本書では、物語と呼ばれるジャンルを叙事詩の歴史にまで遡ってその特質を主としてジャンル論的な観点から考察し、さらに叙事詩の進化した形態である近・現代の小説の構造をさまざまな手法で分析することが試みられる。すなわち語りの形式、語り手の機能、視点、物語り状況、物語の時間構造、体験話法や内的独白といった技法の問題など、種々の具体的側面が明らかにされることによって、小説という形式に内包される可能性が探られる。第4章は、具体的な作品を対象にしてのテクスト分析と解釈の実践である。
人間はことばを作り、使い、そしてことばによって影響される。人間とことばの関係は決して自者と他者という固定的なものではなく、互いに影響しあって存在しているのである。そして万有の各々が先天的に相と性とを具えているとするならば、ことばもまた、外面に現われたる姿、すなわち相と、内面的不変の性質、すなわち性を具えていると見ることができる。本書は著者の今までの中国語に関する論文を収めたものである。第一章と第二章は、現代中国語の文法についての問題を扱っている。第三章は、日本語や英語との比較という観点から、中国語の表現について考えてみたものである。第四章は、それまでに取り上げた、どちらかと言えば表面にあらわれた問題ではなく、一般言語学的な概念や範畴に関する問題を扱ったものである。
「歌ことば」とは何か。「歌ことば」の歴史的展開を跡づけ、その変容と本質を究明する刺激的な論文集。歌語の発生と変容を歴史的に究明。
テクニカル分析の新境地では、ウィザードと称される「トレードの達人である12人の著者たち」が、トレードで成功するためのテクニックと戦略を明らかにしている。この本はマーケット関係者や個人投資家に対し、それぞれユニークで、実績に裏付けされた見地から、投資パフォーマンスを改善するツールの宝庫である。読者は、この12人のウィザードたちの重要なエッセンスと、応用が豊富な形で提示されている戦略・戦術に、大きな価値を見いだすことになるだろう。
「静けさの響き」の思索に、ハイデッガー哲学の結晶を見る。
インフォームドコンセントの内容、話し方、患者や家族への心遣いなどについて詳細に記述・解説した教科書。