少年ピンが加わったパルチザン部隊は、“愛すべきおちこぼれ”たちのふきだまりだった。普段、酒や女で頭がいっぱいの彼らが「死」をもってあがなおうとしているのは何なのだろう。なんとも嫌らしくて、不可解な大人たちである。パルチザンの行動と生活を少年の目を通して寓話的に描く。奇想天外な現代小説の鬼才・カルヴィーノの文学的原点の傑作。
「春の海」で知られる箏の天才・宮城道雄が、1936(昭和11)年に発行した随筆集『騒音』を奈良岡朋子と遠藤剛の朗読で収録した2枚のアルバム。盲目の音楽家の音への独特な感性、当時の日常生活の出来事などを詩情豊かな文章でじっくりと味わうことができる。
こころふれあって、あったかえがおがひろがったー。小学校初級向。書きおろし表題作、第一回岐阜県文芸祭優秀賞作品「ゴン太、長良川へ行く」2編収録。
HTTPからSOAPまでインターネットの牽引役-インターネットプロトコルを詳細解説。
「いつか母の思い出を書きたい」という一念から、父や母のこと、子供の頃の思い出、旅の思い出、日々の暮らしの中で心に留まったことなどを、折に触れて書き綴ったエッセイ集。
小指にも満たないその小さな心の思い。虫たちの苦悩と希望の物語。