僕はこの国を心から愛している。でも、自分が好きな「日本」という国は、もしかしたら存在しない幻の国なのかもしれないー。家族、子育て、礼儀作法、コミュニケーション、戦争、平和、義、人情…。三十年以上にわたり、全国を隈無く旅して来た著者だからこそ見える、どこかおかしいこの国の今。時に辛辣に、時にユーモアを交えつつ、しかしあくまで真摯に語り尽くした、日本と日本人への処方箋。
言語学の専門家が、これまでの文法書には書かれたことのなかった、ワンランク上の新しい英文法についてかみ砕いて解説していきます。否定文、受動態、そして5文型などについて、深く知るともっと多様な意味のとり方があることや、これまでの理解と違っていたりすることがわかります。
いま、世界のリーダーたちは、「物語」を熱く語って、仕事で成功している!-営業、企画、プレゼン・交渉、プロジェクト、部下指導…論理をはるかに超える、画期的な「物語力」。ビジネスに万能な「物語メソッド」は、基本の「型」さえ覚えれば、誰でもすぐに活用できる。本書では、実際に成功した人たちのケースをとりあげながら、その習得法を具体的に解説していく。
本書は、学問的な研究と実用的な英会話を結びつけようという試みで、英語学(語法研究)の方法を用いて「アメリカ口語表現」を詳しく解説したものです。英会話の第一歩は、覚えている定型表現(チャンク(塊り)と呼ばれる)を適切な場面で使うことから始まります。このチャンクを多く覚えることにより英会話の幅が広がります。本書ではForget it.やIt doesn’t matter.などの口語のチャンク、あるいはそれに準じる表現を50項目選んで収めています。
認めてもらいたいのに気持ちをハッキリと伝えられない。さみしいのに人と接すると居心地が悪い。気まずくなれば自分の殻に閉じこもり、非難されると不機嫌になる。だから摩擦を避ける。恥ずかしがり屋は「失敗するのが怖い」「他人から評価されるのが怖い」「断わられるのが怖い」「親しくなるのも怖い」。そして臆病になり、他人を警戒し、不信感を持つようになった人なのだ。「こんなこと言ったらバカにされる、嫌われる」と思っていませんか。我慢しないでちょっとだけ自分を信じてみたら、人づきあいが楽になる。
甲州弁274語について、その使用例、意味などを詳細に解説。
豊かな抒情性のなかに織り込まれた、先人たちの「よりよく生きるための叡智」。祖父母から孫へ、親から子へと語りつがれてきた言い伝えが、いま消え去ろうとしている。この情緒あふれる言の葉四九を厳選し、哀惜の思いを込めて綴る蘊蓄エッセイ。
人が観ている世界は、脳という劇場で演じられる芝居にたとえられる。舞台装置の延長に芝居があるように、装置としての脳の延長に世界が存在する。脳のしくみを解くことは世界の謎を解くことだ。「時間は流れない」「美人亡国論」「人体博物館を作れ」など、問題発言続出のラディカルな対談集。
自分の考えや思いがうまく伝わらないのは、相手が理解力に乏しいからではない。その伝え方に問題があるのだ。相手を「振り向かせる」「共感させる」「信用させる」「説得する」…など具体的手法を広告宣伝のプロが伝授。
魚喃キリコ、栗田有起、石田千、長島有里枝と飲んで語った初の対談集。角田光代のランチ写真日記、女同士で行きたい居酒屋情報も収録。