日本語から英語動詞の振るまいを眺め、暗記式文法の代わりに、なぜなのか説明でき、応用・予測が可能な、日本人に即した英語文法を考える。Charles Filmoreの格理論と三上章、寺村秀夫の日本語文法論を用いて、系統のかけ離れた日本語と英語を比較する新しい試み。
多変量解析、または多次元データ解析という名称で呼ばれる統計的方法は数多く存在するが、本書ではその主なもの、回帰分析、主成分分析、因子分析、クラスター分析、多次元尺度法、を取り扱った。
本書は5部で構成されていて、精神病理と診断治療の過程の概観から始まっている。子どもと成人のより頻度の高い臨床病像がそれに続く4節で記述される。これらの障害の診断、臨床、治療の定式が代表的症例とともに提示される。
電磁気学の難問を徹底解明。最も透明な電磁気学ファインマンの精神を展開。相対論もよくわかる。
インテリアデザインはこの1冊で完璧!!新しく生まれ変わった多機能・最新CAD「VectorWorks」(旧MiniCAD)を徹底解説!製図、パース、アニメーション、色彩計画、プレゼンテーションボードの制作まで、チュートリアルを通してVectorWorksをマスター。
本書では、まず第1冊目で、D-加群の理論を紹介する。続いて、第2冊目では、P.Fermatが彼のもっていた本の余白に書き残した「3乗数は3乗数2つの和にならないし、4乗数は4乗数2つの和にならない。一般に2より大きい巾についてはいつもそうである。私はこのことのすばらしい証明を発見した。しかしこの余白はそれを書くには狭すぎる。」という証明を解説する。
「透層する建築」とは、自然と建築、空間の内外など、建築特有の壁・境界を溶融させ、流動的でダイナミックな変化を許容する空間ー。近代建築を根底から捉え返し、電子メディア都市の新しい建築像の確立を目指し、最前線で試行と思索を重ねる建築家の大胆で華麗な発言の全て。
コンピューター科学と数学について知っておくべき項目が何かを語りかけ、何がもっとも肝心かについてのメッセージを伝える。一方、「問題を科学的に解く」という目標を見失わないようにしながら、物理と数学そしてコンピューター科学の諸概念を伝える。
『新聞の病理』(岩波書店)で20世紀末のメディアを鋭く解析した著者が、ロッキード事件や公害・薬害、国際テロ、司法不信、靖国神社参拝などで揺れ動いた1970年代の日本社会を幅広く描写した論説・史料。80年代初頭から個人的持論一色に染められた読売新聞・社論の変貌を70年代に著者が執筆した社説で検証する。
インテリアCADソフトの超定番「VectorWorks」を徹底解説。製図、パース、アニメーション、色彩計画、プレゼンテーションボードの作成など、インテリアデザインにおけるVectorWorksの具体的な使い方がマスターできる。
本書は、XML用スキーマ言語“W3C XML Schema”の解説書。XML SchemaはSOAPやWSDLと同じくWebサービスの重要な構成要素の1つであり、XMLの語彙を正確に記述するW3C標準のテクノロジー。しかし、XML SchemaはDTDに比べて表現力が高いぶん、非常に複雑な仕様を持ち、その仕様書が長くて読みにくいことでも知られている。本書では豊富な例題を使って、この複雑なスキーマ言語を丁寧に、そしてわかりやすく解説。著者独自の視点から、XML Schemaが持つ潜在的な落し穴も指摘されており、客観的で時には批判的な意見を述べられているので、仕様書には書かれていない(ワーキンググループの)「気持ち」も理解できる。
敬語は“難しい”面があることは確かだが、また、なかなか“おもしろい”言語現象でもあり、これまで、さまざまな観点から研究が行われてきた。そうした研究成果の中から、ごく一部だが、ふさわしい部分を取り出し、幅広く想定した読者に紹介するのが、本巻の趣旨である。方針としては、まず、章の立て方をできるだけ魅力的なものにするように心がけた。その上で、必要な基礎知識はもちろん、読者に興味をもっていただけそうな話題や、斬新な成果も盛り込み、かつ、今後の研究の方向性についても適宜触れるようにした。そして、これらの内容を、特に予備知識を必要としないように述べることに意を払った。
本巻所収の論考は、それぞれの著者の多年の思索の結果として独自の文法観と用語法を持ち、例えば主語、題目語、モダリティ、叙法などといった基本的なタームも、論者によってその概念内容は異なる。それは主語と述語をめぐる問題の奥行きの深さとそれが求めるアプローチの多様性を物語るものであろう。
多元性の時代-空間形態の変容を軸に「中世」を捉えなおす。儀礼の場である空間が、それを取りまく社会的な側面と密接に相互作用しつつ変容していくさまを、多様な建築類型・地域を対象に描き出す。