むかし、ある山のてっぺんに3本の小さな木があって、それぞれがしょうらいをゆめ見ていました…それがこの、3本の木にまつわるアメリカの民話の始まりです。3本の木が抱いていた夢は、それぞれ思いがけない形で実現することになります。アンジェラ・エルウェル・ハントの独創的な文章が語りなおすこの物語は、世代を超えて、老若男女を問わず、読む人の心を惹きつけてきました。この版は、絵本の誕生25周年を記念して出版されました。この絵本が、新しい世代の人々にも喜びを与えることを祈りつつ。
本書は、単なる漢字練習帳とは異なり、現代の高校生や多くの若者が苦手とする「ことば」を使いこなす実力を養成する目的で編集したワークブックです。
日本的経営の桎梏が叫ばれている今、世界的普遍性をもつ本田宗一郎の経営哲学。
この本は、ジャズの歌曲の詩(あるいは歌詞)の意味を考える、解釈する、という趣旨の本です。
「寺山修司は生涯、私という問題を追求した芸術家だが、彼にとっては私という仕組みが問題で、個人としての寺山修司などは物語の一種にすぎなかった。〈生いたち〉や〈母〉を語った理由もそこにある」。寺山修司の生涯と仕事の意味を問い、寺山文芸の本質と演劇への展開の必然性を論究する。あわせて60年代を分析する作家論。
大覚者ラーマクリシュナの晩年の言行録を収めた「不滅の言葉」のベンガル語からの翻訳。イギリスやイスラム支配のもと、ヒンズー教徒の無力感は広まり深刻化していた暗い時代、宗教・民族、国家のわくをもこえたラーマクリシュナの奔放新鮮な思想と行動は、真理を求める人々に神の言葉を伝え、真理にふれる悦びを分かち与えた。
女性アナウンサーのしゃべり方にはどんなクセがあるか?若者はなぜ「それでーだからー」を多用するのか?アメリカで通じない日本人のカタカナ英語とは?国語辞書にはどんな欠陥があるか?…他。
70年前、カナダの田舎医師バンティングらによって発見された糖尿病の特効薬インスリン…。ノーベル賞が与えられたこの大発見の裏面には、研究者たちのただならぬ愛憎のドラマが渦巻いていた。
死の直前に訪れる「仲よし時間」に人は何を語ってゆくのか。安らかな死、感動の記録。
3年ぶりに再会した高校時代の同級生・飛楽太郎は、まるで言葉を失った寡黙な男に変貌していた。3カ月後、ぼくは見た。早朝の河原でサックスの練習に打ち込む彼の姿を…。精神・暴力・言葉をめぐって、70年代の一光景を鮮やかに写す表題作。奥日光連山で山岳清浄行に挑む5人の若者の、肉体と精神の限界に立さたれる厳しい試練と、組織をめぐる昏い罠を描く芥川賞候補作「滝」の2篇を収録。
短くてうまい言葉の名手はみんな使っている。スピーチに、手紙に、ミーティングに、活用・引用、自由自在。おまけに一年間、毎日の“ちょっといい話”を満載したカレンダー方式。語彙が倍増し、知性に磨きがかかり、話のネタが広がる、一挙三得の言葉の宝庫。あなたの言語生活が飛躍的にゆたかになる本。
夜の神聖さを宇宙とともに感じ、朝の太陽を地球とともに喜ぶために。そして、精神を神的世界へ飛翔させるためのマントラ集。
凶弾に倒れて25年。アメリカ南部での黒人解放運動を人間解放のための普遍的闘いの深みへと展開し、ノーベル平和賞を受賞したキング牧師の哲学と思想の「生きる記念碑」。