英・独・仏・西・伊・露語-の豊富な体験に裏づけされた「日本人にあった」効果的語学上達法。
言語学からの新しい提言です。アリストテレス以来、未だ定説を見ていない“メタファー”の分析、ベルクソン、フロイトたちが追究してきた“笑い”の本質-これらの永遠のテーマに、今世紀最強の武器をひっさげて、挑む。
様々な言語・民族・宗教が渦巻き、ヨーロッパの火薬庫と呼ばれたバルカンー言語地理学を志した著者の初の海外調査先は、その中でも危うい平和と統一を保っていた旧ユーゴスラヴィアだった。暖かい人々と複雑な民族社会の中で言語調査に取り組んだ日々をユーモアと哀しみをこめて語る。言語学者のバルカン体験記。
掲載してある例はいずれも応用性に富むものであるように努めました。当面する挨拶・スピーチに役立ちそうな例をピックアップすれば、そこに話しかたのヒントが得られ、なかには語句の一部を改めれば、ほとんどそのまま利用できる例もあると思います。
日常あたりまえのように使っている言語。しかしその本質をつかむのは簡単ではない。これまで人間は言語をどのようにとらえようとしてきたのか。あらゆる言語に共通する性質は存在するのか。本講座全体の基礎として、言語についてのさまざまな考え方と最新の情報科学的見方を紹介し、言語を科学的にとらえるアプローチを提唱する。
「たけやぶやけた」などのような回文・回文語2297種を115の項目に分けて収録したことば遊びの事典。
辞書は“引く”ものではない!発想転換、情報収集、書く、話す、ひとづきあい…にフル活用する知恵集。
本書は1992年から1994年にかけて2回に分けて行なわれた、東京外国語大学語学研究所の主催による連続講演会「世界の言語」を出発点としている。一般の読者のための言語入門の手引となる参考書。サンスクリット語など古典語はもとより、主要な国語からアイヌ語・満洲語のような話者数の少ない言語も含めて、日本と関わりの深い23言語を収録した。
言語の習得を通して感性は変容を遂げ、世界は直接開かれる。ウィトゲンシュタイン、マクダウエルらをベースに考える。
辞書というのは単に日常生活の上で「必要があって」だけ引くものではない。辞書とは、時に共に言葉の海で戯れる友であり、時には敬うべき師であり、またかけがえのない伴侶であったりもするのである。この奥深くも魅力的な辞書という書物をめぐって、各界のいずれ劣らぬ卓抜した言葉の遣い手たちがつづる珠玉のエッセイ集。
人に好かれる話し方の基本から、要領よく話すコツ、敬語の正しい使い方、相手のプライドを傷つけない法、人間関係にプラスになるほめ方、叱り方、ちょっとしたスピーチまで、“かゆいところに手が届く”本。
アクセント、トーン(声調)、イントネーション、…どの言語も何らかの形で持っている「音調」とは何なのか。日本語諸方言に加え、朝鮮語、中国語など東アジア諸言語の共時的な音調体系をも探る中で、日本語にも「語声調」方言があることなど、類型論的な広い視点からの研究成果を明らかにする。語構成や文構造と音調との関係など、ヒトの言語のもつ音調の本質を明らかにし、日本語アクセントについても、新たな光を当てる好著。
どんな簡単な外国語を訳すときでも、我々はそこで“異文化”をつきつけられる。言葉と文化を橋渡しする「翻訳」とは、いかなる行為なのか。翻訳者の腕の見せ所は、どのようなところにあるのか。従来、経験やセンスの問題と片付けられることが多かった翻訳を、「日欧の言語・文化の比較」という視点がとらえ、合理的に解明する。よりよく翻訳する力をつけるための翻訳論入門。
外国の研究者と交わり、外国語の文献を読み、外国語で論文を書く…。十七人の碩学が、それぞれの学問人生における外国語との関わりを語り、経験を通して身につけた独創的学習法を公開する。
世界に言語はいくつある?一番難しい言語は何?史上最大の言語学者とは?外国語は五百語覚えれば何とかなる?一人しか話さない言語?…「ことばに貴賤なし」を唱え、世界じゅうの言語を追いかけることばの達人が指南する魅惑と神秘の世界への旅。
言い返す、同意する、話をかわす…そのとき最も効果的な一言のために。議論の決め手になるのは正しさより「もっともらしさ」。