・現在、がんそのものを標的とするだけでなく、がんを取り囲む微小環境を標的とした治療法の開発が盛んに行われるようになってきている。
・近年、腫瘍組織に含まれる免疫細胞・間質細胞との相互作用や、細菌叢を含めた臓器連関などによる腫瘍増殖誘導機構が次々に解明されており、改めて腫瘍増殖におけるがん微小環境の重要性がクローズアップされている。
・本特集では、がん微小環境に関する最新の知見とその知見に基づいた治療法開発の現状と今後の展望について、技術的な面も含め、第一線で活躍されている専門家の方々に解説いただく。
■がん微小環境の統合的解明と治療への応用
・はじめに
・がん微小環境における制御性T細胞の新たな機能と治療標的としての可能性
〔key word〕制御性T細胞(Treg)、がん免疫療法、新規標的治療の可能性
・自然免疫によるがん微小環境の制御
〔key word〕自然免疫、免疫制御、サイトカイン、炎症
・腸内細菌関連因子の肝移行による肝がん微小環境の変化
〔key word〕腸内細菌代謝物、デオキシコール酸(DCA)、リポタイコ酸(LTA)、短鎖脂肪酸
・腫瘍間質制御によりがん免疫療法の効果改善を目指す治療戦略
〔key word〕がん関連線維芽細胞(CAFs)、がん微小環境(TME)、がん免疫療法、マルチキナーゼ阻害薬
・臓器連関から紐解く腫瘍進展機構の解析
〔key word〕腫瘍進展、臓器連関、organ-on-a-chip(OOC)、生体模倣システム
・がん微小環境の再構築と薬剤スクリーニング
〔key word〕がん微小環境(TME)、三次元(3D)細胞培養、間質細胞、細胞外マトリックス(ECM)、薬剤スクリーニング
●TOPICS 薬剤学
・核酸・mRNAのドラッグデリバリーシステムと製剤化
●TOPICS 呼吸器内科学
・中皮腫における薬物治療の現況と今後の展望
●連載 臨床医のための微生物学講座(9)
・クラミジア
〔key word〕オウム病、肺炎クラミジア、クラミジア・トラコマチス
●連載 緩和医療のアップデート(4)
・進行性疾患患者の呼吸困難の緩和
〔key word〕呼吸困難、緩和ケア、薬物療法、非薬物療法
●FORUM 世界の食生活(17)(最終回)
・カラハリ砂漠に暮らす先住民サンの食
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(10)
・死亡診断2
●FORUM 数理で理解する発がん(10)
・進化論の基礎
●速報
・SLEなど自己免疫性疾患血清中に頻繁に検出されるリポ蛋白リパーゼの自己抗体検査法の問題点
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
Introduction&Story
後宮を舞台に「毒見役」の少女が、様々な難事件を解決する、
シリーズ累計 3100万部突破の大人気後宮謎解きエンタテインメントが待望のアニメ化!
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。
ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。
今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、
興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
STAFF
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
監督・シリーズ構成:長沼 範裕
副監督:筆坂 明規
キャラクターデザイン:中谷 友紀子
色彩設計:相田 美里
美術監督:高尾 克己
CGI ディレクター:永井 有
撮影監督:石黒 瑠美
編集:今井 大介
音響監督:はた しょう二
音楽:神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間 ありさ
第1クール オープニングテーマ:緑黄色社会『花になって』
第1クール エンディングテーマ:アイナ・ジ・エンド『アイコトバ』
第2クール オープニングテーマ:Uru『アンビバレント』
第2クール エンディングテーマ:wacci『愛は薬』
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会
CAST
猫猫:悠木碧 壬氏:大塚剛央 高順:小西克幸
玉葉妃:種崎敦美 梨花妃:石川由依 里樹妃:木野日菜 阿多妃:甲斐田裕子
梅梅:潘めぐみ 白鈴:小清水亜美 女華:七海ひろき
やり手婆:斉藤貴美子 羅門:家中宏 李白:赤羽根健治 小蘭:久野美咲
翠苓:名塚佳織 やぶ医者:かぬか光明 羅漢:桐本拓哉
ナレーション:島本須美
薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)対応。2024年度新入生より使用対象。
薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)対応。2024年度新入生より使用対象。
ジェネリックがわかる!市販薬もわかる!看護師、眼科スタッフ、研修医対象!
接触皮膚炎はなぜ湿疹を起こすのか。アトピー性皮膚炎はなぜ痒いのか。疾患に関する疑問を臨床所見、免疫構造、病理組織の三層で紐解く新感覚の教科書。この教科書があなたの臨床を変える!
