シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に取り入れた作品。蜘蛛巣城の城主をめぐって繰り広げられる壮絶な戦いが強烈な人間描写とともに描かれる。とくにラスト・シーンが必見だ!
バリ島のアニキが教えてくれた実はとっても簡単な成功する理由。
悪政を敷く御国家老に父を謀殺された有馬喬四郎は、江戸の長屋に身を潜めて復讐を誓う。が、まずはその日の暮らしが大事。怪しい仕事で日銭を稼ぎ、女人に妻の面影を求め、返す刀で刺客を倒す。ままならぬ日々を懸命に生きる喬四郎と、ひと癖もふた癖もある悪党どもが繰り広げる珍騒動。時代小説の愉しみを満載した新シリーズ。書き下ろし時代小説。
1920年代、ロスト・ジェネレーション。ドイツでは秘密結社とホモセクシュアルの妖しい匂い、そしてユダヤ人の迫害。『聖なる酔っぱらいの伝説』の著者が放つ危険な物語。物語作家ロート、幻の処女作。
こころふれあって、あったかえがおがひろがったー。小学校初級向。書きおろし表題作、第一回岐阜県文芸祭優秀賞作品「ゴン太、長良川へ行く」2編収録。
窪田さまの保さまと呼ばれる男と間違われた蛙十内は、おつたという奇怪な美女と甘美のひとときを過ごして行方不明となった。さらに、江戸の巷では、いくつもの仏具屋から、つぎつぎに仏像が盗み去られていた。日本橋の薬種商『南天堂』の隠居からたびたび大金を強要していた下谷に住む旗本川原伝十郎が何者かに殺された。ところが、川原伝十郎がもう一人いた。-海賊一味の陰謀を暴く颯爽の若さま紋十郎。