AIが発達しつつある今、改めて「言葉とは何か」を問い直す。AIと普通に話せる日はくるのか。人工知能と向き合う前に心がけるべきことは何か。そもそも私たちは「言葉の意味とは何か」を理解しているのかー「理論言語学」出身にして気鋭の作家が、言葉の「不思議」と「未解決の謎」に迫る。
古来、日本人は日常の言語に「あそび心」を込めてきた。なぞなぞ、しゃれ、掛詞、折句、判じ絵、回文、都々逸…『万葉集』から、なぞなぞの宝庫と言うべき中世、言語遊戯百花繚乱たる江戸、幕末・明治まで、ことばあそびという営みの面白さを紹介しながら、生きた言葉のワンダーランド、もうひとつの日本語の歴史へ読者をいざなう。
プレゼンの基礎からやさしく解説。英文の構成からスライド作成まで網羅。新学習指導要領「論理・表現1・2・3」対応。
学びの中心は学生の問題意識。『日本語を学ぶ/複言語で育つ』を使った協働的な学び。早大生による授業の提出レポートを特別公開!早稲田大学ティーチングアワードを受賞した人気教授の授業!
ブランダム、グライスら分析哲学の成果を踏まえ、問いと推論の関係、問いと発話の関係、質問と返答の関係を分析、意味論と言語行為論に新しい見方を提供する。
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●サルコペニアの概念が、Rosenbergにより1989年に世界で初めて提唱されてから30年が経過した。その後研究は進み、骨格筋量の低下と筋力/身体機能低下をもつ病態として定義されるようになり、我が国でも2018年より「サルコペニア」がレセプト病名となった。
●本特集では、リハビリテーション職種が高齢者の機能・活動・参加の最大化に貢献するために、知っておくべき筋疾患としてのサルコペニアの診断・治療・予防についての最新知見をまとめた。
●機能障害に対する標準的なリハプログラム・レジスタンストレーニングの処方や、栄養サポート、口腔・嚥下管理、地域連携などについて詳しく解説。
【目次】
サルコペニアの診断
サルコペニアと運動療法
サルコペニアと栄養療法
医原性サルコペニア
サルコペニアの嚥下障害
地域連携におけるサルコペニア対策
■連載
リハビリテーション職種が知っておくべき臨床統計:基礎から最新の話題まで
2. 統計ソフトの種類
重度障害、重複障害に対する私のリハビリテーション治療経験
4.運動障害と視覚障害の重複
オーストラリアのリハの現場より
第8回小児慢性疾患の移行期リハビリテーションの現状と課題
今伝えたい!脊髄損傷治療の現状と課題
5. 脊髄損傷と再生医療
筋電図を症例から学ぶ
11. 筋疾患
脳神経内科領域の診療ガイドラインup date
6.脳卒中治療ガイドライン2015【追補2019含む】~脳出血
こういう工夫でこんなに変わった!アドヒアランスやコンコーダンスを高めるリハビリテーション
10.変形性膝関節症
更生・康?・復健・リハビリテーション
第5回物理医学の展開とリハビリテーション
心に残ったできごとーリハビリテーション科の現場から
寝たきりになってしまった脳卒中患者はいつまでも寝たきりのままではない
学会報告第57回日本リハビリテーション医学会学術集会
第57回 日本リハビリテーション医学会学術集会
臨床研究
回復期リハビリテーション病棟に入院した脳卒中患者の自宅退院の可否を予測したロジスティック回帰分析のレビュー
臨床経験
両下腿義足歩行時の身体負荷軽減に関する検討を行った1症例
形態論の研究史と現代の多様な形態理論を概観し、言語学における各形態論研究の位置を確認した後、英語と日本語で具体的トピックを解説する。英語では名詞化における、動名詞、事象的派生名詞、指示的派生名詞の機能的な区分と各種形態との間の対応づけを議論する。日本語では、屈折、派生、動詞活用、各品詞の複合語、並列表現、擬音語・擬態語について、問題点を整理する。さらに項構造、語彙概念構造、生成語彙論も扱う。
語彙意味論の研究は、従来動詞中心に展開してきたが、近年の新たな理論的な発展の結果、これまであまり注目されてこなかった名詞の研究への関心が高まってきている。本論文集は、近年、特に注目を浴びている名詞の文法的役割について、日英語に限らず諸言語にも目を向けながら、文レベルや語レベルのさまざまな文法現象を詳細に分析し、新たな知見をもたらす画期的な成果を著した論考を集結した語彙意味論の最新論文集である。
人間関係でもう失敗しない!「自分は正しい」「相手は間違っている」と思ったときに読む本。
有限の手段を無限に用いることによって無数の言語表現を作り出す人間精神の働きこそが言語の本質であると指摘したフンボルト、行動主義心理学に基づく言語研究を徹底的に批判し、心・脳がもつ内在的言語能力の研究としての言語学を提唱したチョムスキー、言語の生物学的研究に関する総合的枠組みを提示したレネバーグを取り上げる。
自然会話コーパスは、日本語コミュニケーション教育のためのアイデアや実例の宝庫である!自然な会話は、自然会話からしか教えられない!本書では、国内外で活躍する気鋭の研究者が、『BTSJ 日本語自然会話コーパス』という材料を自由に料理し、ポライトネス、会話のストラテジー、会話のスタイルという観点からコミュニケーションの解明をめざすとともに、日本語コミュニケーション教育へのヒントを提示する。
本書は、西洋の翻訳理論を土台とし、言語学的アプローチに基づく古典的な翻訳理論群から、文化翻訳を含む最近のモデルまで翻訳理論の展開を考察している。焦点になるのは、等価、機能主義、記述的翻訳研究、翻訳の不確定性、ローカリゼーション、文化翻訳といった中核的パラダイムおよびその関連理論である。ポストモダン・カルチュラルスタディーズや社会学のモデルとして翻訳を扱うアプローチにも触れ、従来の翻訳の概念を超えた取り組みが紹介されている。各理論の系譜や繋がり、パラダイム間の相違点、また、各パラダイムに対する批判あるいは擁護が明確に提示され、各章末の課題によって、翻訳事象に対する読者自身の問題意識を喚起しようとしている。著者の翻訳学への情熱と健全な批判精神がみなぎる一書である。