症候・疾患別の診療手順をフローチャートに整理。チャートと連動した解説でスッキリ理解。付録には、診断に役立つCT所見アトラスも。
・神経経済学は“ヒトの脳が価値を評価する仕組み”を問う学問である。日本ではまだまだなじみの低いニューロエコノミクス(神経経済学)であるが、2000年初頭のアメリカで産声を上げた。
・われわれヒトの脳は意識的に、または無意識的に物事の良しあしを判断して行動を決めることを繰り返すので、ほぼすべての日常行動が神経経済学の研究対象である。
・現在、価値観を生み出す脳の仕組みの理解が徐々に進みつつある。その知見を心の病の理解へ適用する臨床的な試みや、福祉政策の立案にいかそうとする公共的な試みもあり、研究が今後も発展していくものと考えられる。
■ニューロエコノミクス(神経経済学)とは何か?--ヒトの価値観が生まれる脳の仕組みの理解とその先の未来
・はじめに
・神経科学的手法を用いた幸福度測定への批判的検討
〔key word〕幸福度測定、スティグリッツレポート、幸福の経済学
・社会科学における実証研究の展開ーー行動経済学を例として
〔key word〕行動経済学、実験社会科学、ニューロエコノミクス
・計算論的アプローチによる強迫症のメカニズム解明
〔key word〕強迫症、計算論モデル、計算論的精神医学、強化学習、セロトニン
・精神医学と神経経済学ーー計算論的精神医学
〔key word〕精神医学、神経経済学、意思決定
・意思決定の神経基盤解明のための行動課題の開発
〔key word〕強化学習、行動課題、パラメータ推定、精神疾患
・ヒト神経経済学ーー他者との駆け引きを支える脳の仕組み
〔key word〕ゲーム理論、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)、経頭蓋磁気刺激法(TMS)、数理モデル、社会神経科学
・単一行動の神経経済学ーーサルの神経・分子基盤
〔key word〕意欲、報酬価値、サル、ドーパミン、セロトニン
・霊長類の行動進化と神経経済学ーー線条体とドパミンの多元的価値表現
〔key word〕線条体、ドパミン、報酬予測誤差、蛍光ドパミンバイオセンサー、マカクザル
・科学の方法的哲学と潜在能力アプローチ
〔key word〕潜在能力アプローチ、外出機能、利用能力、グループ
・脳機能イメージングによる効用の個人間比較と再分配政策への応用
〔key word〕効用、制度設計、再分配、政策評価、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)
●TOPICS 病理学
・中皮腫瘍病理診断のパラダイムシフト
●連載 臨床医のための微生物学講座(8)
・腸球菌
〔key word〕腸球菌、院内感染症、バンコマイシン耐性、VRE、伝達性プラスミド
●連載 緩和医療のアップデート(3)
・がん疼痛治療ーーこの30年余で何が変わったか?
〔key word〕オピオイド鎮痛薬、非オピオイド鎮痛薬、鎮痛補助薬、放射線治療、骨転移
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(9)
・死亡診断1
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
皮膚外用薬一覧がついています。すべての診療科の医師(若手の皮膚科医必携!)、プライマリケア医、看護師、薬剤師、患者さんのために皮膚外用薬のキモをまとめました!改訂のポイント、新規薬剤の追加、最新のガイドラインに合わせた情報のアップデート、解説やMEMOを大幅に追加し、ますますわかりやすく!
35thシングルが2024年4月10日(水)に発売決定!
86歳、モノもお金も最小限。月2万円台の借家で一人暮らし。月5万円でお釣りがくるほど豊かな衣・食・住、人付き合いの秘訣。
わかりやすい見開き表示&臨床に即した投与量表示はそのままに相互作用の記載を追加。小児薬剤処方の決定版!
父のお役御免によって御家人の身分を失い、剣の道のかたわら、医師・柴垣青山のもとで医術を目指すことを決意した清河涼介。涼安と名を変えた彼が修業のため始めた養生食は評判を呼び、旗本や大店に請われて薬膳を振る舞うまでになっていた。そんな涼安が依頼されたのは、西国の大名・猪狩宗盛の御膳。不調を訴える宗盛の身体の質を見立て、涼安が供した薬膳によって宗盛は復調。涼安は役目を果たしたかと思われた。だが、涼安は屋敷の奥に不穏な動きがあることを知る。世嗣の鶴丸が急に寝込むようになり、それには家老が雇ったもう一人の薬膳師が関わっているらしいのだ。幼い命を脅かすのは邪な薬膳なのか?気鋭が贈る書下ろし長編。
感染症診療のポイントを解説。4つの力を実際の臨床でどうやって使うかの例や、外来での感染症診療におけるNG行動も解説!日常診療で診る感染症への対応に自信がもてます!外来医から研修医、訪問診療医まで幅広い診療現場で役立つ!薬剤師、看護師、臨床検査技師などの方々にもおすすめ!
言葉から文化が見えてくる!トンデモ学説に騙されるな。言葉を粗末に扱う“自称知識人”に要注意。“日本語ブーム”が再来!「言葉の深淵」を覗く知的エッセイ。