外国の研究者と交わり、外国語の文献を読み、外国語で論文を書く…。十七人の碩学が、それぞれの学問人生における外国語との関わりを語り、経験を通して身につけた独創的学習法を公開する。
重い知的障害をもちながら20ヵ国語を読み、書き、話すクリストファの謎、その知的障害と非凡な言語能力との極端なズレをどう理解するか。彼は、人間一般の脳のしくみと働き、言語と思考の関係について何を語るか。
高速大量の情報を筆記するための文字書き行動である速記は、録音技術の発達、ワープロやパソコンの普及した情報化時代においても知的な技術として見直され、変化しつつも、さらに新しい時代のOA機器にその技能や発想が活用されている。本書は古代ローマに起こり、日本では明治十五年の講習会以来、国会、地方議会、裁判所で活躍し、聴覚障害者のための筆記通訳ボランティアへの広がりもみせている速記の世界への具体的入門書。
膨大すぎてどこから調べたらよいか途方にくれてしまうインターネット情報。本書はそんな中から目的別に、すぐに役立つ重要サイトを網羅的に収録しました。いわば、インターネットという迷路をわたりきるための決定版ガイドブックです。この本一冊で、政治・経済からフランス文学・映画まであらゆる調べものに対応できます。なお、本書はリサーチサイト・アリアドネと連動しており、最新情報はアリアドネでアップデートされていきます。
『革命の中の革命』より「メディオロジー的転回」へ。ドブレ思想の新たな着地点を示す記念碑的著作ついに刊行。
英語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ドイツ語で旅行に必須の表現を見やすく表示。カタカナ読みがあるので、初めての人でもすぐに使える。日本語から引ける単語集付き。コラムでヨーロッパ最新情報も。5か国語の料理用語とメニューで食事の時にも困らない。
英語を第二公用語に、という提言が出された。しかし、中高だけで6年間も学習したのに、満足にしゃべれないのはなぜ?寝ている間に学べるとか、テープを毎日聞くだけで上達するとかの広告は本当?子どもは言語の天才だが、大人になったら手遅れ?共にバイリンガルの研究で有名な著者が、外国語を学ぶという複雑な営み(それはドラマだ!)の姿を、脳、言語、心、自己、文化という五つの視点から初めて全体的に明らかにした本。
統計によれば、日本人で外国に行く人が毎年一千万人以上、日本にやってくる外国人が四百万人ともいわれています。現代の日本は、まさに「内が外」に、「外が内」になった時代を迎えました。だからこそ今、通訳者の仕事が注目されているのです。と同時に、たとえそれを職業としなくても、ボランティアとして通訳する機会も、格段に急増しています。本書は、そうした国際化時代が進む中で、通訳という仕事に興味をお持ちになっている方々のために、学習の参考になればとの思いで書かれた本です。
翻訳を通じて外国文化に魅せられた日本人がいかに異質の文化を取入れていったか。泡鳴、上田敏、堀口大学、鴎外、二葉亭四迷その他近代文学の巨人たちと翻訳とのかかわり方を実証し、日本語と外国語との出会いの中からどのような新しい表現を生みだしてきたか、また我々の言葉のもつ可能性をも考察する。
好きなときに好きなページを開き好きな箇所だけ好きなふうに読んでいただくのがこの本のポジティブな使い方です。
ことばは売り買いされている。言語によって語学学校の授業料や辞書の価格が異なるのはなぜか。方言みやげの売れる地域はどこか、売れない地域はどこか。いちばん低コストで効率よく覚えられる言語は何か。「値段」というユニークな視点から、日本語を中心に言語市場の裏側を探る。
本書は、言語圏の諸問題をあつかった批評的エッセー22篇を収めている。“読み”を“コード化”としてとらえる「読書のエクリチュール」をはじめ、意味の戦いをめぐる「修辞の分析」と「文体とそのイメージ」、さらに、文学テクスト(フローベールやミシュレ)における写実・描写に関する卓抜な論考「現実効果」など、バルトの多様な、しかし一貫したテクストを集成。また、ブレヒト、ヤーコブソン、バンヴェニスト、ジュネット、クリステヴァなどについて書かれた書評・オマージュは、バルトの、暖かな人間的共感に満ちている。
大勢の人を前に話すのは誰にとっても気が重いもの-。気のいい人、マジメで誠実な人ほど、ちょっとの不安でもアガりやすい…。でも、大丈夫!マイペースを保つためのちょっとした工夫、不安のタネを潰す事前の準備、そして、ふだんからの自己改造、これさえできればもう、“場のフンイキ”に呑まれない!勇気をふるって場数を踏もう!結婚式の司会から、朝礼、自己紹介のスピーチまで、ドキドキ・ビクビクさようなら。
「誰であろうが説得してしまう術」として知られるレトリックとは、どのようなものか?本書は、いにしえの訴訟記録や文学作品のほか、二十世紀の政治家の弁論や宣伝広告においてのコピーなどからも具体的な事例を拾い、ギリシア時代から育まれてきたレトリックの歴史と仕組みを、わかりやすく解説する。
「言いたいことが伝わらない」「話したあとで、後悔する」…会話に自信がないあなたへ。小学生から総理大臣まで、たくさんの日本人と会話してきた欽ちゃん流・しゃべり方の極意。
暗号の歴史は、秘密を守ろうとする人間と暴こうとする人間との、暗号作成者と解読者との、果てしなき攻防戦といえる。本書は古代ギリシャの昔からインターネット全盛の今日まで、その攻防の歴史を集大成したもの。なかでも世界史に大きな影響を与えた暗号と、それに関わった人々のドラマを描いたくだりは詳細で、かつ面白い。
日本人、アメリカ人、こんなに違う考え方…21世紀アメリカとのつき合い方が見えてくる。通訳に興味のある人、もっとアメリカを知りたい人、そして日本人を知りたい人に贈る一冊。
本書はdysarthriaについての教科書をつくることをめざして執筆された。まず運動障害性構音障害の臨床の枠組みについて述べたあと、話しことばの生成についての解剖、生理学的事項について解説し、またことばの音に関する基本的知識を整理した。そのうえで各種の神経障害の臨床的特徴について述べ、それぞれに伴う構音障害の病態とその評価、治療・訓練について、できるだけ最近の知見を盛り込むように努めながら記述した。