本書の特徴は、建築用語の英語での表現を和英形式で連語辞典(collocation dictionary)式にまとめている点にある。
アダム・スミス研究、ディフォウ、スウィフトをはじめ18世紀英文学と西鶴文学の比較研究、中国・インド・日本論等19篇。東西文化の比較を広く論じた碩学の論考。
計算機はどう認識し、学習するのか。ソフトウェア科学の最先端テーマであり、かつ従来別々の分野で扱われてきたこの問題を、ともに情報表現の生成と変換の過程であると捉え直し、統一的に解説する。代表的な表現法には具体的なアルゴリズムを付けた。さらに新しい情報処理として、ニューラルネットによる認識と学習の手法を紹介する。記述は、初学者が予備知識なしに要点を理解できるよう配慮し、類のない人工知能論の入門書とした。
ヨーロッパ中世の社会職分思想を基軸に、プラトン、アリストテレスからケインズに及ぶ経済思想史。絶妙の名講義「経済発展における世界観」ほか12篇を収める。
本書は近年飛躍的発展を遂げてほとんどその面目を一新した場の量子論ー特にゲージ場の量子論の解説書である。基本的なところから詳しく説明されているので、量子力学の初等的予備知識で十分理解できる内容となっている。
多数の例題と具体的プログラムを通して、段階的に分りやすく解説。走らせることによってほんとうに理解できる、工夫されたプログラム。予備知識はFORTRAN77と直交座標系の幾何学の初歩のみ。掲載プログラムはパソコン搭載可能な多くのFORTRANサブセットに適合するような範囲で書かれている。CGを導入しようとしているさまざまな機会にベストなテキスト。CGは複雑で難かしいものだという偏見を取り除くことに成功したCGのまたとない入門書!。
遺伝アルゴリズム(GA)は、自然進化に見られるプロセスを模倣して構築されたアルゴリズムである。本書は、前半を第1部:遺伝アルゴリズムチュートリアルとし、GAの基本的な考え方を丁寧に解説し、後半を第2部:応用事例研究とし、さまざまな分野における実際問題に対する適用について詳しく記述した。
本書は、生体で受容される種々の外界情報(光、味、匂い、電界、化学物質、物理的刺激など)が、生体内でどのように処理されて、また内部で創られた情報がどのような役割を果たしているかについて、種々の系に共通する「自己組織化」という観点から述べている。またこの自己組織化は非線形・非平衡系(開放系)において初めて実現するものであり、ここでは生体系をミクロからマクロへという立場で理解することを試みる。つまり、各要素がいかに結合され、全体を構築し、機能を発現するかについての第一線の研究が異なる種々の対象を例に自己組織化という切り口を用いて紹介される。
本書はポルトガル語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ルーマニア語の主要5カ国語の会話表現を比較する。基本的と思われる約1200の文を比較した。本書をめくり現地の人達と会話をしているつもりになって、地中海文明を構築する「ラテン系の人達」の物の考え方・精神構造の一端に触れて欲しい。同時に、地中海世界を旅するときの会話の手引きにもなる。
本書は、学際的活動の産物である理論的モデルやリサーチによって開かれた新しい臨床的見地から、一部の身体・精神疾患を感情制御の障害として再概念化することがどのようにして可能になるかを示したもの。
結果が読めないPhotoshopのフィルタ機能を完全ビジュアル表示した「目で見る事典」。エキスパートが教えるオリジナルテクニック大公開。
本書の目的は、“素手でも診断が下せる医師を育てること”である。ただし、大震災直後のような極限状態で医療をすることは少ないので、心電図と胸部X線写真は利用できることにした。すなわち、問診・診察所見・心電図・胸部X線写真のみで診断にアプローチするわけである。われわれは、これら4つの診断テクニック(問診・診察所見・心電図・胸部X線写真)をコモン・テクニック(C-Tec)とよんでいる。これらは、修練さえ積めば、特殊な診断機器のない診療所でも所見を得ることができる技術だからである。
客観的で合理的な薬物治療の実施が強く求められている。本書では、薬物血中濃度を解析するという従来の薬物動態、TDMのイメージを一新し、薬物血中濃度を用いずに薬物動態の視点、情報を薬物治療のモニターに付加し、モニターの内容を豊富化していくための概念や具体的な方法を示すことに力点が置かれている。薬物動態学の臨床適用という目的に徹した書である。薬剤師、医師、看護婦など薬物治療に関わる者、また、医薬品の臨床開発に関わる者すべてが習得したい内容である。