近代語から現代語への過程には、言語主体による変化があったー「否定」をあらわす文末表現は、他者への配慮・表現論的機能・文法カテゴリーなど、様々な要素が複雑に絡み合った述語構造を持つ。『浮雲』『小公子』『金色夜叉』といった明治文学を対象に、文法的形式と意味・機能の両面から、その史的変遷にアプローチ。「言文一致運動」に代表される過渡期の言語実態を、日本語学的な視点からあぶりだす、刺激的な文法・文体論!
System Vを極める。シェルコマンドからX Window Systemまで、System V Release4に関する、ありとあらゆる話題を集めた一冊。
人間存在を生物=生態学の視座から把握を試み、問題の解明から再び問題提起へ無限の螺旋運動的思考を展開。複雑性の方法・思考の革命に向かうモランの壮大な宇宙。E.モランの研究的自伝。
染色体異常症の解明に大きな期待が寄せられるアレイCGH診断法。その基礎知識から実際の検査・診断まで、わかりやすく解説!実例に基づく貴重なアレイ解析結果を30症例から提示、 その定義から診断ポイントまでを簡潔に記載。専門医・小児科医待望の最新情報がこの1冊で。
実用の観点からデータをファイル化して処理できるように、現在開発されているほとんどすべてのグラフについて解説。『基礎統計編』『多変量解析編』『実験計画法編』『ノンパラメトリック編』『多変量分散分析・線形モデル編』の姉妹書。
平安後期から鎌倉・南北朝・室町時代に及ぶも、なお陸続として書き継がれた「姫君と貴公子の恋物語」の数々は、「中世王朝物語」と総称され、多方面から斧鉞を加えられている。本書では、魅力に溢れる作品群の考察が展開され、まさに時宜に適った珠玉の一冊となっている。
呼吸器疾患を臨床の場でいかにとらえ、診断したらよいかの基本から実際までをわかりやすく説いたテキスト。問診・病歴の取り方、身体所見の取り方と意味づけから症候・各種検査所見の読み方を簡潔かつ具体的に解説した。次いで重要な呼吸器疾患診断のポイントを、図・表・チャートなどを使って示してある。医学生・研修医の方々が最新の呼吸器診断学を効率よく学ぶことのできる本。
ユニークで、眺めているだけでも楽しいイラストにより、解剖学が驚くほど面白く理解できる全く新しいスタイルのテキストブック。イラストと解説を読み進めているうちに、暗記に頼らずとも必要な知識をいつの間にか身につけることのできる、画期的な教科書である。全体の構成は器官系ごとにまとめたが、1頁ごとの読み切りを原則として、どこからでも読めるように配慮した。これまで解剖学に悩まされてきた医学生、コメディカルスタッフにとっては絶対に手放せない一冊である。
フルカラーになって、一層わかりやすくなりました。「イラ解」、20年目の全面リニューアル!