なぞだらけの動物の世界。体のふしぎや進化のひみつを、自分の目でたしかめながら明らかにしていく動物学者の研究をえがくシリーズ。
かめくんは、なにをするにもゆっくりじっくり。ともだちのうさぎくんが、いつもかめくんをせかします。「ねえ、はやく!」でもあるひ、ふたりでいっしょにほんをよみはじめると…?性格が正反対の友だち同士を、やさしく温かな色づかいでユーモラスに描くかわいい絵本。
紙をびりびりってやってみよう。音もたてながら大きくびりっ、小さくぴりぴり。いろいろな紙をちぎってみよう。大きくちぎった赤い紙は…自動車?お家?それともお花?小さくちぎった緑の紙は…むしさん?おまめ?「紙をちぎる」ことは、小さい子どもたちにもできる、楽しいあそび。パパもママもいっしょにびりびり。イメージいっぱいふくらまして…。「これ、なぁにかな?」。
近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉の大ベストセラー『学問のすすめ』。本書は歯切れのよい原書のリズムをいかしつつ、文語を口語に移した現代語訳である。国家と個人の関係を見つめ、世のために働くことで自分自身も充実する生き方を示した彼の言葉は、全く色あせないばかりか、今の時代にこそ響く。読めば時代情勢を的確に見極め、今すべきことを客観的に判断する力がつく。現代にいかすためのポイントを押さえた解説つき。
急げ、走れ。うしろをふりかえるな。勇気と知恵をたずさえて、恐怖の世界にたちむかえ。急げ、走れ、まだ見ぬ地平は、もうすぐ、そこだ。明日の自分に勇気をくれるー困難を乗りこえるために必要なものは何かを教え、考えさせてくれるー冒険小説集。十代から。
涙とともに、すべてが終わるわけではない。悲しい涙をながして、はじめて始まる、美しい人生がある。十代から。
これだけはゆずれない。そんな思いが、もしあれば、人は、人を大切にできる。大切にされた人は、また違うだれかを、もっと大切にできる。何かを心から願い、まごころを込めて追い求めた人々の物語群。十代から。
おおぜいが傷つき、悲しみ、恐怖におびえる戦争を、人はなぜ、くりかえすのだろう。いつか、気がすむときがおとずれるのだろうか…。あなたが生まれる前の日本で何があったのか、文学を通して見つめてきた作品群。十代から。
教育実習のため、とある小学校にやってきた晴香は、幽霊が見えるという寂しげな少年・真人に出会う。真人は晴香に「自分は呪われている」と告げるが…。一方八雲は、真人の通う小学校で起こった幽霊騒動を追ううちに、手首だけを残し、骨まで燃え尽きた謎の死体を発見する。人間業とは思えない超高温で焼かれた異常な状況。果たして犯人は人間か、それとも!?八雲の赤い左眼が再び煌めく、人気シリーズ第4弾。
短い生涯のなか、女性らしい視点で社会を見つめつづけた一葉。あふれでる西洋文明の知識を駆使し、数々の格調高い作品を残した鴎外。西洋人でありながら、だれよりも日本人の魂を愛した八雲。日本が新しい時代に踏み出した明治期を代表する三作家の傑作短編。
なぞだらけの動物の世界。体のふしぎや進化のひみつを自分の目でたしかめながら明らかにしていくシリーズ。アリクイのあっと驚くながーい舌のなぞをとく。
宮廷文化という視座から、後宮殿舎・舞楽・催馬楽をとりあげ、広く『源氏物語』内外の事象を見据え、物語世界をとらえ直す。扱う資料は、記録・故実書のみならず、街談巷語ほか、歴史物語をはじめとして説話群、和歌までをも対象にした。文化と物語世界の往還から、未だみぬ『源氏物語』を豊かに掘り起こした書。
神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶」シリーズ第1長編。