「薬を飲む」とは、「薬が効く」とはどういうことなのか。薬剤師として、気鋭のEBM研究者として、薬の社会教育者として突き詰めてきた「薬と生活」「薬と効果」をめぐる科学哲学。エビデンスをふまえつつ薬に関する非科学的・非合理的な側面を言語化し、根源的な問いについて思索する存在・認識・情動・生活の珠玉のエッセイ。
1988年8月18日午後2時35分に、村を見下ろす丘にあるいちばん背の高いスモモの木の上で母さんは啓示を受けた。まさにそれと同じ瞬間、兄さんのソフラーブは絞首刑になった。それを遡ること9年、イスラーム革命の最中に、テヘランで幸せに暮らしていた私たち一家は熱狂した革命支持者たちによって家に火を放たれ、かけがえのないものを失った。私たちは道なき道を分け入り、ようやく外界から隔絶された村ラーザーンにたどり着く。そこは奇しくも1400年前、アラブ人の来襲から逃れたゾロアスター教徒が隠れ住んだ土地だった。静かな暮らしを取り戻したと思ったのもつかの間、ラーザーンにも革命の波が押し寄せる。ある日ソフラーブが連行されると、母さんのロザー、父さんのフーシャング、姉さんのビーターの身にも次々に試練が降りかかる…。13歳の末娘バハールの目を通して、イスラーム革命に翻弄される一家の姿が、時に生々しく、時に幻想的に描かれる。『千一夜物語』的な挿話、死者や幽鬼との交わり、SNSなどの現代世界が融合した魔術的リアリズムの傑作長篇。国際ブッカー賞、全米図書賞最終候補作品。
100歳になっても、30代の頃と変わらない容貌と肉体を維持できたらーそんな夢のような話が近い将来、実現するかもしれない。東京大学医科学研究所などの研究チームは、マウス実験から「老い」の原因となる「老化細胞」を除去する薬として「GLS-1阻害薬」を見出した。この薬には老化した人間の肉体も若返らせる可能性があるというのだ。研究チームの東大教授が、老化のメカニズムと「アンチエイジング治療薬」の可能性を解説する。
今ある食材を今日の不調に合わせ調合!玉ねぎ×グレープフルーツ=緊張に効く、玉ねぎ×手羽元=ほてり・微熱に効く…旬の食材を幾通りにも変身させて冷蔵庫を食べる薬箱に。栄養たっぷり旬食材を残さず食べきれる。簡単な発酵食品のレパートリーが増える。季節に合わせて食べるべきものがわかる。目分量でOK!簡単レシピでだれでも作れる…腸活×漢方×栄養学でゆるゆるズボラに自然免疫力アップ。
身も心もくたくたになるまで、仕事に明け暮れてきた日鞠。ある日ついに退職を決意し、亡き祖母との思い出の街を探すべく、北海道を訪れた。ふと懐かしさを感じ、途中下車した街で、日鞠は不思議な魅力を持つ男性・孝太朗と出会う。薬膳カフェを営んでいる彼は、なんと狼のあやかしの血を引いているという。思いがけず孝太朗の秘密を知った日鞠は、彼とともにカフェで働くこととなりー疲れた心がホッとほぐれる、ゆる恋あやかしファンタジー!アルファポリス第3回キャラ文芸大賞特別賞受賞作!
本書はアニメ『はたらく細胞』の登場キャラクターたちが、ワクチンとおくすりについて分かりやすく解説しています。小学校中学年から。
「この薬、まえの薬とどこが違うの?」と聞かれてももう困らない!それぞれの薬の特徴がよくわかる!服薬指導のポイント、薬効の概要、薬効の位置づけ、比較のポイント、薬理作用と副作用、相互作用、持続時間。比較表を多数掲載!
あなたのケアの管制塔。自施設の決まり事や本で勉強したこと、必要なことを何でも書き込んで、自分だけの1冊を作り上げよう!
「ちょいと薄気味悪い話でござんして。あれは雪女郎かもしれねえって」-時は文政。推当物が人気の女戯作者・鉢野金魚と貧乏戯作者・本能寺無念は、吹雪の日に姿を消した薬楽堂短右衛門の娘・けいの足取りを追い、六部の装束を纏った童女が誘う空き家に踏み込むが、そこに居たのは…。江戸の本屋を舞台に戯作者=作家が謎を解く!人情と不可思議、嘘と真実、ためらいを秘めた想いの行方ー読み心地満点の大人気時代小説シリーズ、ついに完結!
病態・薬物治療の出題傾向を踏まえ新出題基準に準拠した最新版。「重要度」マークで学習効率アップ!本文中の「医学・薬学用語」を巻末で解説!薬剤の確認や暗記に使える「主な治療薬」一覧!
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