本書は、神経生理学の最新の成果の上に立って、「脳と心の生物学」の歴史と現状、未来への展望を提示した画期的な総説であり、脳の神経への最良の道案内である。人間の中に存在するものは「精神」ではなく、「ニューロン」(神経細胞)と「シナプス」(神経細胞の連結)であるという大胆な理論を展開した。
本書は不安障害に対する医学的モデルに基づいた新しいアプローチを実践的でわかりやすい形で記述し、つねに臨床家の手元にあって簡便に利用でき、正確な知識と臨床上必要な事柄が直ちに参照できるよう、さまざまの工夫を凝らしている。病的不安によって日常生活の困難をきたしその能力が妨げられている多くの患者を無益な苦悩から解放するために、精神科医のみならず、内科、小児科をはじめとする各科の医師、カウンセリングや保健衛生に関わるコメディカル・スタッフにも必携のハンドブック。
「人々の記憶に残る広告表現」とは?最新の認知心理学や脳生理学の知見に基づき、広告表現の基本要素を独自の調査で再検証。経験豊かなアートディレクターが、そこから読み取る表現の神髄とは何か。効果を生む広告づくり、に欠かせない知恵財産がここにある。
本書には社会学者、経済史家、人類学者と並んで、芸術家、映画論、フェミニズムなど、世界システム論やグローバル化を論じる際に通常あまり見かけない研究者たちが並んでいる。ここに本書のユニークな点がある。つまり、本書は、芸術史などの人文科学的領域に属する学問の側から行われた、社会科学的領域の学問との真摯な対話の試みなのである。もとより、これは単に異種領域間同士の学際的な対話という意味でユニークなだけではなく、今日私たちが否応なく巻き込まれているグローバル化という状況を、経済的問題という狭い領域から論じるのではなく、これまであまり議論されてこなかったさまざまな文化的次元からも論じようとしたという点で独自な意味をもっている。
Webで公開可能な3次元グラフィックスを作る!VRMLによる仮想世界を構築する技術を解説。仮想世界構築のための最新版フリーソフトウェアをCD-ROMに収録。
複雑な生命現象をより定量的かつ精密に理解するには、生物をシステムとしてとらえ、その挙動や制御を解析する必要がある。網羅的データ収集、コンピューターシミュレーション、大規模解析など、システムバイオロジーのいまをまとめた待望のレビュー集。
複雑微妙な建築の内容の変化を捉えるには、昆虫のような複眼を持つように努力しなければならない。建築史の構成の基本は、個々の建築実例と動向のグループ分けと、それらの時間的な流れをどのように組み立てるかにあるが、近代の建築史では、実例のあまりの多様さと流れの輻輳によって、その組み立てが極度に困難になる。本書では、できるかぎり時代の経過に従って建築の変貌を理解できるように努めたが、それでも読者は、同一の時期にいくつもの建築的な流れが同時に平行していたことを常に念頭に置いていただきたい。
チャールズ・ベル以前の時代には、人間の身体のすみずみまでいきわたる神経は解剖学者による検討では混沌としていて解明の望みのない謎であったが、著者は造物主の作品には不完全で無駄に複雑なものはなく、この見かけ上の混乱も人間の探求の届く範囲内にあると信じていた。情熱や情動の影響で顔つきや身体全体の動きがどう変化するかを追跡しながら、神経の起始、走行、停止に関して非常に注意深く検討した結果、従来知られなかった根本的事実をつきとめ、それに続く研究で動物のこの組織の中に簡潔な美が存在することを医学界に提示した。
ニューロン=神経細胞の集合体である、数多くの動物のなかで、なぜ人間だけが文字を操ることができるのか?ゲノム解析や人工知能へ、考える道筋を示す。
次代の歯科医院を創造するための経営と開業の「解」を初公開。競合に勝ち抜く開業・経営のノウハウ。
本書では、模範例だけでなく問題例など個人的に集めた例文集から、整形外科医に有用と思われるものをトピックごとにまとめ、問題のある例文と訂正文を対比して、実際的な英語論文表現集となるように努めている。
デンマークで日常的に使用されている表現を収録した慣用句辞典。約1000のイディオムを核となるキーワードのアルファベット順に配列。表現上の意味の核となるキーワードは太字で目立つようにし、表現の意味と例文と例文の日本語訳を記載している。
本書の範囲は、新ガイドライン(厚生省、平成11年1月)に基づき、「生体の構造と機能」の全範囲をカバーしたものです。ただし、教科書ではなく、あくまでも国試対策用の参考書であるため、科目の全内容を羅列的に記載しているわけではありません。過去の国試出題状況を徹底分析し、「過去問を解くための実力」を養成するための、適正な内容・範囲・分量のみを収載しました。