鎌倉・室町期から戦国期にかけて、「自由民」として中世社会に大きな地位を占めていたといわれる「道々の人」。彼らに敬われ、その強い組織力に守られつつ、時の権力に抗いながら己の信念を貫いた日蓮の生涯を、ドラマチックに描く。
あなたは本当にあなたなのですか?「運命」と「宿命」が説くキムタク“結婚”憲子さんの“離婚”等々。
一家に1冊、備えて安心。しきたりとマナーのアドバイザー。覚えておきたい冠婚葬祭の約束事がよくわかる。縁談から見合い、結納、挙式、披露宴までの実際がひと目でわかる。お祝い事、年中行事の由来、祝い方からお返しまでこまかく解説。葬儀・法要の実際と礼儀にかなった弔問。いざというときもこれ1冊で安心。気のきいたスピーチ、あいさつに、すぐに役立つ豊富な実例。手紙が苦手な人のために、冠婚葬祭、おつきあいにそのまま使える文例集。
「男が女を愛するというのは命を賭けてもいいということだ」「実力は血ヘドを吐く戦いでしか身につかない」「“さよならだけが人生さ”と言った詩人がいる。だが、やっぱり人生は出会いだ」-。万事“金”という価値観がはびこり、ブタのような生き方にどっぷり浸かって何とも思わない人間が幅を利かせる現代の風潮。若者ならそんな世の中に甘んじるべきではない。ジャーナリスト・落合信彦は、そう叱咤激励する。21世紀、どこまで“狼”としてのエキサイティングな生き方を貫けるかを問う、『狼たちへの伝言』3部作のベスト・チョイス決定版。
1945年4月30日、ヒトラーが自殺し、ヨーロッパでの未曾有の大量殺戮は終わった。が、それは冷戦突入という新たな悲劇を示唆していた…。スターリン、ガンジー、ホー・チ・ミンらが織り成す、壮大かつ凄惨な歴史絵巻。
言葉を杖に本を友として歩む鬼才が語る「言葉のゆたかさ、本の楽しさ」満載のこの一冊。さる古書展で大枚2万円で買い求めた「円朝全集」、読むほどにいらいらがつのる。赤鉛筆の傍線は、きまってトンチンカンな箇所。前の所有者はかなりの愚物にちがいない…。毎日八種類の新聞に目をとおす著者が、社会面を賑わせた刃傷事件を分析してみれば…。独自で才にあふれた解釈が笑いの内に本質を抉る。
B29が降らした焼夷弾の閃光は数マイル離れて見ていると、あたかも暗い部屋で巨大なマッチが擦られているようだー対日戦の切り札、戦略爆撃機B29とM69焼夷弾、そして、ルメイをはじめとする米兵たちの苦悩と恐怖ー日米両国の資料と証言をもとに、東京大空襲がいかに計画され、実施されたかを解き明かす。
病気知らずの体づくりは、乳酸菌・ビフィズス菌から。抗生物質が効かない!21世紀は共生物質の時代。
3連単の舟券は100円ショップのようなものだ。品数の豊富さが売りである。ついつい数を買ってしまう。それでも損をしたという感覚にはならない。誰もが少ない資金で楽しめるのが競艇の3連単である。本書では、3連単の楽しさを説く。
帝都に大流行したペストの陰には、恐るべき大陰謀がかくされていた。死の商人・瀬高十八郎と私立探偵・法水麟太郎がくりひろげる虚々実々の駆け引きの結末やいかに?また、九州の某所に幽閉されている鉄仮面の正体は誰なのか?『失楽園殺人事件』につづく法水麟太郎短篇総集の第二巻には、壮大なスケールで展開する伝奇中篇「二十世紀鉄仮面」の他、初の文庫化となる「国なき人々」を収録。さらに未完の絶筆「悪霊」と笹沢左保の手になるその完結編、諸家による虫太郎論26篇など、貴重な資料を併せて収める。
1950年代からその終焉となった1980年代の“お別れ”運転までの旧型国電を路線別に紹介。
一九七五年、西本聖のプロ野球人生は、長嶋巨人の誕生とともにスタートした。ドラフト外で入団したものの「誰にも負けたくない」という意地と、人一倍のトレーニングで一軍にのし上がった彼は、同期入団の定岡、一九七八年入団の江川などの好敵手にも恵まれ、巨人のエースを張る男になった。長嶋選手に憧れ、長嶋監督に殴られ、長嶋茂雄に男にしてもらった著者の、二〇年にも及ぶ現役生活のすべてがここにある。