本書には、常用漢字1945字、人名漢字、および日常生活でよく使用されているその他の漢字をあわせ、総数2500字を収録した。
五四運動の興奮冷めやらぬ激動の20年代。ひとりの青年が四川から放浪の旅に発った。中国奥地の密林、そこは漢族の文化とは異なる少数民族の世界であり、旅商人、渡世人、盗賊、麻薬密売人などアウトサイダーの世界であった。青年はそこで恋をし、悩み、憤り、哀しみ、「生きる」ということの意味を知る。この旅が、青年をひとりの作家として成長させた。『丁玲入門』『蕭紅伝』の著者による、現代中国を代表する作家・艾蕪の評伝決定版。
小林優子は三十三歳の人妻。子供は手を離れ商社マンの夫は出張がちの退屈な日々。夫のいない夜には女盛りの躰が火照り、欲望をもてあます。自然と指が自からを慰め…。そんな時、優子は誰かが覗ているような視線を感じた。筋向かいのマンションに住む青年らしい。期待に胸をふくらませる優子。が、電話をかけてきたのは中年の男だった(「夜の視線」)。表題作他、現代の不倫妻たちの妖しい性態を描く。
明治維新成立のカギは薩摩・長州の人口増にあった。仮説実験授業で知られる著者が、その大胆な発想で「乗り物の変遷」などを手がかりに歴史を読み解く。
フランス菓子を中心に、ドイツ菓子、ウィーン菓子も含めて50数種のレシピを紹介。作り方や飾りつけの細かい手順が一目瞭然。失敗しないコツも徹底解説。
和紙のいのちは自然のいのち。その永遠を願う書下ろし最新作。
角と桂が主力で活躍。第51期名人位獲得記念出版。