放浪しちゃえば?南極から北極まで気の向くままに数十カ国を旅して歩いた、約2年間の世界一周冒険旅行の記録。
本書では、岩手県のことばの特色を、地域性・生活習慣なども考慮に入れて解説し、その地域独特のことば(俚言)も新たに多数採集し、生活の中のことばとして表現する場面にも目を向け、地域のことばの全容を体系的にまとめました。また、分かりやすい解説を心掛けつつ、地域語の研究にも役立てるよう内容を高水準に保つように意を用いました。
開業医から大学に赴任して十年余、精神分析学を講じてきた著者が、精神分析学体系と実践的課題の間に著した論考をまとめあげたテキスト。言語的治療という特質を生かして、主にエディプス理論を本質とするフロイディアンの観点を漂い、理論を紹介し、症例を検討する。この参加しながらの人間理解によってたぐりよせられた対象関係の糸は、さまざまな図柄と間柄を織り成し、学派をこえて臨床現場にそのまま生かされる視野の広がりと思考運動を提供するはずである。
言語研究のすべてが一望できる。人工知能、心理学、脳科学など時代をリードするさまざまな分野で研究されているテーマー「ことば」。本事典は、各界の第一線で活躍する気鋭34名が総力をあげて書き下ろした初のハンドブック。「キーワード解説」つき。学生・研究者必携。
アリのことば、イルカのことばからストーリーは始まり、話をするサル、ネアンデルタール人、ホモ・サピエンスへと進み、ついに人類が初めて「ことば」を獲得した経緯、さらに世界中に様々な言語が生まれ、文字の発明があり、栄枯盛衰を繰り返すなか、われわれの世紀の到来、そしてラジオ・テレビなどマスメディアの影響、インターネットの出現などによって、今後われわれ人類の「ことば」はどう変わっていくのか?「世界語」となった英語の未来は?一気呵成に駆け抜ける壮大なヒストリー。
論理的思考力を育てる授業づくりを支える。「たとえば…」「だって…」「でも…」「まず…」「だったら…」「もしも…」の語り始めの言葉が新しい算数の世界を拓く。
本書は、「自動詞・他動詞、使役、受身」といったいわゆるボイスを扱っています。基本的な形と意味・機能を把握した後、文脈での使い方や類似表現との使い分けを学びます。
日本語には、この国の風土を考える「鍵」があるー。漢字の驚くべき力、「感じる」言葉と「見る」言葉、カタカナ語の不思議、そして島国独特の高度な適応力と外国観…。国語教育の問題から英語第二公用語論、さらには対米戦略まで、日本語を愛してやまぬ碩学三人が、日本の将来像を深く真剣に語り合った白熱の二十時間。
障害を視野に入れつつ、健常な子どもの言語発達を知る画期的入門。ことば以前のコミュニケーションから、様々な言語能力の発達、心の理解、読み書き能力等、幅広い枠組で基礎知識と最新情報を提供する。
まず原稿用紙の使い方、題のつけ方、段落の区切り方、そして中身は自分の一番言いたいことをあくまで具体的にー。活字離れと言われて久しい昨今ですが、実は創作教室、自費出版は大盛況、e-メールの交換はもう年代を問いません。日本人は物を書くのが好きなんですね。自分にしか書けないことを、誰が読んでも分かるように書くための極意を、文章の達人が伝授します。
社会構成主義によるケア論の革新、「ナラティヴ」の時代へ。ナラティヴ。このたった一つの言葉が臨床の風景を一変させた。「精神論vs.技術論」「主観主義vs.客観主義」「ケアvs.キュア」…二項対立の呪縛を超えて、「新しいケア」がいま立ち上がる。
知的発達は良好なのに、なぜあまりにも落ち着きがないのか?なぜ読み書きや計算が苦手なのか?なぜ友達と上手にかかわれないのか?ADHD、LD、HFPDD、軽度MRの“ちょっと気になる子どもたち”を包括的に解説した保健指導マニュアル。
言語に規則があるのは、人間が言語を規則的に作ったためではなく、言語が自然法則に従っているからであるー。こうしたチョムスキーの言語生得説は激しい賛否を巻き起こしてきたが、最新の脳科学は、この主張を裏付けようとしている。実験の積み重ねとMRI技術の向上によって、脳機能の分析は飛躍的な進歩を遂げた。本書は、失語症や手話の研究も交えて、言語という究極の難問に、脳科学の視点から挑むものである。
ワシントンへの自爆テロ。それがハイジャック犯の目的だった。ユナイテッド航空93便の乗客4人は、操縦桿を奪還すべくコックピットに突入したー。同時多発テロから1年、突入をリードした乗客トッド・ビーマーの未亡人が明かす感動の手記。