信長横死-織田家存続のため策を練る秀吉の前に、思わぬ事態が出来する。それは、お市の方の登場であった。市は信忠の嬌男・三法師を連れて安土城に現われ、秀吉を織田家乗っ取りをたくらむ謀反人に決めつけた。秀吉に助けを出す前田利家、市の側につく柴田勝家…織田家分裂の決定的瞬間が近づき、家臣の武将はそれぞれの思惑を秘めて動き出す。その頃、遙か東国に大きな波を引き起こしつつある男がいた。それは、反織田勢力に対抗すべく信州になだれ込んだ徳川家康率いる三河軍団。家康は、上杉と北条の二大勢力に挟まれ危機に陥った真田家と同盟し、上田城にあった。さらに上野をめざす家康は、天下を欲し始めていた。市に翻弄され後手に回る秀吉、市の甘言にのり出兵を決意する勝家、東国の支配をもくろむ家康…戦国乱世の再来が始まる。
昭和17年3月26日、竣工になったばかりの戦艦空母「武蔵」率いる零艦隊第二小隊は、傷ついた空母「蒼龍」を護送するために、ウェーク島へ急遽出撃することになった。ところが武蔵を守るべき新兵器「南海」に謎の故障が発生、哨戒機無しでの航行を余儀なくされる。敵潜水艦が跳梁する危険な海域へ、武蔵は決死の進撃を開始するが!?一方、南西太平洋上では、激しい航空戦が展開され、消耗戦の様相を呈しつつあった!!書下ろし戦争シミュレーション。
昭和16年、空母8隻に加え、従来の戦艦を改造した航空戦艦8隻による88機動艦隊が完成した。これを受けて山本五十六大将は自ら旗艦長門に座乗、陸奥、航空戦艦日向、伊勢、山城以下、連合艦隊主力部隊を直卒して出撃を開始した。途中、父島航空隊のミスによって1日遅れたものの、12月8日、兼ねての予定どおり南雲中将率いる機動部隊との連携で、オアフ島真珠湾を挟撃、壊滅させた連合艦隊は、さらに、帰路、ミッドウェー、ジョンストン、ウェークの3基地一斉攻撃を敢行する!!書下ろし戦争シミュレーション。
ドラえもんとのび太が戦乱・大事件の現場へ!卑弥呼、聖徳太子、源義経…。日本をゆるがした戦乱・大事件の中心人物に、ドラえもんとのび太が会いにいった。直撃インタビューで事件のなぞをときあかす。
流謫、閑遊、老境…。人生の諸相の感慨を寸言に凝縮した名句の宝庫。士大夫の心を現代に読み解く中野版「唐詩百選」。
昭和17年4月、日米戦が混沌とする中、アリューシャン列島に向かう零戦が一機、米軍の対空砲火によって湿原に墜ちた…。開戦劈頭、米軍から零戦を奪還した経歴を持つ若き海軍中尉伏見節雄に海軍軍令部瀬良中佐は「米軍の手に落ちる前に、零戦を破壊せよ」という命令を下す。伏見を敵中から救い出し、共に零戦を奪い返した無頼の船長佐々平四郎。米軍の捕虜となった経験を持つ海軍兵士たちとオーロラのたなびく空へ向け、九七式大艇を駆り、飛び立ったのだが…。軍人としての矜持とは?そして生きるとは何か?戦争に生きた漢たちの魂を抉る大好評シリーズ第二弾。
ヴァルター・ベンヤミンは、「歴史の収集家」であった。商品・博覧会、写真、鉄骨建築など、「近代」という歴史の断片を拾い集めながら、技術と大衆の“進歩”と“繁栄”に彩られた近代という「悪夢」からの「覚醒」を試み、時代に対して厳格な「否」の態度を崩さなかった。ベンヤミン論に先導的な役割を果たし続ける著者により、十九世紀の“根源の歴史”を見据えたベンヤミン像が立ち上る。
問題児ほどウマくいく、優等生ほどダメになる。母と子の自立に役立つ90のヒント。
全試験科目の基礎的な知識を厳選し、わかりやすく解説。まとめ・本文・囲み欄という構成で、学習の能率がグンとアップ。目で見て理解しやすい豊富な図表とイラスト。基礎づくりにも受験直前の整理にも最適。
可能性と希望にあふれる重慶の姿から、閉塞感に悩む日本が学ぶものは何か!躍進する内陸重工業地帯の最新動向を詳細に分析。
あたかも西洋人に和服を着せたかのようなー明治中期に登場した毛筆画教科書、この教科書に入れられた検定の朱筆は、高名な日本画家の絵に対してさえも、西洋の画法が要求されたことを示している。それはまるで、西洋人に和服を着せたかのような図画教育だった。
名古屋弁護士会民暴委員会のメンバーを中心にして、暴力団等による民暴事件の実例をもとに、闘いの記録とともに被害救済の具体策や教訓を明示する関係者必読の書。マフィア化する暴力団の現状を明らかにし、現下の民暴対策の問題点、将来への立法論・制度論を鋭く提言。
本マニュアルは、サービス利用者自身の意見を十分取り入れました。介護に一番必要な「利用者」の視点で編集され、介護サービスの原点に立ち返った、介護サービス利用者が実感する「質」の確保・向上をめざした内容となっています。
募金やアルミ缶をあつめて盲導犬の子犬を中部盲導犬協会に毎年贈りつづける子どもたちの物語。
我々は、21世紀以降の持続可能な社会の構築に向けて、社会経済の仕組みや、日常生活のあり方など、あらゆる側面を通して環境問題の改善に取り組んでいかなければならない。本書はその中で、主に日本について森林など陸上生態系の炭素の吸収・貯留能力に関する知識を整理し、その能力をいかに有効に発揮させていくかを検討するものである。
武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉…。戦国時代に大活躍したヒーローたちにドラえもんやのび太が直撃インタビュー。長篠の闘いや関ケ原の戦いのなぞがわかるぞ。
第1巻「田村隆一詩集」から30余年、160冊の「現代詩文庫」から、次代に残す名詩をえりすぐった全篇解説付アンソロジー。
フィリピンとマレーを陥落させ、ボルネオの産油地帯の確保も目処がついた矢先、ハルゼー率いる空母部隊に小笠原諸島が空爆を受けた。これはキンメルに代わって米太平洋艦隊の司令長官となったニミッツが、米軍の戦意昂揚のために立てた作戦だった。これに対し海軍大臣・山本五十六は米軍との決着を早急につけるべく、ジャワ島とニューブリテン島攻略を連合艦隊に指示した。そこで古賀司令長官は、栗田中将率いる戦艦部隊を先鋒に、大西中将の空母群を中堅に立て、自らは竣工したばかりの戦艦大和に座乗ししんがりとなって出撃する。迎撃するのはスプルーアンス率いる米太平洋艦隊。