土曜日の朝、ジョージは、おばあさんと二人きり。ところが、このおばあさん、いじわるで、身勝手で、椅子にすわったまま、ブーブー文句ばかり言っている。ジョージは、仕返しをしてやりたくなった。何か、とてつもないやりかたで…。ふと、おばあさんのくすりびんが目にとびこんできた。そうだ!新しいくすりをつくってやろう。頭のてっぺんをドカンと吹きとばすような、魔法のくすりを。
限られた時間。たった一度の出会い。特別じゃないわたしたちの、特別な日常。
「折々のバカ」、『ゴルゴ13』論争などで様々な分野に伸びるバカの魔手をあばき、沈滞する思相界にゆさぶりをかける。武装せる知識人・呉智英による戦闘への招待!
見直したい穏やかな効きめ、信頼できる自然の知恵。良薬、妙薬、名薬、生薬、和漢薬…市販薬69点徹底ガイド。
悪魔払いのクスリから毒薬、媚薬まで、人類が開発したクスリは数知れない。おかしくもあり、涙ぐましくもあるクスリ開発の歴史をたどる。
近代医薬品の開発には、長い年月と莫大な経費、そして数知れぬ研究者たちの労苦の積み重ねが必要とされる。その結実は、人類をさまざまな病苦から解放すると同時に“新しい”薬への過信の入り混じった、いわば薬の氾濫の時代を生み出してしまった。本書は、ペニシリン、モルヒネ、ビタミンB、インスリン、タカジアスターゼなどの身近な薬品開発のドラマと、効能や副作用のメカニズムを多彩なエピソードを混じえて語り警告する。
巨大企業との癒着、2千万ドル(26億円)の謝礼、野放しのドーピング、ファシストの前歴…。五輪を汚した権力構造、金権体質を痛烈告発。全世界に衝撃。オリンピックを弾劾。
人工衛星の技術で桃の甘さを判定する機械を開発した話、いいアイデアが出るようにと、企画会議で社員に催眠術をかける社長、秘書のカルメン美樹に監査役の大目付金四郎、営業マンの富士山日本一など職場名を採用した会社、道具一式を車に積んだ出張手打ち専門の蕎麦屋…。滋味豊かで役に立つ企業版ちょっといい話・第14集。
一瞬の陶酔、そして永遠の地獄。麻薬と毒が私たちのからだを蝕んで死に誘う。その恐ろしいプロセスの全貌を図解と物語りで分かりやすく刺激的に説き明かす。ビートルズやマリリン・モンローも登場。
できる上司、できる部下にこそ役にたつ処方箋。組織で生き残るための方法論。本書は、「やる気」を起こし、いい仕事をするためのクスリ。
健やかに生きる。伝統薬物研究の第一人者による文化遺産としての生薬物語。80種の民族薬物を紹介。
本書は、人間の心理にインパクトをあたえてきた香りの歴史を探った記録である。本書の中心にある主題は、古代に存在した魔術や錬金術に対する人間の意識が、17世紀に始まる科学の全盛期を迎えて、人間の心と体を分離して考えるようになったことで、どのようにして科学的な物質主義にとって代わられていったかに深くかかわっている。