マザーコンピュータ「ジュリア」の暴走により、人形やアーマノイドによる人類への迫害が続く、統一世界暦307年。ジュリアに対抗しうる唯一の存在、超美形のスーパーヒーロー・イズミは、行方不明の「響子」を求めて旅を続ける過程で、しだいに人々の希望の星となっていった。拓己と省吾のふたりの有機融合によって出現するイズミが向かう先は京都。関西を牛耳る「白十字の岐世子」とは、すべての鍵を握るあの「響子」なのか。行く手には最強のアーマノイド「カスミ」の影もあり…。
スウェーデンの福祉が1つの理想であると考えられるようになって久しい。著者が厚生省からの初代のアタッシェとしてスウェーデン大使館に派遣された1980年前後にも、先進的な福祉を学ぼうと数多くの視察団が日本から訪れていた。介護問題への対応が待ったなしの課題となってきた昨今ではその数は増加の一途をたどっている。本書は、交流シンポジウムの記録に加えて、エーデル改革の概要とサービス提供の実際について新たに書き下ろし、さらにスウェーデンの福祉社会を考察して、シンポジウムで語りつくすことのできなかった「改革」とその「実践」を描こうとしたものである。
本書は、アメリカ自由詩の開拓者Walt Whitmanの詩集Leaves of Grassから代表的な作品を選び、6つのグループに分けたものである。Leaves of Grassの核心ともいうべき‘Song of Myself’(1855)、‘Crossing Brooklyn Ferry’(1856)、性を表白する作品、「最初の精神的危機」を反映した作品、南北戦争の詩とリンカン讃歌、戦後から晩年の時期の作品である。
最古の詩集『詩経』(「毛詩」)。本書は、周王朝の政治を中心とした「大雅」、天子・諸侯の征伐・饗宴等を中心とした「小雅」、先祖神霊を宗廟に祭って、その徳を讃美した「頌」を収録する。
不滅の光を放つ中国文学の精華。王勃・楊烱・盧照鄰・駱賓王など二十二詩人を収録。
李白、杜甫、王維ー豊かな抒情と高い格調が誘う時の原郷。「子夜呉歌」(李白)、「貧交行」(社甫)など名詩の数々。
作家別・時代順の新編集で465首を精緻、平明に解説。
歴世の心経写経の名品17点を、原寸大を中心にカラーで再現。名品それぞれの全貌を、著者の新説を織り込みながら詳細に解説。空海、良寛などの名筆に、迫力満点の拡大写真で迫る。心あたたまる極彩色の経絵を、場面説明つきで多数掲載。なぜ「一切」が入っているのかなど、心経の謎と秘密を「コラム」で解明。筆者がすすめる写経の心得と写経会・写経教室のご案内。四季折々の美しい自然に抱かれた写経の寺・慈光寺ガイド。写経の原寸大お手本ー「隅寺心経」「良寛の心経」「かな心経」-の3点つき。
北宋を代表する詩人蘇軾(蘇東坡)は、人間の不幸の裏側にも、彼のみにわかる幸福を見つけた。人間の善意の中に生きようと、数奇な生涯を送った純情詩人を豊富な図版と詳しい資料で紹介。
戦国末期に、南方揚子江流域の楚の国に、愛国詩人屈原を中心として、雄大な構想と浪漫的な詩想を持つ新しい詩が登場した。国家・社会に寄せる熱情的な詩「離騒」は『楚辞』の代表作である。
本書は、国際社会の組織化が急速に進行する現状において、旧来の伝統的国際法がどのような変容を迫られているか、ということを主たるテーマとしている。本書に収められた一二篇の論文は、現代の国際組織・国際社会が直面している諸問題の分析を直接的に行なう論文にとどまらず、近世・近代における国際法の基本問題を取り扱う歴史研究の論文も含んでいる。
宋の爛熟期の詩人黄庭堅(黄山谷)は、「換骨脱胎」「点鉄成金」を唱え、前人の詩句を活用して、新しい自分の詩を作りだした。中国の詩派の上で、大きな流れである江西詩派の開祖。
古代から漢・魏・晋・南北朝を経て随代に至るまでの、著名な詩・楽府・俚謡を、清の沈徳潜が選定した『古詩源』は、唐詩源流の詩の宝庫である。上巻は、西晋までを完訳で収録する。
格調高い揮毫のお手本集!!揮毫するにふさわしい含蓄ある仏教の名言を格調高い空海の文字で再現。色紙・少字数作品を揮毫する時に必備。