半世紀余にわたる著者の英文法研究を集大成し、渾身の力をふりしぼって書きあげたライフワーク。豊富な用例を著者の文法観に基づいて体系化した学術書であると同時に、常に座右に置いて、英文法上の疑問が浮かぶごとに参照できるreference grammarである。その際、英語の文法現象のhowを記述するにとどまらず、常にwhyという疑問に答えようとした。
近代合理主義の思想的展開を跡づけ、前近代の人々の生活と調和した自然観を取り込んだ「エコロジー的世界観」の基本原理を明確に提示する。
雅楽・能・狂言・幸若舞・浄瑠璃・歌舞伎、ジャンルを超えて舞台芸術を解体する。
日本はドイツ表現主義をどのように受け入れたのか。当時の雑誌、新聞等の評論や翻訳を読み解き、日本の知識人の反応をつぶさにたどる。
“レトリック”の概念・技法を46の型にまとめ、時代を代表する日本の文章を例に解説。