユルヴェーダと呼ばれるインドの伝統医学体系は今日なお生き続けている。『チャラカ・サンヒター』は実用的専門的な医学書として2000年にわたって多くの人を救ってきた。
薬を使う際に、常に頭に思い浮かぶこと・疑問に思うこと・知りたいことを簡潔に、かつ、きめ細かく記述。’92年の新薬の情報を巻末にまとめて記載。
本書では、まず肝炎の診断に重点を置き、医療現場で問診より身体所見、検査、鑑別診断に関するポイントに重点を置いた。問診、身体所見では患者診察の基本的条件を、検査のポイントでは最新のウイルスマーカー、肝炎の免疫学的検査をはじめ、画像診断、新しい肝生検組織診断の読み方も包含している。鑑別診断では、具体的に遭遇する病名に対応した鑑別診断を明解に行うことを目的とした。次いで肝炎の治療ではウイルス型別肝炎の診断、最新のインターフェロンの種類、あるいはそのチョイス等を掲げた。そして最後にB型、C型を併せて300万人以上いるウイルスキャリアの生活指導と予防を中心に企画してある。
小児期の疾患構造が大きく変わって感染症も様変わりし、また、肥満や高脂血症といった成人期にまで及ぶ健康障害が問題になっている。このような状況から小児疾患の生活指導について新しく見直したのが本書である。
本書は、基礎編では創薬の研究対象とする分野に重点をおいて記述し、各論編では、日本薬局方医薬品はもとより、実際に医療現場で使われている医薬品に重点をおいた。
常用医薬品の副作用についてまとめたもの。薬効別に66項目に分類して一般名で掲載。掲載データは、一般名、商品名、製薬会社名、適応症、用法・用量、警告、注意、投与禁忌、慎重投与、相互作用、過量投与、副作用発現頻度、同一品リストなど。和文索引、欧文索引付き。1996年刊の改訂版。
本書は、医学、歯学、薬学、看護学、その他の医療に従事される方々のために、医薬品の禁忌を幅広く集め、東京医科大学の臨床各科の協力を得て、各科で使用されている薬剤を頻度に従って分類したものである。
本書は薬理学の学問体系を示すのではなく、薬を臨床応用する際に必要な考え方や知識をまとめたものである。薬の記載に関しては多くの薬を羅列することは避け、新たな範疇の薬を取り上げつつも、基本的な概念を理解するのに必要なものにとどめた。
本書は麻酔科研修医、医学生を対象に書かれたもの。学生と研修医では多少求めているものが異なるが、基礎的な知識は両者に必要であり、基礎知識を身につけながら、臨床の現場でも役立つように説明している。また、各科の麻酔についても十分ページをさいている。
本書は、現時点で最も正しいと考えられる呼吸器疾患の治療法を示したベッドサイドマニュアルである。EBMやガイドラインがあるものはできるだけ準拠して記述した。「疾患別処方」では各疾患にどう対処し、治療・管理するかを実際に役立つようきめ細かく解説した。「薬効別薬物リスト」は投与量・禁忌・副作用などが確認できるよう構成されている。呼吸器疾患の治療には本書1冊で十分に役立つというハンディな実践書である。
本書は、診断と治療に生じる様々な問題をより科学的に判断するための「アルゴリズム」と、医師、看護師、パラメディカルスタッフが医療チームの一員として患者の術前・術後管理における指標となる「クリニカルパス」から成ります。
本書には、薬事法改正に絡む通知、ヒト又は動物由来の医薬品等に関する通知、またICHで協議されたCTDの実施に絡む通知など、重要通知が多く収載されている。