「ウィズコロナ」時代への重要方針。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けについて、国はGW明けの5月8日から、「2類」相当から「5類」に引き下げることを正式決定(季節性インフルエンザと同等へ)。3月13日からは、マスク着用が個人の判断に。
脳神経外科の専門医が、最新の治療と研究を通して見出した最新見解!認知症、てんかん、自閉症といった疾患と、今注目のグリア細胞の働きから腸内環境との関係性を追究する。
1型糖尿病診療・研究の進歩や課題について、各分野のエキスパートが最新知見を紹介!
●インスリンが発見されてから 100年が経過し、その間にインスリン製剤や投与法の開発、膵・膵島移植療法の開発、1型糖尿病の病態や成因を解明するための研究など、世界中でさまざまな取り組みが行われてきた。
●わが国においても、日本人1型糖尿病の発症・進展様式における多様性に基づき、急性発症1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病、劇症1型糖尿病のサブタイプが確立され、成因や病態に関する知見が積み重ねられた。
●本特集では、1型糖尿病診療・研究の進歩や課題に関する現状や取り組みについて、広範囲にわたって各分野のエキスパートが最新知見を紹介している。
【目次】
総論
1.わが国の1型糖尿病研究の歴史と展望
2.1型糖尿病の疫学
3.日本人1型糖尿病の発症・進展様式における多様性
治療技術の進歩
4.インスリン製剤のUPDATE
5.カーボカウント最前線
6.CGMの進化と有用性
7.インスリンポンプ療法の進歩
8.1型糖尿病に対するSGLT2 阻害薬併用療法を安全に活用するために
9.膵・膵島移植の現状と展望
診療上の課題
10.緩徐進行1型糖尿病の管理
11.1型糖尿病合併妊娠の管理─指標をもって治療を行う
12.低血糖の病態と対処法
13.COVID-19と1型糖尿病
14.1型糖尿病診療におけるトランジション
15.糖尿病キャンプと患者会活動─心理社会的支援の重要性
病態研究
16.日本人1型糖尿病のデータベース─TIDE-J研究を中心に
17.1型糖尿病の遺伝素因
18.劇症1型糖尿病研究UPDATE─irAEも含めて
19.1型糖尿病の病態と診断における膵島関連自己抗体の意義
20.1型糖尿病モデル動物を用いた成因研究
21.1型糖尿病における膵島特異的細胞性免疫
22.膵組織所見から1型糖尿病の成因を探求する
23.1型糖尿病とグルカゴン分泌調節異常
治療研究
24.バイオ人工膵島の可能性
25.膵β細胞再生医療の可能性─脂肪由来幹細胞の有用性
・線維化は多くの疾患に関わる生体反応のひとつで、肝疾患の場合は病態進展の程度を評価するうえで最も重要な因子である。肝線維化の血清マーカーとしては、一般的な臨床検査でも評価できるが、本当に肝疾患の病態進展評価に直結するであろうか。
・バイオマーカーは肝線維化反応に付随する生体反応を反映したものであり、直接的に肝線維化を評価したものではない。バイオマーカーの測定の意味を探求することによって、はじめてバイオマーカー研究の面白さがわかる。
・多角的な肝線維化バイオマーカーについて、その分野の第一人者からの研究とトピックスを集約した。肝線維化の治療薬が開発された時、その効果判定をバイオマーカーで評価することができる時代が来るのではないであろうか。
■ 肝線維化とバイオマーカー
・はじめにーー肝線維化を多角的に評価できるバイオマーカーとその臨床応用の可能性
・肝星細胞とバイオマーカー
〔key word〕肝線維化、肝星細胞(HSC)、筋線維芽細胞、不均一性、サイトグロビン(CYGB)
・肝疾患病態進展評価に有用な糖鎖関連バイオマーカー
〔key word〕フコシル化タンパク質、フコシル化ハプトグロビン(Fuc-Hp)、Mac-2 binding protein(Mac-2bp)、フェチュインA、M2BPGi(Mac-2 binding protein glycosylation isomer)
・マイオカインと肝線維化
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、マイオカイン、肝線維化、運動療法
・肝線維症治療薬の開発における線維化改善マーカーの意義
〔key word〕肝線維症治療薬、バイオマーカー、治療効果判定
・NAFLDにおけるNASH/肝線維化診断バイオマーカーの現状と展望
〔key word〕非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、肝線維化、トロンボスポンジン2、THBS2、TSP-2
・CT、MRIによる肝線維化の定量的評価
〔key word〕肝線維化、CT、MRI、深層学習
・新規肝線維化マーカーELF testの可能性
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、肝線維化マーカー、非侵襲的評価方法(NIT)、Enhanced Liver Fibrosis(ELF)test
・肝線維化マーカーのスコアリングシステム
〔key word〕肝線維化、非侵襲的診断法(NIT)、FIB-4 index、
●TOPICS
生化学・分子生物学
・微小重力環境における骨格筋可塑性の変化に対するNrf2の役割
免疫学
・PD-(L)1阻害療法に伴う有害事象に関わる免疫応答機序
●連載
医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識
・13.AIの医療応用に関する法的留意点ーー今後の発展のための土台の議論
〔key word〕公衆衛生例外、仮名加工情報、共同利用、医療機器、製造物責任
救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ
・3.手指切創や裂創に神経損傷・腱損傷が隠れていませんか?--神経損傷・腱損傷を見逃すな
〔key word〕手指外傷、神経損傷、腱損傷
●フォーラム
日本型セルフケアへのあゆみ
・19.よくわかるがんゲノム医療2:病的バリアントの臨床的意義
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
直近7年分の過去問題から、合格するために最低限必要な問題をすべて掲載!超重要過去問600問
生命がもつ膨大な情報をいかに処理し、何が得られるか、
バイオインフォマティクスの基本がよくわかる一冊!
