その処方待った!これでは症状が改善しない。経験豊富な内科医が“ナゾ処方”、“ワンパターン処方”、“前医への忖度処方”など医療現場で見た誤った薬剤の使い方を鋭く解説。研修医はもちろん、医療関係者必読の書!
戦争で愛する人を失くした悲しみは消えることはない。大切な人の命を引き継ぐとは、彼らの生きた歴史を語り継ぐこと。ミホミサン(mihumisang)。もう一度再会できるようにーその日が来るまで僕はちゃんと生きていく。歴史・民族の遺恨を超えた祈り。
日本人、漢人、原住民族、高麗人、アメリカ人などが混在し、価値観が倒錯した戦後の混乱のなか、1945年9月に起こった三叉山事件。ブヌン族の少年の成長を重層的に描き、台湾・中華圏の文学賞を制覇した感動の大作、日本上陸!あの頃を思い出す、太陽の光、野球、彼と彼はともに輝いていたー物語の力、ここに極まる。
かかりつけ医も長期で甲状腺患者をフォローできる!すべてを知る必要はない、でもこれだけは知っておきたい。甲状腺疾患を疑ってからの検査・治療がすぐにわかる。ガイドラインに沿った内容だから安心できる。
あらゆる毒を解す食医の中華後宮ファンタジー。暴虐な先帝の死後、帝国・剋の後宮は毒疫に覆われた。毒疫を唯一治療できるのは、特別な食医・慧玲。あらゆる毒を解す白澤一族最後の末裔であり、先帝の廃姫だった。処刑を免れる代わりに、慧玲は後宮食医として、貴妃達の治療を命じられる。鱗が生える側妃、脚に梅の花が咲く妃嬪…先帝の呪いと恐れられ、典医さえも匙を投げる奇病を次々と治していきー。だが、謎めいた美貌の風水師・鴆との出会いから、慧玲は不審な最期を遂げた父の死の真相に迫ることに。
妃と薬膳師の二重生活を送りながら、皇帝・黎司を助けるために日々奮闘している董胡。ライバルの后を病から救い出した矢先、ついに玄武公の嫡男・尊武に正体を知られてしまう。宿敵に弱みを握られ、董胡は窮地に立たされる。一方、伍堯國の東都・青龍の地では医術の混乱が生じていた。黎司は事態を収拾するべく青龍へ特使団の派遣を決定する。その団長に尊武を任命するが、尊武はあろうことか董胡も連れていくと告げー!?
・心不全治療を行ううえで基本となる分類が左室駆出率(LVEF)に基づく分類であり、 LVEFが50%以上の心不全を“HFpEF”と総称している。高齢化に伴い、総心不全患者に占めるHFpEF患者の割合も増加している。
・高齢者の多いHFpEFでは、生命予後の改善以上にQOLの改善が望まれ、自覚症状の改善や心不全入院の回避は重要であり、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬には臨床的有用性があると思われる。
・本特集では、多くの未解決な問題があるHFpEFについて、現時点での最新の知見を各分野のエキスパートの先生方に解説していただく。読者の方々の診療、研究において参照にしていただければ幸いである。
■HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)の病態と治療
・はじめに
・わが国におけるHFpEFの臨床的特徴と診断・治療に与える影響
〔key word〕心不全、HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)、心房細動
・HFpEFのカットオフポイントとなるEFを考える
〔key word〕HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)、左室駆出率(LVEF)、左室ー動脈カップリング
・HFpEFと右室・肺動脈カップリング
〔key word〕心不全、心臓超音波、右心機能、層別化
・HFpEFにおけるレニンーアンジオテンシン系阻害薬の役割
〔key word〕アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)、ミネラルコルチコイド受容体(MRA)、アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)、層別化
・HFpEFとSGLT2阻害薬
〔key word〕心不全、HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)、糖尿病、SGLT2(sodium-glucose co-transporter-2)阻害薬、治療薬
・運動負荷心エコーでHFpEFをみる
〔key word〕HFpEF(左室駆出率が保たれた心不全)、早期診断、運動負荷心エコー図検査
・HFpEFのフレイルにどう介入するか?
〔key word〕バランストレーニング、レジスタンストレーニング、呼吸筋リハビリ、カルニチン、アミノ酸、社会支援
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・トリプシン分解腸内細菌の発見
●TOPICS 生化学・分子生物学
・B型肝炎ウイルス感染受容体NTCPの構造
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(11)
・お腹が痛い!--それって前皮神経絞扼症候群(ACNES)!?……だけじゃない腹壁痛の鑑別
〔key word〕ACNES、カーネット徴候、腹痛、身体所見、鑑別診断
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(2)
・社会的処方の期待と課題:医療経済学の観点を中心に
〔key word〕社会的処方、健康の社会的決定要因
●FORUM
・これまでの気道管理の常識が変わる
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
これだから有機合成はやめられない!第一線で活躍する化学者たちが、研究における感動と興奮の瞬間を綴り、学生や若い研究者たちへと夢をつなぐ。
人類の発展は化学と共に!身近な?もフシギも解明。
海外の医療経験豊富なバイリンガル医師・看護師による「生きた医療英語」が学べる!
視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の基礎から最新知見までを網羅!
感覚器研究の未来につながるエッセンスを凝縮!
●感覚器は受容器として、その構造をつかさどる高度に分化した感覚細胞群、情報を伝達する神経系細胞群、そして構造を支持する組織細胞群などから構成されている。
●高度に分化した細胞群では、ミトコンドリア機能などに支えられた活発な代謝系が動いており、これらの細胞の可塑性については未だに不明なところが多い。
●本書では、ヒトが健康な生活を送るうえで大切になる「感覚器」に関して、基礎科学的な最新知見から、未来の治療につながるエッセンスまで網羅して解説。
【目次】
総論
1.脳機能局在論から神経ネットワーク論へのパラダイムシフト
2.感覚器とフレイル
3.COVID-19と五感の障害
視覚
4.網膜発生の分子メカニズムとヒト網膜疾患
5.糖尿病網膜症研究の新展開
6.眼科におけるビッグデータ・AIを活用した先制医療
7.体細胞を用いた角膜再生
8.難治性眼疾患に対するin vivo遺伝子治療の最前線
9.iPS細胞を用いた角膜上皮の再生医療
聴覚
10.難聴の遺伝的要因と発症メカニズム
11.ヒト内耳オルガノイド研究の開発過程と今後の展望
12.加齢性難聴とその予防
13.人工内耳の進歩
14.難聴の遺伝子治療
触覚
15.Piezoチャネル、TRPチャネルと触覚
16.触覚と中枢神経の関わり
17.痒みの一次感覚神経サブセット
18.痒みの治療と創薬
嗅覚
19.嗅覚の分子メカニズム
20.嗅覚の加齢変化と生命へ及ぼす影響
味覚
21.味覚受容をつかさどる細胞分子機構
22.味蕾オルガノイド研究の最前線