本書でチョムスキーは人間の自然本性としての言語と心と脳の関係についての考察を発展させ、言語研究から近年成長著しい脳科学の成否を指摘している。明快な序文、詳細な論考に続き、チョムスキーの洞察力に満ちたインタヴューが、わかりやすく簡潔に最新の言語理論へと導いてくれる。そのおかげで、彼の唱える生物言語学と極小主義プログラムが誰にでも理解しやすくなっている。そして、社会と政府における知識人の役割についてのエッセイで本書を締めくくっている。
日本に暮らす外国人の数の増加にともない、生活に関わる様々な場面で「言葉の壁」の問題が浮上してきています。本書では、このような場面で言葉の橋渡しをする「コミュニティー通訳者」の役割と仕事の特徴、必要とされる資質などについて、司法、医療、学校、行政などの分野ごとに詳しく解説します。
今日、大量の情報が流れているが、価値観の多様化や視覚優位の波をうけ、ことばの力はむしろ弱まっている。あいまいな思考、矛盾した論理、無責任な主張がまかり通っている。ことばが人間のあらゆる営為にかかわるとすれば、言語分析はことばに埋め込まれている人間の認知・思考・価値観・社会状況などに届くものでなければならない。ことばの復権とともに言語分析のあり方を探っている。
本書は人名(キャラクター名、芸名、愛称)や会社名などのネーミングに言語構造・規則がどのように関わっているかを考察した本である。ハリー・ポッターやドラゴンボールといった人気の小説・漫画や、日常的な言い間違い、赤ちゃん言葉などから具体的な例を引いて、日英語のリズムや音節構造を解説した。
類書中最多の6万6200項目収録。手紙・メール・報告書・レポート・論文・翻訳…文章を書くときに、俳句・短歌を詠むときに、ぴったりの言葉が簡単に引き出せる、使いやすい決定版類語辞典誕生。
翻訳とは、実際どのようなものなのか?本書は、その歴史と、近現代の翻訳理論をテーマ別に紹介するとともに、実践的な観点から翻訳の作用を分析する。言語の次元のみに限定されない、多様化する翻訳の現在についても解説。豊富な具体例によって、そのメカニズムを明快に論じた翻訳論の入門書。
共生社会フィンランドの「言語権」と「言語多様性」。
不用意な言葉で人を傷つけていることがあります。それがきっかけで人間関係が崩れていくのです。仕事上では上司、同僚、部下からの信頼を失い、プライベートでは友人、パートナーを失うことだってあるのです。就職活動に、仕事に、プライベートに。この一冊で人間関係がうまくいく。
司会者としての心構えと接客マナー、トラブル対処法からご祝儀に対する考え方まで…。「現役ならでは」の実践司会テクニックを完全公開。
長嶋が青春だった。夢中で何かを追いかけてたあの頃。熱くて、せつない、あの青春がよみがえる。われらの年代しかわからない超難度パズル。
われら70年代、極・超難度パズルに挑戦。
「サザエさん」の磯野波平役30年ー声優歴40年の永井一郎が朗読のポイントを楽しくわかりやすく伝える朗読のススメ。
本問題集では、あらためて基礎的問題を200問作成し、さらに、これまで出してきたものの中から厳選された100問を追加し、合計300を収載したものである。
あいさつの文例、マナーを収録したCD-ROMつき。
“正しい話し方”では運はつかめない!「敬語も使えない」「ズケズケ言う」のになぜかかわいがられる人の秘密。本書には、運が悪かった人たちが話し方や言葉を変えて、運をよくしていった実例が紹介されています。
本巻では、認知言語学の研究パラダイムを背景にした言語習得の研究を、用法基盤モデルの観点から解説する。特に、構文の習得過程に焦点をおき、一語発話、二語発話、ゲシュタルト構文、動詞島現象、スキーマ化のプロセス、構文交替現象、構文の拡張と創造的言語使用など、言語習得にかかわる主要テーマを取り上げ、これらの言語習得の問題を体系的に解説する。これまでの生成文法中心の言語習得観とは異なった、新たな方向を探求していく。