●バイオインフォマティクスとは、ゲノムやトランスクリプトームといった大規模なオミクスデータをどう処理する必要があるか、そこからいかに知識を発見するか、ということについて研究する分野である。
●本書は、バイオインフォマティクスとは何かを理解し、その原理や概念等の基礎的な内容にフォーカスし解説。
●また後半では、実際にオミクスデータを解析する際に、何をどう作業するかについて、「やってみようバイオインフォマティクス」というセクションを設け、一から詳しく手順を紹介している。
【目次】
1.ゲノム解析におけるバイオインフォマティクスの役割
2.トランスクリプトームデータの一般的な解析手順
3.プロテオミクスと質量分析─疾患の現場にいたのはどの遺伝子だ?
4.マイクロバイオームと臨床メタプロテオミクス:共棲細菌がチームで働く仕組みの解明
5.メタボロミクスにおける「質量分析インフォマティクス」
6.グライコインフォマティクス(糖鎖インフォマティクス)
7.バイオインフォマティクスの根幹を担うデータベース
8.疾患ゲノム解析I:NGS解析
9.疾患ゲノム解析II:GWAS解析
10.機械学習による薬物応答トランスクリプトームの解析と疾患治療薬の探索
11.画像診断用人工知能─コンピュータ支援診断(CAD)
12.臨床におけるバイオインフォマティクス
13.プレシジョン・メディシンI─がんゲノム医療
14.プレシジョン・メディシンII─がんゲノミクスの応用
15.やってみようバイオインフォマティクス─SNP解析編
16.やってみようバイオインフォマティクス─RNA-seq解析編
17.やってみようバイオインフォマティクス─メタ16S解析編
18.やってみようバイオインフォマティクス─エンリッチメント解析編
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・抗アクアポリン4抗体と抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク抗体の発見と光干渉断層法の進歩によって、多発性硬化症による視神経炎は診断法、治療法ともに大きく変化した。
・両眼性複視を訴える症例の多くは、眼窩内と眼球周囲に存在する結合組織であるプリーの異常が原因となっていることが判明し、“sagging eye syndrome”として注目されている。
・本特集ではこのように神経眼科の最前線フォーカスを当て、各分野のエキスパートの先生方にまとめていただく。
■ 神経眼科の最前線
・はじめに
・昨今の視神経炎の疫学的特徴
〔key word〕自己抗体陽性視神経炎、抗AQP4抗体、抗MOG抗体
・視神経炎治療ーーこれまでとこれから
〔key word〕ステロイドパルス療法、分子生物学的製剤、免疫グロブリン大量点滴治療
・新たなる複視の原因ーーSagging eye syndrome
〔key word〕Sagging eye syndrome(SES)、眼窩プリー、アイフレイル、開散麻痺、上下斜視
・斜視の外科的治療の進歩
〔key word〕固定内斜視、西田法、調節糸法、ボツリヌス療法
・甲状腺眼症の外科治療の進歩ーー眼窩減圧術
〔key word〕甲状腺機能異常、甲状腺眼症、眼窩減圧術
・対光反射とメラノプシン
〔key word〕対光反射、視細胞、メラノプシン含有網膜神経節細胞、波長光
・神経眼科領域におけるOCT、OCTAの役割
〔key word〕視神経炎、前部虚血性視神経症(AION)、乳頭ドルーゼン(ODD)、うっ血乳頭、経シナプス逆行性変性
●TOPICS
加齢医学
・宿主と細菌の共生関係の理解に基づく褥瘡感染制御戦略
神経精神医学
・治療抵抗性統合失調症に対する非定型抗精神病薬クロザピンの使用
●連載
医療DX--進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識
・11.スマートフォン医療機器“Smart Eye Camera”を使用した眼科遠隔診療
〔key word〕スマートフォン、遠隔診療、人工知能、眼科、Smart Eye Camera
救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ
・はじめに
・1.トゲが刺さった!--対応と合併症
〔key word〕皮下異物、エコー、軟部組織感染症、破傷風
●フォーラム
病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・9.病院建築への誘い─医療者と病院建築のかかわりを考える
●速報
・高気圧酸素治療ーー現状と今後の可能性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
日本人は、「薬」に対して無防備すぎるー。ポリファーマシー(多剤服用)は社会問題化しており、高齢者では10種類以上もの薬を飲んでいるケースも少なくない。政府やマスコミが手放しで礼賛したコロナワクチンやコロナ治療薬などの「新薬」も、重篤な副作用の可能性が叫ばれ始めた。そもそも、薬と毒は紙一重。「本当に必要な薬」はどれだけあるのか?本書では、ジャーナリストの鳥集徹氏がホスト役を務め、日本の“薬漬け医療”に疑義を呈する医師5人が忖度なしに語り尽くす!
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