犬が人間とくらすときうんとこさと出てくる問題をだいぶぶん解決してくれる。犬の生活、犬の日常、犬の学問、ポストカードのセットです。
自然の生きものたちと双子のいきいきとしたふれあいを描く…。日本を代表する絵本作家ふたりの個性がとけ合った、はじめての合作絵本。
ハチはカブトムシの仲間のようにがんじょうな体はもっていない。むしろひ弱な昆虫であるが、毒針をもっている。これは実に強力な武器である。この毒針でハチは獲物の急所をさして麻痺させ、巣穴に入れて卵をうみつける。孵化した幼虫は、獲物の急所をはずしてその肉を食い、生きたまま、空になるまで食いつくす。どうしてそんなことがーそれが、本能の不思議なのである。
装飾文字の描き方(カリグラフィー)を、材料、技法から応用論まで、徹底して具体的に解説。12の実作例をもとに、制作工程ごとにコマ分けした写真と文章で、カリグラフィーのテクニックを懇切丁寧に手ほどきする。総論部分では、装飾文字の様式展開の歴史をコンパクトに解説。写本芸術への格好の入門書をかねる。各論部分は、様式別に、ケルト、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、モダン・リヴァイヴァルの5章に分け、書体見本も充実。各章の末尾にはギャラリーのページを配す。
幼虫時代にキャベツを食べるモンシロチョウの仲間は世界中どこででも見られる。キャベツはもともと地中海の沿岸地方にはえていた野生の植物だった。それを人間がおいしい野菜に改良し、全世界に広めたために、これらのチョウも、それについて分布を広げたのである。しかし、数の多い、じょうぶなそのチョウにも、驚くほど多くの天敵がいる。ひとつの生物だけが繁栄しすぎることは自然が許さない。
肉食の虫は恐ろしいけれどおもしろい。草食の虫よりずっと工夫をしないと、獲物をとらえて生きていくことはできないのだ。獲物をねらうときの歩き方ひとつをとっても、たとえばカマキリは、風にそよぐ葉っぱのように、そろり、そろりと近づいていき、カマの近づく範囲にきたら、それこそ目にもとまらぬ速さでカマをくり出す。虫の世界では、ぼんやりしているものは、食われても仕方がないのだ。
阪神・淡路大震災、78人が亡くなった小さな住宅地。若い母親は、おじいちゃんは、娘は…思い出と明日の間を行きつ戻りつ、いかに生き抜いたか。救命救急の遅れ、政府・地方行政の狼狽、マスコミの混乱、その後の被災者への精神的負荷。巨大災害を総合的に調べたレポートは結局出なかった。やむなく著者はひとつの街に限定して、人々は何に耐え、何に希望を見出したか、行政、消防レスキュー隊、自衛隊は何をしたか、街づくりはどのように行われるべきか、繊細なまなざしで伝える。
シギゾウムシは、どうして象の鼻のように長い口をもっているのか。冬の林の中で、一ぴきのシギゾウムシのメスが、ゆっくり、ゆっくり、ドングリに穴をあけはじめた。寒風に吹かれながら、ファーブルはじっと観察を続けている。すると、穴をあけ終わったシギゾウムシは、そこでやめてしまったのだ。この虫は、どうやって卵をうむのか。実はもうひとつの秘密の道具があったのだ。
コムギも、ブドウも実らぬルーエルグの高地。山の中の貧しい家に生まれたファーブルは、都会に出て苦労を重ねる。鉄道坑夫をし、レモン売りをしながらも、少年ファーブルは詩にあこがれ、虫の美しさに夢中になっていた。やがて彼は独学で博物学者になる。自分の本当に好きなことに打ち込んでいれば、人に何といわれようとかまわないーその気持ちが永久に消えぬ名誉を彼に与えた。
わたしたちがくらしている日本は、意外なほど、たくさんのふしぎな場所やへんなものがある、ミステリー列島。そして、この日本各地のさまざまななぞにいどむのが、「ふしぎ探検隊」の使命だ。読者のみなさんもいっしょに、全国なぞめぐりの旅に挑戦しよう。
自分の思うままに遊べる、新感覚自然派ゲーム『牧場物語』を心ゆくまでプレイできる攻略法を満載!!牧場の広げ方から、作物や家畜の育て方を解説。さらに、ゲームイベントや、町の娘へのプロポーズの仕方までも大公開。
ことわざのリズムで、ことばの世界を広げます。0歳から。
お正月の前の夜のことを山では「大雲払いの夜」とよんで、山神にとっては一年でいちばんいそがしい夜となります。スズナ姫にとってはじめての大雲払いが近づいたある日、スズナ山の名物である千年桜がなにものかにぬすまれたという知らせがはいります。