大阪から金沢に向かう、特急サンダーバード1号の車中で、刺殺体が発見された。殺害状況は、ごく限られた時間内の犯行を指し示す。翌日、金沢の名勝・兼六園でも、女性の刺殺体が!サンダーバードと兼六園、二つの現場には、共通したある痕跡が遺されており、同一犯人による凶行説が浮上する!ルポライター・浦上伸介は、被害者間の秘められた関係をつかみ、容疑者の足取りを追う。だが、容疑者が構築した“五つの時計”による不在証明が、浦上の前に立ちふさがる。
新たな「知の原理」に挑む。急速な情報化によって研究と教育はどう変わるのか。最前線にたつSFC(慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス)からの発信。
真夏の浜辺に浮遊する自由と規律のメカニズム。何気ない視線が人間行動に与える決定的影響力。
2008年、海自高速ミサイル艇が襲撃された!!「有事」-!日本に対する新たな攻勢の準備を着々と整えるテロ勢力。洋上に築いた秘密補給基地から狙う次のターゲットとは?特偵隊リーダー高崎の読み、そしてテロ勢力の背後で蠢く謎の傭兵集団の思惑が交錯、対テロの戦いは、新たな局面に突入する!元自衛官の俊英が放つ、迫真の軍事サスペンス。
人間は火を利用し、農業をし、家畜を飼い、鉄や石油などの資源を生かして文明をつくってきた。巨大な都市や工場もつくりあげた今、人間は自然環境に大きな影響をあたえるようになった。小学校高学年以上。
4冊の絵文書、1000年の沈黙を守る石碑の記号、450年前、スペイン人神父が書き残した謎めいた手稿…わずかな手がかりから、いったいだれが古代マヤの暗号を読み解くのか。
“窓”は人間の「見る」行為と深く関わる。古代エジプトから20世紀まで、西洋の“窓”の変遷に伴い、人間の自我意識がどのように変わっていったかを、多くの絵画・文学作品を援用しつつ明らかにする。著者30年にわたるライフワークここに結実。
麦城はドアを探そうと渇望していた。或いは彼は他の人よりももっと強烈に天国のドアを渇望していたのかも知れない。しかし、その詩の中で彼は巧妙にドアの内側世界外側世界に対する描写を避けた。そして彼はドアの内側にいるか、あるいは外側にいるかして、ドアのことを特に書いて生活についての懸念を示したのだ。本邦初訳。
山口百恵の引退スペシャル・ドラマが、放映から25年の時を経てビデオ化。都会に夢破れた男女が殺人事件に巻き込まれるというスリリングなストーリーを、宇崎竜童の音楽が華麗に盛り上げる。