本書はAdaの斬新な側面に焦点をあて,詳しく書かれた具体例(いくぶん難解ではある)によってそれを説明している。読者は,Pascal,C,PL/l,Algol60,Simula67,Algol68,FORTRANなどの手続き型プログラミング言語の少なくとも一つについて,十分な知識をもっていることを前提としている。例題プログラムは,読者が設計開発するのを補助する目的で,段階的詳細化法をつかって作成してある。全体を通して,構文規則は形式的手法ではなく,例題をつかって提示されている。なお,本書ではANSI標準版に基づいて,若干の注釈がつけられている。
本書は、画像データベースについて、技術体系を総論的に述べると共に、特にその中で理論的にも実用的にも重要な「パターンデータ構造」および、その上での「データ検索・演算方式」とを中心に記述している。
本書は、初めて力学を本格的に学ぼうとする人から、大学初年級の講義や教科書で力学を学んだ後少し違った観点から復習したり、より進んだ見方をも学びたい人を対象とする力学の教科書である。
監査とはいかなるものかを探究する道を明らかにし、監査学の可能性を拓く。本書は、監査教育に、監査研究に、そして監査実務に従事している人、そしてさらには、「監査」という人間の行為に学問的な関心や知的な好奇心を感じている人に向けられた、監査を考えるための基礎理論の本である。
必要なときに無駄なく「線形代数」の知識を学習しながら、アーベル、ガロアから始まったとされる「群の理論」を学び、群の本質は、それがある対象に「作用する」ことであることを、種々の具体例から会得して、群の「作用」の数学的純化としての「群の表現」の理論を、現代の物理学など自然科学への応用例を具体的に計算することを通して実感的に体得する。そして、現代数学における群やリー環の「表現論」を理解する。
このシリーズは文部省重点領域研究「人工現実感」で行われた基礎研究について、その成果を学術的な視座からまとめたものである。コンピュータによる合成世界と人間とのかかわりを四つの視点からとらえ、バーチャルリアリティの学術的な礎を築くものとして編集されている。3巻では、物理法則を導入したVR世界の構築法と現実感演出技術など複雑なVR世界を創出するための道具立てを整備し、それを用いて実際にVR世界を作り出し、その可能性を探る。
本書は、エンジニアリングによる開発に必要なプロセス改善を新たなアプローチから表したものである。
文学・映画・舞台・日記・ラジオ・パンフレットなど、国民社会主義のあらゆるジャンルの表現文化を克明に掘り下げ、虚構と現実の現場に踏み込みながら、ファシズム・ナチズムに対抗する全体としての思想を追求した著者畢生の書き下ろし。
CIO、CSO(情報セキュリティ担当役員)、情報セキュリティ責任者必携!情報セキュリティ基礎から実務対策まで体系的に整理、脆弱性からセキュリティまで触れる内容。情報セキュリティ人材育成からのガイドラインを示す。
現代建築家を繰り返し夢中にしているものの1つである窓は世界中の建築家たちを魅了し続ける。単なる採光と換気のための開口部をはるかに超えた存在である窓は、技術的に極めて洗練され、立体芸術としても非常に創意に富んだクリエイティブデザインのいくつかの実例を生み出した。本書では、リチャードロジャース、フランクゲーリー、坂茂、伊東豊雄をはじめとする世界をリードする建築家の優れたプロジェクトから40を超える実例を検討する。すべての実例は写真や図面と共に解説され、魅力あふれる建築要素である窓に関する興味深い考察が行われている。
論理計算の形式的な実際面とともに、記号論理学の基本的な考え方や基礎概念をわかりやすく説明する。
技術文の作成、翻訳に際し、避けて通ることのできないのが“数”と“量”-第1編では、「数と量」から「単数と複数」までの語法を、第2編では、基本パターン・数量語句まわりの表現を詳説、第3編=頻出76物理量の表現集とあわせ、豊富な例文を付して贈る。
日本最古のまとまった音源である大正〜昭和戦前期のレコード音声と文字化資料を対象に、方言を中心とする音声研究、変異理論や談話分析に基づく社会言語学的研究、文法・語彙を中心とする近世・近代語研究、話し言葉・書き言葉のコーパス言語学的研究、と多角的アプローチ。大正以前の過去へ、そして現代へとつながる言語理論を切りひらく。