近代資本主義の発生とともに独立の学問として発達してきた経済学の歴史を現代まで、主要な学派ごとに概観できる通史。現代における社会科学としての経済学の問題関心にそって、各学派の意義や相対的な関係を時代背景や思想とあわせて解説。活きた経済学史を展開する。
伝説の失われた惑星マルデク、この謎を解く鍵をマヤ人が握っていた。そこには、深遠なマヤの時間調節システムの影が映り、偉大な叡智が潜む。人類はマヤの宇宙プロジェクトを解き明かし、宇宙の民として銀河へ旅立つことができるのか。そして手初めにあなたへ…今日からぴったり1カ月前…とは、いったい前月の何日を言うのだろう。地球時間が銀河レベルへ向かうとき、マヤの壮大な宇宙プロジェクトが蘇る。
娘、増田れい子が語るわたしの母像。「人間の平等」は21世紀にむけて模索のすすむおおきなテーマー住井すゑはこの一大テーマに生涯をかけた。
江戸の一日は明け六ツの鐘の音とともに始まり、大奥の御錠口も長屋の木戸もこの時刻に開く。今の午前六時ごろ、将軍の起床する時間でもある。老中などの重職は午前十時には登城し、そのころには銭湯や本屋が開く。江戸城を中心として八百八町に生きた、あらゆる階層の人びとの、時々刻々の息遣いまでが聞こえるように、時代・風俗考証を徹底した社会史の傑作。
カラー・ドキュメント 図説・カンディンスキーの生涯。画面に展開する抽象的形態。色彩が音楽を奏でる。華やかな創造の世界を紹介。
対V号兵器特攻に散ったJ・F・ケネディの兄、ハワイに不時着した真珠湾攻撃隊員と日系人の数奇な運命、北海の霧に消えたグレン・ミラー、日本を空襲した中国空軍機、戦う操縦士サン=テグジュペリの最期、日独連絡飛行で消息を絶った「神風号」の英雄、悲運の海底空母が迎えた終戦の日など、第二次大戦史を彩る航空機と操縦士の物語。
“小学生から英語”の時代に対応する新編集。見てわかる、聞いておぼえるCDつき英語図鑑。
環境破壊と少数民族の弾圧に命を賭して立ち向かったある作家の闘いの記録。18ヵ月に及ぶ不当拘留ののち、1995年11月10日、ナイジェリアの作家ケン・サロ=ウィワが、サニ・アバチャ軍事政権によって「処刑」された。本書は死の直後に出版されたサロ=ウィワの獄中手記である。
一九九四年に全人種参加の総選挙を行って、新体制への船出をした南アフリカ共和国。アパルトヘイト制度を撤廃し、「違いを尊重した統合」に向けた壮大な実験が始まっている。複雑な人種関係と地域の多様性、都市化を軸にした近代化に着目して、近・現代史を綿密に検討し、直面する「負の遺産」や、国際社会のなかでの位置を描ききる。
現代の具象絵画をリードする13人の画家が、自らの作法を語る。作品を深く理解するために欠かせないエッセンスがちりばめられている。作品を決定づける配色とマチエール。この原理を20項に絞って、実作に即して具体的に紹介した。バルールやトーンとは何か、どう扱えば、どんな効果が得られるのかが一目でわかる。
陽はまた本当に昇るのか?混迷、停滞、閉塞感。進化のメカニズムを見失った現代日本。想像もつかない変化の波にもまれる日本は、どの未来へと向かうのか。現代最高の知性、ピーター・タスカが描く日本のシナリオ。