当代きっての怪談の名手が現代の恐怖を採取した、新耳袋第七集。声高に語られるのではなく、日常の隙間に囁かれる妖を集め綴った十章九十九話。
余命短い父を看取るため、二十数年ぶりに故郷の田舎町へ戻ってきたロイ。かつて弟が自殺した事件の真相を探るうち、一生を不機嫌に過した父の秘密を知ることになる。そして町を牛耳る保安官の不審な行動。蜘蛛の巣のような家族と地縁のしがらみに搦めとられるロイは、だが次第に復讐のターゲットを見出して行く。
東海の小藩で青春を送る筧新吾、花山太郎左衛門、曽根仙之助の三人の青年武士たち。厳格な身分社会の中で、立場や家格の違いをこえて、かたい友情に結ばれた三人だったが、彼等にもやがてそれぞれの道へ進むべき時が訪れる。藩命を受けて江戸へ向かった彼等に、藩をわがものにしようと企む蟠竜公の陰謀が牙をむくー。若き侍たちの旅立ちと胸のすく活躍を描く、青春時代小説の傑作。
書く人も、みる人も、みんなたのしい。武田双雲、初の書道ワークブック。
福祉、保健、医療、教育など、人々の支援にかかわるさまざまな専門職が実践するために深く理解し、身につけておかなければならない原則について、多くの身近な事例を通し具体的に考え学びます。
本書『もう一本!本髪川柳』は、本書の第一弾となる単行本『毛髪川柳』の第二弾となる単行本である。前作同様、薄毛、脱毛といった頭髪についての悲喜こもごもを、ユーモアたっぷりの川柳で笑い飛ばそうという公募企画「毛髪川柳コンテスト」(主催・NPO法人日本自毛植毛センター)に寄せられた作品のなかから、編集部が傑作を選出、一冊に編んだものである。
ある夜どしゃぶりの国道を運転していると、赤いコートの女性がうつむいて自転車をこいでいる。街灯の下で追い越すと、その先にはまた赤いレインコートが。なぜか三度も街灯の下で赤いレインコートを追い越した。不思議に思い振り返り、レインコートの中を覗き込むと、その中にはー。人に語られ、人に伝わり命が宿るという怪談を、集め伝える新耳袋。そこに集まった『「新耳袋」にまつわる話』を収録。
1940年6月のある朝、H.A.レイとその妻マーガレットはドイツの軍隊が攻めてくる数時間前にパリを脱出した。それも自分で組み立てた自転車に乗って!わずかな荷物のなかにあったジョージの原画が絵本になるのは、翌年アメリカでのこと。ふたりの生い立ちや奇跡の逃避行を、日記や写真、イラストをまじえてたどる大型絵本。
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級学科試験問題集。同技能検定の出題範囲を踏まえ、出題可能性の高いと思われる項目について、出題範囲ごとに整理して、オリジナル問題および過去に出題された問題を掲載。巻末に2006年9月および2007年1月に実施された「ファイナンシャル・プランニング技能検定」の問題と解答をそのまま掲載。
登校班から一人遅れて歩く女の子、忽然と姿を消した銀幕のスター、ひきこもりの青年…。ささいな気持ちのすれ違いに悩み、互いに傷つく人たち。心が曇る日があっても大丈夫。真実を見つめる素直な瞳があれば、いつだって青空は広がっている。日常の謎を描く名手が贈るハートウォーミング・ミステリ。
人はなぜ悩み、苦しむのか。本書では、家族機能やアルコール依存などの嗜癖(依存症)研究で著名な著者が、摂食障害の当事者やDVに悩む家族からの相談に隠された真実を読み解く。「母に暴力をふるってしまう」「何もかも捨ててしまいたい私」など、現在の家族に潜む問題を浮き彫りにする1冊である。