アマンディーナはちいさないぬですが、いろいろなことができます。おどりもおどればうたもうたいます。おしばいもじょうずだし、むずかしいきょくげいだってできるのです。あるひ、アマンディーナはもうつかわれていないげきじょうをかり、ぶたいにでてじぶんのできることをみんなにみてもらうことにしました。いしょうをつくり、ぶたいそうちをつくり、れんしゅう、れんしゅう、またれんしゅう。いよいよ、ぶたいのまくあけです。ところが…。
家庭や地域の現実を背負って子どもたちが通う学校が抱えるさまざまな教育問題ーその解明と解決に向けて、実践者と研究者が協働して取り組むための視点・概念・方法を平易に解説。研究事例も詳しく紹介。
「自衛隊員の皆さんに恋愛や結婚の経験談を語ってもらいたいんです」。二等陸佐・今村和久の前に現れたのは、隊内紙の記者の元気娘・矢部千尋二等陸尉。訊けば、夫婦の馴れ初めを、コラムに掲載したいというのだが!?「みっともない」と逃げる今村、ねばる千尋。一歩もひかない攻防戦の顛末はー!?様々な思いが交錯する、自衛隊員の結婚を綴った表題作を含む、十人十色の恋模様6編を収録した、国を守る男女の本気印恋愛百景。
日本初、語彙力の決め手“反対語”に特化した問題集。「反対語」100セットを厳選。950語超の関連語が、言葉の世界を広げてくれる。子どもたちが最も苦手とする“抽象語”への耐性を育てる問題群。よく似た言葉が持つ相違点を正確に解説。「軽い」にもプラス・マイナス両面がある、「常識」は「非常識」にもなり得るー言葉の価値を反対側からもとらえられるよう、逆説化された課題文を随所に配置。画期的な手法で大好評の“ふくしま式”問題集シリーズの第3弾。
17歳のおちかは、ある事件を境に、ぴたりと他人に心を閉ざした。ふさぎ込む日々を、叔父夫婦が江戸で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せ、黙々と働くことでやり過ごしている。ある日、叔父の伊兵衛はおちかに、これから訪ねてくるという客の応対を任せると告げ、出かけてしまう。客と会ったおちかは、次第にその話に引き込まれていき、いつしか次々に訪れる客のふしぎ話は、おちかの心を溶かし始める。三島屋百物語、ここに開幕。
安価な労働力に、豊富な資源、外国企業の誘致を加速。ASEANの新天地に飛び込め。
六千メートルをこえる深海は、わずか指のつめ一枚の広さに小さな自動車一台分もの重さの水圧がかかる世界。そこに行くために立ちはだかるさまざまな困難を解決し、完成したのが「しんかい6500」だ。すでに千二百回以上も安全に深海に潜っている、日本がほこる世界一の潜水船なのだ。生まれたばかりの海底、鉄のうろこをまとう貝、生命が地球に誕生したヒント、地震でできた海底の裂け目、火山ができるしくみ…、宇宙と同じくらいに満ちあふれた深海の“なぞ”のうち、「しんかい6500」が明らかにしてきた、その一部を紹介しよう。
幕末の奈良に生まれ、絵と彫刻、狂言の三才に秀で、数々の貴人に愛された芸の人、森川杜園。重厚にして軽快、大胆にして精緻な作品の数々は、どのようにして誕生したのか。大和の異才、森川杜園の生涯をみずみずしく描いた初の伝記小説巨編。
米沢藩士、雲井龍雄は大志を抱き江戸へ出て三計塾きっての俊才とよばれるようになる。幕末の狂乱に翻弄されつつも藩のため東奔西走し、探索方として活躍。しかし、薩摩の一方的な会津鎮撫に激しく憤り「討薩の檄」を飛ばし奔走するのだが…。悲劇の志士として二十七歳の短くも激しい生を閉じた龍雄の生涯を描く傑作長篇。